・写真①朝食のオムレツ作り。
・写真②:黄身は白色。
あなたは、卵の黄身の色は「黄色」と思い込んでいませんか。2024年2月にケニアのナイロビを旅行したのですが、宿泊したホテルの朝食でシェフが作るオムレツの卵の黄身は「白色」でした(写真①②参照)。
初めての経験で驚いたのですが、調べてみると、黄身の色はえさの種類や配合割合によって変わるのだということです。栄養価や味には直接関係なく、要は、カロテノイドという自然界に存在する黄色や赤色の色素が影響し、とうもろこしやパプリカの配合が多いと濃いオレンジ色になり、飼料米の配合が多いとクリーム色になるのです。鶏の体内ではこのカロテノイドを合成することができないので、カロテノイドを含む飼料で色や色の濃淡を調整しているのだそうです。
料理は見た目でも味わうといわれますが、美味しいと感じる卵の色は国や地域等によって異なるようです。例えばですが、生卵を食べる日本人は、卵かけご飯の卵の黄身が白米と同じ白色では美味しいと感じないのではないでしょうか。白色のだし巻き卵も美味しそうとイメージできますでしょうか。
そもそも「黄身」という名前からして、日本では昔から黄身は黄色なのでしょう。
ちなみに、卵の殻の色も栄養価に関係はなく、鶏の品種によって赤玉や白玉かが決まるそうです。
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