トラックを派手にデコレーションすると言ったら、そりゃ、もう~
トラック野郎・一番星、文太兄ィしか出てこない私、かなり古いでしょうか
「これから、一年かけてトラックをデコするので、そこまでにシート、ベッド、ドアパネルを張り替えて欲しい」と赤い生地と外したパーツをもって
ドライバーさんがやってきました
パンチパーマのお兄さんが来るかと思っていましたが、そんなことはなく
最近、工場によく現れる、バイク乗りの人たちと通じる、乗り物好きで
こだわりの人達のようです。
自分で出来ることは、できるだけ自分の手でしたいようで
ドライバー同士の情報交換もよくしているようで知識も豊富です。
シートのパイピング、ボタン絞りなど用語もポンポン出てきます
寝台ベッドは「もっと寝心地がよく、パイピングで」
と言うことで元の簡単な巻き込みの表皮の型紙から発砲スチロールの
形状に合わせ、縫製ラインを決めて型紙を作ります。
寝心地とこだわりを勝手に想像して、発砲スチロールの上に
20ミリ厚のウレタンを新たに重ねました。
そして、3ミリ厚のウレタンをモケット表皮と重ねて、ちまちまと
手縫いでメイン部のキルティングを作ります。
実は、デザインをして、縫うことより、正確に縫うための下マーキングが
一番の作業となります。
私のところはイラストレーターとレーザー加工機を駆使して
定規等を使わずに下図書きの下準備を行います。
届いたときは、たぶんG17ボンドでカバー表皮を接着してありました。
しかし、発砲スチロールの場合、接着剤を間違えると、溶けてしまいます。
そこで、メンテナンスを考慮して、接着しないで、両サイドを正確に
形状に合わせた縫製にして、前後の直線は細棒を通して、ベルトで張ることに
しました。
依頼のドライバーは自分でも工夫できる人なので装着してみて
改良案があれば的確に指示してくれそうなので、ここで一旦、
見てもらうことにします。
次はドアパネルを張ります。
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