町内でカスタムを得意としているようなバイクショップからの依頼です。
ハーレーのフレームにリアフェンダーを乗せて、保護シートを敷いて、シートのイメージを
手成型したFRPフレームを持ってきました。
「この形からどうするの?」
と聞いたところ、「こんな形のシートにしてください。」って、写真を見せてくれました。
私には、このフレームから、このシートに? なかなかイメージできませんでした(苦笑)
それよりも、このシートベース、シート下の部品や配線を逃がし、手成型なので
かなりボコボコで左右のバランスが・・・・・
でも、以前に私もFRP成型をやってみて、わかります。よくここまで成型したね
って思いますので色々言えません(苦笑)
まず、座面ウレタンを乗せる前に、FRPの表面のデコボコを平らに埋める作業からです。
硬いチップウレタンをポンって乗せるだけで消えるデコボコでなく、チマチマと
隙間にカスのようなウレタンを貼っていきます。
この段階で、依頼者に、このライン画像を確認してもらい、次に進めます。
とりあえず、OKをいただきましたが、別件で来ていたハーレーのオーナーさんが
「タンクからシートへのラインってこだわる部分だよ」と聞き、シーシーバーに
当たるであろう部分の角度からシートの傾斜をもう一度イメージし直し、微調整を進めました。
そして、縫製ラインを書き出し、カバーの型紙を製作します。
フレームは微妙なアシンメトリーですが、ウレタンはシンメトリーになるようにして
サイドマチはシンメトリーで裁断します。
タックロールは、お任せと言うことで50㎜ピッチで入れました。
このFRPフレーム、ご存じの方もいると思いますが、タッカーの針が入りません。
よって接着で張り込む方法となります。
接着の張り込みは難易度が高く、私自身も経験が浅く緊張した作業になります。
また、先に書いたように、フレーム面は表も裏もデコボコです
左右の引き込み量が微妙に合わず何度か修正しましたが、このように貼りあがりました
フレームに乗せたらこのような角度になるのかな~~~?
町内なので組付けたら実車を見に行きたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます