洋服を縫わない縫製工房

ミシンを使って、洋服以外で、できることは何でも挑戦!
薄物から、厚物、金属?関わったものを紹介します。

買い替えよりも大切にしたい物・・・

2022年01月04日 | ものづくり

今回は、店舗の待合ルームの竹編み椅子の修理です。

買い換えることも考えたようですが、お客様商売をしている人は、前々回の

ビジネスバッグ修理の人の様に色々とあるようですね

頻繁に使っているようでは無いそうですが、ずいぶん大切に、我慢して使っていたようですね

しかし、この椅子を私の所に持って来て張り替えてって、どうなんでしょう(苦笑)

色々と話を聞いているうちに、色々と策が浮かんできました

幸い、背の方は4脚とも破れていないので、座の方のみを交換する事にしました。

傷んだん竹編みを丁寧に切り落とし、ソファ座部のクッション受けで張るウェビングベルトを

井桁(いげた)で強めに張ってタッカーで打って止めます。

そして、乗せる座布団の固定でマジックテープのオスを重ねてタッカー止めします。

座布団の中綿にはチップウレタンの20mmを使いました。

こういう仕事をしている人しか興味がないかと思いますが、ウレタンの裁断寸法は

カバーの出来上がり寸法のオフセット、ー15㎜です。

椅子のイメージからパイピングやステッチなど、しないで優しい仕上がりを目指しました。

 

実は椅子の仕上がり寸法の裁断を先に決めて、‐15mmのウレタンを切って進めました・・・

そうしたら、20mmのウレタンが中に入ったことで仕上がり寸法が小さくなることを

見落としてしまいました・・・

仕上がり寸法をオフセット+10㎜にして、表皮&ウレタンを再切り直して完了

私の型紙製作はパソコンで製図してレーザーでカットするので時々、こんな事をやらかします

でも、やり直したとしても、断然早く正確な仕上がりだと思っています


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