もしかしたら、今まで50台以上のバイクの張替えをしてきたかもしれません・・・
口コミだけでよく張替え依頼に来てくれたと思います。 思い返してみたら同じバイク、
同じシートって1台も無いと思います。
バイクの張替えは、基本的に外したシートを持ち込んでいただくスタイルですが
今回は、車両ごと預かることになりました。も~~、車体も気になってシートの張替え作業より
ホンダがこんなバイクを出していたんだぁ~ って、感心しました
こんな、楽しいバイクもいいですよね~
2人乗りもできて、荷物積みも面白いシートアレンジができるバイクです。
このハンドルの右下にある大きなグリップレバー、何かわかりますか?
そうなんです このバイク、250CCのスクーターなんです
ビッグスクーターに乗ったことのある人は解りますよね、サイドブレーキ(パーキングブレーキ)です。
高周波溶着成形の元シートを縫製カバーで張り替えます。
縫製することで、ステッチが入り、その色も希望通りで、こだわることも可能です。
ステッチ糸は手持ち在庫で対応できれば、工数としては増える事ではないので、
加工費は変わらないのでタンク色にそろえる人が多いですね。
前座席の後部の谷部分は元シートは3点のヒモ引きでしたが、今回はワイヤーを
袋引きしたので元のシートよりキレイな谷で引けていると思います。
古くて、乗り癖で崩れたシートをバランスよく整えて張り替えることが多いのですが
このシート、可動部のヒンジやストライカーがあるのでセンターで対象のシートでありません。
このようなシートは、かえって仕上がりに緊張しました
どのバイクもそうですが、色んな対応が出来ても本来持っているイメージを崩さないように
仕上げることが大切だと、車両を預かって、あらためて実感しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます