いするぎ便り

歴史を求めて季節を感じて…
www.shokoren-toyama.or.jp/~oyabe/    

パワースポット&マイナスイオン<鼓ヶ滝>

2011-07-29 | 旅行

 8号線パイパス、桜町(西)交差点から車で約7分の鼓ヶ滝」に行ってきました。7月26日のブログで紹介した観音滝とは車で10分程の距離です。何軒かの集落の端にある「弁慶岩」(弁慶の足跡があると伝えられている大岩です。)を過ぎると、途端に木立の壁に囲まれ、急に山中に迷い込んだような錯覚がします。600メートル程進むと、道幅が狭くなり「路肩注意」の看板。そこで車を降り、少し歩くと今度は鼓ヶ滝の看板ががあります。そして、その下の急な石段を降りると、そこに「鼓ヶ滝」がありました。
  正面に苔むした小さな祠があり、その先に幾筋もの滝が落ちているのが見えます。滝の内側は幅12メートル、高さ3メートルの空洞になっていて愛染明王金像が祀られているそうですが、前日からの雨で水量が増し、目を凝らさなければ見えません。そのお姿を拝見しようと空洞の入口、滝の裏側に行ってみましたが、大きな音をたてながら流れ落ちる滝の迫力に早々に、退散しました。でも、たっぷりのマイナスイオンを浴びることができました!「鼓ヶ滝」の名前の由来は水量が少ない時に、水の落下する音が滝のほこらに反響し、鼓を打つ音にきこえるからだそうです。今日は鼓というより、大太鼓の連弾でした。
  滝の右側の岩壁には、5体の露天磨崖仏が彫られていて、市の文化財に指定されています。私は2体しか見つけることができませんでした。鼓ヶ滝には竜が住んでいるとの言伝えがあるとか。その他にも、いくつかの言伝えがあり、身近にある秘境ミステリイーといった感じでしょうか。先日訪れた「観音滝」とはまた違った趣がありました。

 


道の駅 メルヘンおやべ

2011-07-27 | 旅行

いよいよ夏休みがスタートし、ご家族で車でのお出けの機会も増えることでしょう。そんな時、とても便利なのが道の駅です。国道8号パイパスにある「道の駅 メルヘンおやべ」は、フードコート、テイクアウトコーナー、物販コーナー、地域農産物売場等があり、小矢部市の特産品を使ったオリジナルグルメが味わえます。その他にもドライブの疲れを癒す小矢部市の特産品「バラ」を浮かべた『足湯』、車にあきたお子様には『総合遊具施設』。また、ワンちゃんを連れた方には無料の『ドッグラン』があります。「道の駅 メルヘンおやべのHP」→http://www.michinoeki-meruhen-oyabe.com/

 

ドッグランは小型犬と大型犬でエリアが分かれてます。写真、手前は小型犬用ドッグラン、向かって右、遊具の横奥まで広がっているエリアが大型犬用です。かなり広いです。

ドッグランから交流広場に向かう途中、道の駅の建物側に電動アシスト自転車(レンタサイクル)のコーナーを見つけました!

利用に関する主な情報は下記のとおりです。

利用日     毎日
料金     無料
必要なもの     写真付きの住所が確認できる身分証明書(代表者の運転免許証・学生証等)
      身長140センチメートル未満の方は借りることができません。
      小中学生が利用する場合は、必ず保護者同伴で利用して下さい。

皆さん、これを利用して、ぜひ、もう少し足を伸ばして市街地の散策をお楽しみください!遊歩百選にも選ばれた風情ある街並みです!市街地にある社寺仏閣を紹介したページです。→http://www.shokoren-toyama.or.jp/~oyabe/isurugidayori/shajibukkaku/newpage5.htm


パワースポット&マイナスイオン<瀧之社・観音滝>

2011-07-26 | 旅行

小矢部市街地から車で約15分。涼を求めて、 「瀧之社」に行ってきました。

 社殿の横には宮島大杉、奥には高さ10メートルの観音滝があります。大杉は、樹齢750年、幹周り6.6メートル、樹高45メートルで「小矢部市指定文化財」になっています。治承元年(1177)、平家討伐を企てたとして鬼界ヶ島(薩摩国)に流罪になった平康頼と僧・俊寛が、実は小矢部市宮島に流されていて、瀧之社に守り本尊の観音像を祀り、観音滝で修行し、流罪放免を祈願したと伝えられています。また、俊寛が都に帰れるよう祈ってさした杉箸がを宮島大杉になったとの言い伝えがあり「俊寛杉」と呼ばれています。(滝の内側にある聖観音像は、昭和56年(1981)に建立されたものです。)

