いするぎ便り

歴史を求めて季節を感じて…
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愛宕神社<井波彫刻の粋が見られる社殿>

2011-06-24 | 旅行

   JR石動駅を出てまっすぐ進むと、商店街に突き当たります。
そこは、旧街道が通るかつての宿場町です。
近代化された商店街を抜け、いくつかのお寺、民家を過ぎると  愛宕神社 の鳥居に辿りつきます。

108ある石段を一段づつ登ると
漂ってくる草いきれが次第に夏木立の清涼と静寂に変わっていきます。

 愛宕神社
社殿の造営は文久2年(1862)
    工匠は社寺建築の権威 松井角平

 

拝殿には見事な井波彫刻が施されています。 「透かし彫り」は3Dの迫力です。

唐破風の上に「鶴」、下に「龍」         木鼻に「漠」               隅尾垂木に「龍」

  

蟇股には「十二支」(写真は羊)

      

手挟には「鳳凰・麒麟・亀・龍」

漠はなにを食らうのでしょうか?   邪悪なものでしょうか?   まさか。。。夢?


花菖蒲

2011-06-22 | 旅行

そろそろ見頃かと
小矢部川河川公園内の 花菖蒲園 に行ってきました。
種類が多いので開花時期も様々ですが、全体で七分咲きでしょうか。

時に川風が菖蒲の花びらを激しく揺らして吹きぬけます。
凛とした立ち姿も美しいですが、
花の生命力を感じる瞬間です。

夜にはライトアップ( 19:00~21:00 6/26まで )もあります。

 

公園の入口付近で恵比寿像を発見しました。
戦前、小矢部川による運送が盛んであったことに因んで建てられたそうです。

 

 

 

 


倶利伽羅不動尊 鳳凰殿

2011-06-17 | 旅行

鳳凰殿は、
倶利迦羅不動尊の西之坊として、平成10年10月10日に復興、
平安時代の建築様式をもとにした左右75mの木造建築です。
荘厳な鳳凰殿の周りには、石の庭、玉砂利の池、穂王殿の庭が広がっています。
さらにその外側には、たくさんの紫陽花がつぼみをつけていました。
紫陽花の他にも 八重桜、藤、つつじ、様々な花を楽しめるようです。

鳳凰殿





漂ってくるお線香の香、聞こえてくる御経に自然とすがすがしい気分になりました。
ふと目を落すとそこには、かわいらしいお地蔵様がいらしゃいました。





倶利伽羅不動尊 山頂堂 

2011-06-17 | 旅行

日本三不動の一尊  倶利伽羅不動尊 の 山頂堂 と 鳳凰殿 に行ってきました。小矢部市側から山道に入り倶利伽羅古戦場跡を通るさいに、山歩きを楽しんでいるグループに出会いました。
皆さん、途中まで小矢部市観光周遊バス(無料)を利用して旧北陸道の「歴史国道 ふるさと歩道」を散策中でした。
「ふるさと歩道」は大きな段差もなく歩きやすい一時間半ほどのコースです。途中には万葉歌碑や芭蕉句碑もあり、歴史と自然を感じながら散策するには最高とのことです。

倶利伽羅不動尊寺は、養老2年(718)、善無畏三蔵法師(インドの高僧が自ら倶利伽羅不動尊を彫り込み安置したのが始まりと伝えられています。その後、弘仁3年(812)に弘法大師がこの地を訪れ本尊と同体の不動尊像を自ら刻み御前立不動尊にしたと伝えられています。

山頂堂では毎年、『倶利伽羅さん八重桜まつり』が催され4月28日・29日に『厄除け念仏餅つき』が行われます。


山頂堂 本堂



山頂堂 別堂



五重塔




津沢 夜高あんどん祭り

2011-06-14 | 旅行

6月3日 6月4日

前夜祭の2日から三日間にわたって小矢部市津沢で五穀豊穣を願う 津沢夜高 あんどん祭り が催されました。

練りまわしの後、大行燈7基・中行燈6基があんどん広場に勢揃。
祭りの気分が序々に盛り上がります。

若衆の掛け声の中
クライマックスは、向いあった双方の夜高行燈が、激しくぶつかる「喧嘩夜高行燈引き廻し」

山車が互いをめがけて加速し鈍い音とともに
上になった山車が下になったの山車の釣ものが壊れるまで何度もぶつかります。
その迫力は消火器も登場するほどでした。