午前6:54 · 2020年6月4日
英国の思想家トマス・ホッブズの著書「リヴァイアサン」(1651年)の口絵
ホッブスのリヴァイアサン。そこからのリバタリアン、リバタリアニズムは分かりにくいい。ネオリベラリズム新リベラリズムと同じで実は定義しようのない語彙かもしれない。現代思想だって同じように定義できない。使う人に依って意味が違い過ぎて困る。
午前7:10 · 2020年6月4日
午前7:52 · 2020年6月4日
by龍隆2020.6.4
【オピニオン】トランプ大統領のホッブズ主義を読み解く - WSJ By BRET STEPHENS2017 年 2 月 8 日 14:05 JST https://t.co/DoryIy0EtD
— たつ たかし龍 隆-おはら野 (@owarano1951) June 3, 2020
英国の思想家トマス・ホッブズの著書「リヴァイアサン」(1651年)の口絵
ホッブスのリヴァイアサン。そこからのリバタリアン、リバタリアニズムは分かりにくいい。ネオリベラリズム新リベラリズムと同じで実は定義しようのない語彙かもしれない。現代思想だって同じように定義できない。使う人に依って意味が違い過ぎて困る。
午前7:10 · 2020年6月4日
リバイアサンLeviathan、ホッブス1651年。口絵人々の願いが集まって、王冠をかぶった海の怪神リバイアサンになる。王冠をティアラに変えたら、こころ優しき自由な皇女皇室アルバムになるだろう。危険な妄想だよな。 pic.twitter.com/AbqzmWJcBr
— たつ たかし龍 隆-おはら野 (@owarano1951) June 3, 2020
午前7:52 · 2020年6月4日
「リヴァイアサン - あるいは教会的及び市民的なコモンウェルスの素材、形体、及び権力」「市民的なコモンウェルス」が絶体王制に結びつきそれを形成するということ https://t.co/AcoXcujcka
— freire (@freiresel) June 3, 2020
by龍隆2020.6.4
WSJ2017年2月8日: トランプ大統領のホッブス主義を読み解く_オバマ前大統領の「謝罪」に激怒した保守派、トランプ氏の米国非難は?
By BRET STEPHENS2017年 2月8日 14:05 JST
https://jp.wsj.com/articles/SB11367774349816344181604582608441471373790
筆者のブレット・スティーブンスはWSJ論説室の副委員長
***
まず、これは疑う余地がない。もしも米国とウラジーミル・プーチン大統領率いるロシアが道徳的に等価であると示唆したのが、ドナルド・トランプ米大統領ではなく、バラク・オバマ前大統領だったなら、共和党の政治家たちがテレビのインタビューで手短に異論を唱えつつ税制改革に話題を転換しようとはしないだろう。
もしもFOXニュースのビル・オライリー氏がプーチン大統領は「人殺しだ」と述べたのに対し、「われわれの側にも殺人者はたくさんいる。わが国が潔白だと思うのか?」と言い返したのが、3週間前までの大統領だったなら、保守系の論客がこの発言を「不可解」または「厄介だ」と切り捨てるだけで終わることはないはずだ。彼らはそれを道徳上の背信行為と呼び、次の選挙までの4年間、同じ場面を連続再生モードにするだろう。
オバマ前大統領は就任直後の2009年、米国が過去に残した汚点について特定の言及を避けながらも遺憾の意を表す一連の演説を行った。例えば「米国はわれわれ自身の歴史の暗部の一部に今なお向き合っている」。そして「われわれはいくつかの過ちを犯した」という具合に。「謝罪する」という言葉は一度も口にしなかったが、いわゆる「謝罪ツアー」だった。保守派はこれに関していまだに怒りが収まらない。
筆者の過去のコラム
オバマ外交にふさわしい結末
米国は停滞する運命にあるのか
如何にして心配するのを止めてプーチン氏を愛するようになったか
ポピュリスト、経済ではなく正義への不満
今回、トランプ大統領は米国について謝罪したのではなく、米国を非難した。今までどの現職大統領も元大統領も使ったことがない異例の言葉遣いだった。それは米国に対する極左の中傷を間違いなく正当化する方法であり、恐らくそこまで計算ずくだった。仮にあなたが、ジョン・F・ケネディ元大統領を暗殺し、麻薬のまん延を裏で首謀し、意図的なうそで米国をイラク戦争に誘導したのは米中央情報局(CIA)だ――プーチン体制の実際の行動と道徳的には肩を並べる陰謀説だが――と信じているならば、この大統領はうってつけだ。
いや、トランプ氏はもっと悪い。
左派があれこれ国を非難するのは、根拠の有無は別として、大抵は道徳上の目的がある。米国人を恥じ入らせ、よりよい行動へ導くことだ。われわれは人種差別主義者とならないために、奴隷制度の邪悪さや(米国南部の人種分離を合法化した)ジム・クロウ法を思い起こす。大国のおごりを食い止めるために、ベトナム戦争の失敗を詳しく語り伝える。自由な市民社会の重要性を強調するために、マッカーシズム(赤狩り)の迫害を振り返る。
これと対照的に、トランプ氏の目的は、誤った行動を繰り返さないことではない。それを許容することだ。そう解釈すると、プーチン氏の行動はわれわれと大きな違いはない。むしろより正直で効果的だ。米国は過激派組織「イスラム国」(IS)を確実に打ち負かせるだろう――もしもロシアがシリア北部の都市アレッポを破壊し尽くしたように、罪の意識に妨げられることなく、イラク北部のIS拠点モスルに無差別爆撃を仕掛けることができればの話だが。米国はイラクで優位に立っていただろう――もしも善意の解放者ではなく、悪びれない征服者として振る舞い、平然と原油を横取りしていればだが。
「食うか食われるか」の現実
こう考えれば、トランプ氏が米国は例外的存在だという見方を信じず、その見方は「世界を侮辱している」と言い、国家としてのわれわれの権利やチャンスに不当な重荷を課していると見なすのも説明がつく。度量の大きさ、公正な対応、規範を示す存在、双方が得する解決策、「丘の上の町」(訳注・世界中の目が注がれる公正な社会を指す)といった理想論はすべて、トランプ氏の頭の中では、食うか食われるかという人生の現実を無視したお人よしの逃げ口上だ。トランプ氏は言ってみれば、米国初の「ホッブズ」主義の大統領なのだ(訳注・トマス・ホッブズは17世紀の英国の思想家で、社会の自然状態は各人が互いの権利を侵害し合う「万人の万人に対する闘い」だととらえ、平等な社会契約に基づく人工国家の形成などを唱えた)。
こういう物の見方は相対主義や愛国主義など右派・左派含めた幅広い層を取り込むため、その政治的潜在力を過小評価するのは誤りだろう。われわれが他の国より優れていなければ、他の国と同じように行動すればよいではないか。「自由世界」や「自由な国際秩序」といった表現が、ダボス会議に集まるエリート層がデトロイトに住む労働者階級を欺くためのイデオロギー上の策略であるならば、なぜそのために命も財産も犠牲にしなければならないのか。ナショナリズムは通常、真面目な道徳観が表出したものだ。しかしトランプ氏の非凡な才能は、これを不信感の表現へと転換した。
この不信感を打ち負かすのは簡単ではない。現在、ロシアの反体制活動家ウラジーミル・カラムルザ氏が2度目の毒を盛られ、モスクワの病院で深刻な容体に陥っている。誰が犯人かは容易に想像がつくだろう。トランプ氏がこれを承知していると仮定すると、大半の米国人がカラムルザ氏の運命について自分と同じくらい無関心だと踏んでいるのは間違いだろうか?
保守派にとってより重大な疑問は、世界に対するトランプ氏の悲観論がこれから先彼らにどのように影響するかだ。ベン・サス上院議員(ネブラスカ州選出)ら共和党の重鎮は、明らかに憤まんやるかたない態度だが、確実にその政治的な代償を払わされるだろう。一方、大統領の粗野な発言にいちいち反応するのは愚かだと考え、だんまりを決め込む人々もいる。ただ、沈黙はすなわち黙認の意味だと見なされるリスクがある。さらに言えば、ウィンストン・チャーチル元英首相やロナルド・レーガン元米大統領の説得力ある言葉で信念を確立した保守派の面々が、いつから言葉をこれほど軽んじるようになったのか?
ちなみに2月6日は、故レーガン氏の生誕から106年目だった。第40代米大統領を務めた同氏は恐らく映画スターという経歴のせいで、米国人は誰もが似たり寄ったりの状況よりも、善良な人間が悪人に高らかに勝利するストーリーを好むことを知っていた。保守派はトランプ氏が政治的なフィルム・ノワール(退廃的な犯罪映画のジャンル)へといざなうのを警戒すべきだ。その結末は決まって荒涼としたものだから。
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まず、これは疑う余地がない。もしも米国とウラジーミル・プーチン大統領率いるロシアが道徳的に等価であると示唆したのが、ドナルド・トランプ米大統領ではなく、バラク・オバマ前大統領だったなら、共和党の政治家たちがテレビのインタビューで手短に異論を唱えつつ税制改革に話題を転換しようとはしないだろう。
もしもFOXニュースのビル・オライリー氏がプーチン大統領は「人殺しだ」と述べたのに対し、「われわれの側にも殺人者はたくさんいる。わが国が潔白だと思うのか?」と言い返したのが、3週間前までの大統領だったなら、保守系の論客がこの発言を「不可解」または「厄介だ」と切り捨てるだけで終わることはないはずだ。彼らはそれを道徳上の背信行為と呼び、次の選挙までの4年間、同じ場面を連続再生モードにするだろう。
オバマ前大統領は就任直後の2009年、米国が過去に残した汚点について特定の言及を避けながらも遺憾の意を表す一連の演説を行った。例えば「米国はわれわれ自身の歴史の暗部の一部に今なお向き合っている」。そして「われわれはいくつかの過ちを犯した」という具合に。「謝罪する」という言葉は一度も口にしなかったが、いわゆる「謝罪ツアー」だった。保守派はこれに関していまだに怒りが収まらない。
