いするぎ便り

歴史を求めて季節を感じて…
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いするぎ寺子屋Vol.4

2011-09-30 | 旅行

いするぎ寺子屋Vol.4 「ニッポンの鼓動」は無事終了しました。

御来場下さいました皆様、ありがとうございました。

 昨夜は県内外から約150人の方がお越しくださいました。まず、ご住職の法話があり、本堂の欄間には楽器を持った天人が彫られていて今日の「いするぎ寺子屋」には御縁を感じていらっしゃるとのことでした。

 

 

 本堂の照明が消され、ろうそくの灯りだけになり演奏が始まりました。

暗闇の中、清冽な横笛の音と徐々に響広がる鼓と掛け声が、やがて体の奥まで伝わり鼓動となっていきます。

横笛(太田豊さん)・鼓(竹内秀一さん)・ジャズドラム(斎藤良さん)のセッションによる

「イン・ナ・センチメンタルムード」   (横笛がこんなにしっくりくるとは。)

竹内さんから<鼓>の説明   (鼓の音の高低は緒を締めたり緩めたりすることで調節しているとのこと。繊細な楽器なんですね。)

「しゃぎり」   (歌舞伎好きの人にはたまりません。)

「即興演奏」   (ジャズドラムの斎藤良さんによって曲名は「乗光寺」に!)

「天平琵琶譜 番假崇」   (正倉院から発見された世界最古の琵琶譜を太田さんが天平琵琶で演奏。天平時代から変わらない人の真理にふれたようでした。)

「そうだ富山へ行こう」   (Wellcome!!)

アンコールは太田さんの「世界一リズム感にすぐれた民族・・・」にのせられて、『三本締め』で会場は大いに盛り上がりました。

名残惜しいラストは太田さんの横笛による雅楽曲。更けゆく秋の夜に笛の音が吹き抜けていきました。

素晴らしい演奏、本当にありがとうございました。

 


いするぎ寺子屋・乗光寺

2011-09-27 | 日記

虫の音に秋の深まりを感じるこの頃ですが、いよいよ明後日、<9月29日(木)19:00~in乗光寺> いするぎ寺子屋が開催されます!!

ブログでお伝えしたとおり→いするぎ寺子屋Vol.4開催<鼓とDrumsの共演>大変楽しみな内容です。

 

笛とDrums 鼓とSax     いするぎ寺子屋のステージでどんなセッションを聴かせてくれるのか

鼓とJazzDrums     本堂に響く和とジャズの鼓動がどんな感動を届けてくれるのか

 

どうぞお気軽にお越し下さい 

 

乗光寺

 乗光寺、寺中にある、慶安寺、圓宮寺。圓宮寺と背中合わせにある専龍寺。乗光寺の向いにある等源寺。 これらは、寺院集中策によって近郷近在から移転してきた寺院で、このあたりは御坊町と言われている。山号は横根。開基は宇多天皇の後胤佐々四郎高綱。高野山で真言宗に帰依し得度した後、親鸞上人越後在住の折に弟子となり、真言宗に改宗して法名を了知と称した。真宗大谷派。現在地には寛永年中(1624~1643)に移転した。鐘楼堂も梵鐘もその頃作られた。(参考文献「ふるさとガイド小矢部」 発行 小矢部市) 

「いするぎ寺子屋」でご住職のお話があります。(19:00~)

 

 

 


宮島峡を見守る女神たち

2011-09-21 | 旅行

宮島峡には有名な像や名画を象徴として創られた12のブロンズ像の女神たちがいます。

 何がモチーフになっているかわかりますか?

           

1 紺碧の像

 作  田中 高

2 水辺の像

 作  得能 節朗

 3 湖畔の像

 4 泉陽の像

 作  田中 高

 5 人魚の像

 作   田中 高 

 6 湖汐の像

 作  得能 節朗 

           
7 永遠の像

8 塑望の像

 作  得能 節朗 

9 清風の像

 作  得能 節朗

10 山渓の像

 作  得能 節朗 

11 聖眸の像

 作  横山 豊介

12 生誕の像

 作  得能 節朗

 

モチーフとなっている美術品

  1. 「水瓶で水をくむ美しいヴィーナス」 バチカン美術館所蔵
  2. 「美しい尻のアフロディテ」 イタリア・ナポリ国立美術館所蔵
  3. 「水浴のヴィーナス」 クリストフ・アングラン作 ルーブル美術館所蔵
  4. 「泉」 ドミニック・アングル作 ルーブル美術館所蔵
  5. 「人魚姫」 コペンハーゲン(デンマーク)にある
  6. ジュネーブ(スイス)レマン湖の大噴水のほとりに立つ像 
  7. 「ミロのヴィーナス」 ルーブル美術館所蔵
  8. 「クニドスのヴィーナス」 バァチカン美術館所蔵(模刻)
  9. 「メディチのヴィーナス」 ウイッツイ美術館所蔵(模刻)
  10. 「アグライアノ・エウブロシュネー・タリアノ(ゼウスの娘たち)」
  11. 絵画「モナ・リザ」 レオナルド・ダ・ヴィンチ作 ルーブル美術館所蔵
  12. 絵画「ビーナスの誕生」 ポッティチェリ作 イタリア・フィレンツェ美術館所蔵

名画が立体になると新鮮な驚きがありますね。

 これから宮島峡は紅葉が始まります。色ずく山を背に、ヴィーナスたちはますますその美しさに輝きを加えることでしょう。

 


宮島観光栗園

2011-09-16 | 旅行

 県内で唯一、栗拾いが楽しめる宮島観光栗園が10日から開園しています。

栗の成育具合を確かめようと、しばらく木を見上げていて、やっと気がつきました。


   

 入口の看板に 

[栗拾いの仕方]

園内に入ったら、栗の木の下を見て下さい。

完熟した栗が落ちています。

それを拾ってください。

 と書いてありました。拾う?未経験者なもので・・・

軍手とトゲが刺さらない靴は必需品ですね。





たくさん落ちてます!!

 

  • 開園期間   10月中旬まで 土日祝日のみ
  • 開園時間   8:30~16:00(栗がなくなり次第閉園)
  • 入園料    大人(中学生以上)350円 小人(4才以上)200円 拾い栗 1キロあたり900円
  • 連絡先    090-5684-0300

       15名以上の団体様は平日も受け付けます。お問い合わせください。

稲葉山ふれあい動物広場から約2.2キロメートルです。 過去ログ→稲葉山牧場<自然と動物に触れ合える>

 

 

 


三十三観音<倶利伽羅峠・永傳寺の石仏> 観音寺

2011-09-08 | 旅行

医王院には倶利伽羅観音33体のうち11体が安置されていました。 

 辞書によると三十三観音とは 「法華経普門品(ふもんぼん)の説く三十三身(さんじゅうさんじん)に基づき、俗信の観音を33種並べたもの」(大辞泉より) となっています。
三十三身とは、観音様は、いろんな姿に変身してどこにでも現れるということを三十三通りに現したもので、仏の姿、僧尼の姿、男女の大人や子供の姿、夜叉の姿等があるそうです。三十三観音とされる仏像には法華経「普門品」の三十三観音が揃ったものや、辞書にあるように俗信の観音像を集めたもの、また、霊験あらたかな観音を三十三か所を選定し三十三観音としているものがあります。

 倶利伽羅三十三観音は約160年前に多くの人から寄進された石仏を、旅の安全の祈願と道しるべを兼ねて倶利伽羅峠に置いたもので、明治初期の排仏毀釈により移動され一部存在が不明となっていましたが、昭和63年、ボランティアグループによってすべての所在が確認されました。

(参考文献「倶利伽羅峠三十三観音めぐり」小矢部市婦人ボランティア育成講座編集)               

倶利伽羅不動寺には4体の倶利伽羅三十三観音があります

 

遊歩百選「一生に一度は訪ねてみたい百ヶ所」(主催:読売新聞)に石動の寺と石仏が選ばれました。

永傳寺参道にある三十三観音は「日本一美しい石仏」ともいわれています。

過去ブログ→永傳寺<遊歩百選に選ばれた石仏の寺>もご覧ください。

 

観音寺は北陸三十三カ所観音霊場の26番となっています。