大杉に両手をあて、滝の落ちる音を聞き、深い木立の香のする、少し、ひんやりとした空気を深く吸いこむ。まさに猛暑にはうってつけのパワースポットです。心身ともにリフレッシュされた感じがしました。

自分しかいない境内。クロアゲハが社殿の周りを舞っていました。子供のころの夏休みを想い出しました。。。


「2011 源平火牛まつり」 ご参加、ご協力ありがとうございました

2011-07-25 | 旅行

「2011 源平火牛まつり」 (7/22(金)~7/23(土))は無事終了しました。

期間中は大勢の方にお越しいただき誠にありがとうございました。

「埴生護国八幡宮祈願祭」「義仲・巴パレ―ド」に出場して下さった方々です。(埴生護国八幡宮の「源義仲騎馬像」の前で記念撮影)

 

 

小矢部市のシンボルキャラクターのメルギュウ君とメルモモちゃんは、子供達に大人気です。ステージでは様々な団体がパフォーマンスを披露しイベントを、盛り上げます。

 

 東北応援特産品コーナーも大盛況!でした。本当にありがとうございました。

 

火牛レースはまず、こどもレースからです。小型の火牛でも重量は150キログラムあります。最後は全員がパンをくわえて ゴールです。

今年は2チームが並走してのレースに変更になり大いに盛り上がりました。途中に車庫入れのエリアがあったり、3枚の矢盾の内、ヤリで当りの矢盾を突く運だめしのエリアがあったりで最後まで勝負の行方はわかりません。もちろん女性の参加もありましたよ。(距離のハンディがもらえます。) 

火牛の計 レース結果

  1位 2位 3位
小学生低学年 オグリキャップ 埴生スターズ

大谷セントアクアス3年

小学生高学年 高嶋ビーバーズ マツコデラックス 石動女子ホッケー
一般 猛牛 埴生金ボールクラブ 埴生体育協会

 おめでとうございます!


巴御前・葵<義仲と共に戦った女武将>

2011-07-20 | 旅行

 源平倶利伽羅古戦場跡を通る山道を700M程入ると、ため池の手前に「巴塚・葵塚」の案内看板が立っています。車を降り、鬱蒼と草木が茂る山道を少し分け入ると巴塚と葵塚の分岐を示す道標があり、さらに登ると巴塚・葵塚があります。巴と葵は木曽義仲に仕えた女武将です。巴は、幼いころから義仲と育ち、美人で優秀な武将であったと伝えられていますがその生涯は謎につつまれています。「平家物語」の「木曽最期」には義仲に「これよりとうとう何地(いづち)へも落ちゆけ。義仲は討死をせんずるなり。若し人手にかゝらずば、自害をせんずれば、義仲が最期の軍に、女を具したりなど云はれん事、口惜しかるべし」と再三諭され、落ち延びたと記述されています。


巴塚  巴塚(碑文)

     

     「巴は義仲に従ひ源平礪波山の戦の部将となる

晩年 尼となり越中に来たり九十一歳にて死す」 

 

 

  巴は礪波合戦で共に義仲に仕えた越中国福光城主石黒氏のもとに身を寄せたと伝えられています。臨終の際、「私が死んだら礪波山にある葵塚と並べて墓を作って下さい。」と頼んで息を引き取ったといわれています。

 倶利伽羅合戦で1000騎を率いた女武将の塚は木漏れ日を浴び眩しく光り輝いていました

 

 

葵塚

  葵塚(碑文)



               「葵は壽永二年五月礪波山の戦ひに討死す

             屍を此の地に埋め墳を築かしむ」

 

  は、義仲に従えた女武将で「源平盛衰記」に礪波合戦で討ち死にしたとの記述があります。

  巴塚からさらに70M奥まった場所にあります。

 塚の背後には朽ち果てた老木。巴塚と同じように木漏れ日がさし込んでいるにもかかわらず、湿気を帯びてひんやりとしいます。ホトトギスのカン高い鳴き声があたりに響いていました。

 

 「平家物語」は口承文学です。 平家滅亡から50年程後、盲目の琵琶僧によって広められたとされています。当時の社会を反映してか、仏教色のためか、平家物語に登場する女性は、「強弓精兵一人当千人の兵者」である勇敢な女武将巴でさえも(といっては失礼か。。。)「色白く髪長く、容顔まことに優れたり」となっています。命をかけて共に戦ってきた義仲との別れ際、巴は「木曾殿に、最期の軍して見せ奉らん」と敵将の首をねじ切って捨て、鎧を捨てて東へ落ち延びたとされています。なににも媚びない潔さ。天に向かって真っすぐに伸びる木曽の大樹のような生命力。乱世を駆け抜けていった巴の生き方に憧れます。