年末の息抜きで、トライしたステアリングの革巻き
あれから、色々と妄想を・・? 整理しました 私の求めているものは
愛車のサンバーのカスタムでなく、革巻きのノウハウの極意の習得であること
工場のサンバーのハンドルの出来の良し悪しは、そこそこで使い回して、
色々と巻いてみて、革巻きってものを知ってみたくなりました
気づいたことは、針で手縫いする事が花形で、革巻き製品の価値を決めているようですが
量産品では、そういう見方も正しいかもしれませんが、実は、一品ものでは手縫い作業は
全体の作業の1/3も無いかもしれません
湾曲した物に革を巻き付ける事 サッカーボールとかラグビーボールとか
身近にあるも物も、実は大変な過程があって出来上がっていることに感服します
裁断、縫製する前の型紙を作成するってことは、ペーパークラフトで立体物を
作成するような事です。
どのラインで縫製ラインを設定するか・・・
これで、沼にハマるか、どうかが決まります・・・
話は飛びますが、サイドブレーキの革巻きに続いて、ギアノブにもチャレンジしました。
サンバーのギアノブは4WDの切り替えボタンが付いています。
もう26万キロを過ぎて、スイッチカバーもひび割れて取り替えてツルツルのノブです
ギアノブにマスキングテープをグルグル巻きにしてパターンを模索します。
このラインに合わせ模造紙でラインを写します(これが技)
私の場合、この写したラインをデータ化して微調整を数値化して現物合わせを
繰り返します。
今回はスイッチボタン部分を薄くしないとボタンと干渉するようなので
くり抜き部分は革漉き機を使わないでレーザーで精密に革を薄く削ります。
ここまでできれば、ほぼ完成です。
色んな編み方も試してみたいのですが、ここはハンドルに合わせて
かがり編みで行います。
自動車のシートもそうですが、シート本体よりも、実はヘッドレストの方が
型紙作成は困難なんです
これは小さい物って、ごまかしが効かず、正確な裁断&縫製は求められるからです。
幾度となく微調整を繰り返し、ようやくかぶりました。
冒頭に書いたように、革巻きの本質は、どのようにラインを設定して
革の延びとデザインのバランスを融合させて型紙を作るか
これが全てかもしれません。
私の工場には3本スポークのJB23ジムニーと、走行距離35万キロ超の4本スポークの
キャラバンも控えていますので順次に革巻きしてノウハウを習得したいと思っています。
でも、格安で実験台で巻いて欲しい人はいたら歓迎します
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