おやべ情報発信委員会制作の短編映画「地元の部将シリーズ第2弾 水巻四郎物語 巴御前と火牛の計」の完成上映会(11/18 in クロスランドおやべ)に行ってきました。
上映を前に出演者・スタッフの挨拶&トークがありました。
初めに、監督の白川克則さんから猛暑の中での撮影や衣装や小道具を手作りした苦労話が披露されました。
次に、脚本の山崎康子さんから、映画では倶利伽羅合戦由来の芸能の紹介、巴御前と地元武将水巻四郎の合戦での活躍、また巴御前が晩年、義仲を弔う姿を描いたとの事でした。「小矢部にあるこれらゆかりの地をぜひ訪ねてみて下さい。」と話されました。
引続き、監督から出演者が紹介されるなか、巴御前を演じたのは、倶利伽羅不動尊寺、先代住職の三女・五十嵐淳子さん。「思い入れが強かった巴御前を演じることができ光栄です。」と挨拶されました。
他の出演者の方からも「地元の素晴らしい武将・水巻四郎を知り誇りにして欲しい。」との熱い思いが語られました。
映画上映会、一本目は、昨年制作された「蟹谷次郎物語」。
そして新作短編映画「地元の部将シリーズ第2弾 水巻四郎物語 巴御前と火牛の計」を観賞しました。
映画では地元の部将・水巻四郎親子が地元の牛飼いを説得し牛を調達し、険しい倶利伽羅峠を巴御前の軍勢の道案内をした事が描かれていました。そして、その牛飼い役は、なんと桜井市長!会場がざわめきました。
≪牛飼いによって大切に育てらた牛は従順で家族も同然、その牛を合戦に差し出すのは断腸の思いだった。石川県津幡町の上河合地区には牛の供養が由来だといわれている「牛舞坊 ~うっしゃいぼう~」が伝わっている。≫映画で初めて知りました。
「牛舞坊」は農具の箕を牛頭にみたてた獅子舞で、哀愁をおびたショウや琵琶の囃子にのせ、舞い踊るそうです。
立身出世のためではなく国の為に戦うと戦勝祈願した義仲。その義仲を支えた巴御前と、彼に味方した地元の部将たち。
「平家物語」や「源平盛衰記」で描かれているだけではない、違った側面からの倶利伽羅合戦をみることができる映画でした。
最後にもう一人の特別出演者の紹介です。
それは、巴御前がまたがった木曽馬の「春姫」。まさにピッタリの配役!木曽馬は戦国時代に大活躍したそうです。
春姫には富山市ファミリーパークで会えます!
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