さじぽんのおもちゃ箱

ぐだぐだな日常をだらだらと綴ってゆきます~

イバラの道?

2011年08月28日 | 日記
以前から目をつけていた山奥の「隠れ過ぎレストラン」へ行くことになりました。
お酒も呑みたかったので、徒歩で行くことにしたのです。

HPのアクセス方法を見ても、イマイチよくわからない。
車がやっと一台通れるくらいの山道だし、目印もほとんどないので
地図に記しにくいのでしょう。
行き方も数通り書かれていたけど、どれもわかりにくいのね。

とあるブログを見たら、私が昔よく笛を吹きに行っていた公園から
山道を通って行けるらしいことがわかりました。
その公園なら隅々まで知り尽くしているので、そのアクセス方法にトライ
することにしたのです。

ところが・・・公園についてみると、道があるべき場所には草が青々と
生い茂り、道は完全に消えていました。
こんな人がめったに通らないような山道は、手入れが行き届かないのでしょう。



仕方なく、元・道だったと思われるあたりの草をかきわけかきわけ、
ずんずんと進んでゆきました。
連れの「え~、こんな先にフレンチレストランがあるわけないよ~」
という声には耳も貸さず、草を踏みしめ、植物をなぎ倒し、くもの巣を
振り払い、勘を信じて山道を登りました。
前日までの大雨のせいで、足元は滑るし、靴はびっしょり。
まるでサバイバルキャンプです。
これからフランス料理をいただくとは到底思えない強行軍でした。
でも、もう引き返せな~い。ここまで来たら、前進あるのみ!!



ますます森は深くなり、さすがに不安になった時、遠くのほうに
魔法使いのお家みたいな建物を発見‼



ヤッター!!よかたー!!
ふたりで抱き合って喜び、くもの巣を取り合い、髪を整え、靴を拭いて、
一服してから何食わぬ顔でドアを押しました。
入り口ではウェイターさんがお出迎え。
もしや一部始終を見られていた(汗)?



そしてドアを入ると、そこは別世界ですよ~。
さっきまで格闘していた大自然を窓越しに眺めながら、
おいしいフレンチ懐石に舌鼓を打ち鳴らしましたとさ。

めでたし。




でもね、道なき道を分け入り、障害を潜り抜け、人の助言に耳を貸さず
直感に頼って信じた道を突き進みながら
「これって、まるで私の人生そのものやな・・・」なんて考えてました。
なんとスムーズじゃない生き方なんでしょう。

でも、まあ結果おいしいものにありつけるなら、それもありだよね~。











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1 コメント

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Unknown (りんだ)
2021-10-14 10:24:38
10年前なんだね。いろいろあったね。
そう、直感を信じて茨の道を突き進む。あなたは今でもそうだよ。幸せ…だよ。きっとこれからも自分を信じて、自分を味方にして、自分を大事にして生きて行くよ。それが一番の幸せなのかもしれないね。これが、ありのままの自分に還るという事なのかも。もう自分を責めない。自分だけは自分を信じて、いつも最高最善の選択をしていると褒めてあげようと思う。
そうしたらね、寂しくなんかないよ。孤独じゃないよ。いつも神さま(自分)と一緒に居るのだら。長かったね。おかえりなさい。(泣)
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