筆者の過去のコラム
オバマ外交にふさわしい結末
米国は停滞する運命にあるのか
如何にして心配するのを止めてプーチン氏を愛するようになったか
ポピュリスト、経済ではなく正義への不満
今回、トランプ大統領は米国について謝罪したのではなく、米国を非難した。今までどの現職大統領も元大統領も使ったことがない異例の言葉遣いだった。それは米国に対する極左の中傷を間違いなく正当化する方法であり、恐らくそこまで計算ずくだった。仮にあなたが、ジョン・F・ケネディ元大統領を暗殺し、麻薬のまん延を裏で首謀し、意図的なうそで米国をイラク戦争に誘導したのは米中央情報局(CIA)だ――プーチン体制の実際の行動と道徳的には肩を並べる陰謀説だが――と信じているならば、この大統領はうってつけだ。
いや、トランプ氏はもっと悪い。
左派があれこれ国を非難するのは、根拠の有無は別として、大抵は道徳上の目的がある。米国人を恥じ入らせ、よりよい行動へ導くことだ。われわれは人種差別主義者とならないために、奴隷制度の邪悪さや(米国南部の人種分離を合法化した)ジム・クロウ法を思い起こす。大国のおごりを食い止めるために、ベトナム戦争の失敗を詳しく語り伝える。自由な市民社会の重要性を強調するために、マッカーシズム(赤狩り)の迫害を振り返る。
これと対照的に、トランプ氏の目的は、誤った行動を繰り返さないことではない。それを許容することだ。そう解釈すると、プーチン氏の行動はわれわれと大きな違いはない。むしろより正直で効果的だ。米国は過激派組織「イスラム国」(IS)を確実に打ち負かせるだろう――もしもロシアがシリア北部の都市アレッポを破壊し尽くしたように、罪の意識に妨げられることなく、イラク北部のIS拠点モスルに無差別爆撃を仕掛けることができればの話だが。米国はイラクで優位に立っていただろう――もしも善意の解放者ではなく、悪びれない征服者として振る舞い、平然と原油を横取りしていればだが。
「食うか食われるか」の現実
こう考えれば、トランプ氏が米国は例外的存在だという見方を信じず、その見方は「世界を侮辱している」と言い、国家としてのわれわれの権利やチャンスに不当な重荷を課していると見なすのも説明がつく。度量の大きさ、公正な対応、規範を示す存在、双方が得する解決策、「丘の上の町」(訳注・世界中の目が注がれる公正な社会を指す)といった理想論はすべて、トランプ氏の頭の中では、食うか食われるかという人生の現実を無視したお人よしの逃げ口上だ。トランプ氏は言ってみれば、米国初の「ホッブズ」主義の大統領なのだ(訳注・トマス・ホッブズは17世紀の英国の思想家で、社会の自然状態は各人が互いの権利を侵害し合う「万人の万人に対する闘い」だととらえ、平等な社会契約に基づく人工国家の形成などを唱えた)。
こういう物の見方は相対主義や愛国主義など右派・左派含めた幅広い層を取り込むため、その政治的潜在力を過小評価するのは誤りだろう。われわれが他の国より優れていなければ、他の国と同じように行動すればよいではないか。「自由世界」や「自由な国際秩序」といった表現が、ダボス会議に集まるエリート層がデトロイトに住む労働者階級を欺くためのイデオロギー上の策略であるならば、なぜそのために命も財産も犠牲にしなければならないのか。ナショナリズムは通常、真面目な道徳観が表出したものだ。しかしトランプ氏の非凡な才能は、これを不信感の表現へと転換した。
この不信感を打ち負かすのは簡単ではない。現在、ロシアの反体制活動家ウラジーミル・カラムルザ氏が2度目の毒を盛られ、モスクワの病院で深刻な容体に陥っている。誰が犯人かは容易に想像がつくだろう。トランプ氏がこれを承知していると仮定すると、大半の米国人がカラムルザ氏の運命について自分と同じくらい無関心だと踏んでいるのは間違いだろうか?
保守派にとってより重大な疑問は、世界に対するトランプ氏の悲観論がこれから先彼らにどのように影響するかだ。ベン・サス上院議員(ネブラスカ州選出)ら共和党の重鎮は、明らかに憤まんやるかたない態度だが、確実にその政治的な代償を払わされるだろう。一方、大統領の粗野な発言にいちいち反応するのは愚かだと考え、だんまりを決め込む人々もいる。ただ、沈黙はすなわち黙認の意味だと見なされるリスクがある。さらに言えば、ウィンストン・チャーチル元英首相やロナルド・レーガン元米大統領の説得力ある言葉で信念を確立した保守派の面々が、いつから言葉をこれほど軽んじるようになったのか?
ちなみに2月6日は、故レーガン氏の生誕から106年目だった。第40代米大統領を務めた同氏は恐らく映画スターという経歴のせいで、米国人は誰もが似たり寄ったりの状況よりも、善良な人間が悪人に高らかに勝利するストーリーを好むことを知っていた。保守派はトランプ氏が政治的なフィルム・ノワール(退廃的な犯罪映画のジャンル)へといざなうのを警戒すべきだ。その結末は決まって荒涼としたものだから。
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