運転席エアバッグ(エアバッグハンドル)が標準装備になる前の時代
車のドレスアップの上級者はステアリングを交換していました。
MOMO,ナルディ・・・憧れのドレスアップでした。
初代レガシィを新車で買ったとき、メーカーオプションでつけたMOMOの革巻き
今、思い出しても数々の峠道とともに思い出せます。
さて、今回は革接着のMOMOステアリングの重ね革巻きの依頼です。
上の写真は、珍しい2本スポークのMOMOです。 この真上からの写真をもとに
スポークバランスのデータを作成します。
実は、元のアルミプレートスポークと接着革の部分をどうやって革を重ねるか?
なかなか、思いきれず取り掛かれなくしました。
スポーク部分の片側の型紙をとり、リフレクトして1枚の革につなげます。
上部センターに20㎜の黄色の差し色の本革を挟んで輪にします。
ハンドルの握りの太さって35㎜程あるので、ハンドルの外径と内径の差が
70㎜ほどあって、型紙的な話をすると、ハンドル外径と編み込む内径の差は
200mm以上になります。
理論的には型紙は外径と内径のセンターで長で帯輪を作成します。
ハンドルの一番の難所はスポーク部分のまとめです。
しっかり採った型紙を、端末をしっかり合わせ、しっかり締め上げます。
後はコツコツ編み込みます。どんな仕事もそうですが、どこから初めて
どこで終わらせるか? ここがとても大切です。
どうでしょう?型紙と手順は問題なかったようです。
ただ、黄色の革と黒の革の質感がいまいち合わなかった様です
古い、走り屋の旧車に似合いそうです
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