ハーレーのシートと聞きました👂
シート後ろにエリマキトカゲの襟みたいなカバー? があります。
破れたり、劣化している訳ではありません。
依頼内容は、パイピングはそのままで、腰部の隆起を前に盛って欲しい・・そして、
襟巻き部分をクモの巣みたいなステッチに変更して欲しい・・との事です。
裏はこんな感じ、張りは接着で、襟巻き部分はゴムシートで2層にして、で縮みシワと遊びを
とってあるようです。
襟巻き部分には見たことのないメスボタンが付いています。
幸いスナッププライヤーで取り外して付け替えが出来そうです。
まず、微妙な隆起を前方に50mmほどウレタンを盛ります。
元のウレタンに布地を貼ってあるところに別のウレタンを重ねた為、つなぎ目の
段差、違和感を少なくするため、2層5㎜ウレタンを上にかさねて整えます。
さて、カバーの製作にかかります。
今回は、ウレタンのパイピングのシート部分の型どり、縫製は省略します。
問題のクモの巣状の襟巻き部分の製作です。
元のシートでは幅広の板ゴムを何枚も重ねながら表皮材と縫い付けてありました。
私の所では、カップシーマーと呼ばれる特殊ミシンがありますので50㎜幅の板ゴムを
継ぎ合わせてA3サイズ位のゴムシートを作りました。
なんちゃってって感じでクモの巣に見えるようにキルトステッチをしました。
アルミ板フレームにカバーを接着して、黒いフェルトを貼って完成です
っと、言いたいところですが、この黒いフェルト・・・実はただの目隠しフェルトではありません
考えてみてください・・・・
シートの下にはエンジンから排気へと高温になるリスクがありそうです。
そこで、たぶん、元シートでも使っていたであろう、焚火にも使え
700°まで耐えるカーボンフェルトを取り寄せて貼りました。
で、依頼時に渡されたチームのワッペンを縫い付けて完成です。
最後まで、この襟巻き部分のボタンの相手側はどうなっているか・・
判りませんでした(苦笑)
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