普段は全く思い出すこともないけれど、
ふとした拍子に思い出してしまう。
それも、彼が黒い靄のようになって、嫁は笑顔で光輝いて、
彼の元から去って行く、なんていうビジョンが現れるのだ。
だから、これは、もう二人の離婚のカウントダウンだろう・・・と
思っていたのだけれど。
けれど、実際に、こちらへ帰ってきても、
墓参りはちゃんとやっているようだし、
何も問題はないように見える。
私の方もこれからは、関東を拠点とすることに決めているから、
これまで通り、きちんきちんと墓参りをすることは叶わないだろう。
だとすると、弟夫婦に任せてもいいのではないかと思うのだが・・・。
昨日も叔母から、ちゃんと弟たちが墓参りをしているようだと、
しかもカレンダー通り(1日と15日)と言われたので、
もう私がする必要もないのではないかと考えている。
このことについて、先祖から何か答えを貰えないかと思っているのだが、
まだ貰えていない。
(ご先祖様、私はもう要らないのでは・・・?)
弟たちのことを悪く思っている自分は嫌な奴だと思う時もあるし、
こんなことではいけないと、手放そうとも思うのだが、
そのたびに、何かしらのメッセージやらビジョンが現れる。
この間は、雨靴を履こうと、かがんだ時に、ふと弟のことが思い出されて、
その瞬間、「泥棒のくせに!」という声がした。
驚いた。
泥棒のくせに・・・とは?
それは私の胸の中から湧き起こった声で、
父とも違う、母とも違う、誰か男性の声だった。
私にはこの声は馴染みがあって、
以前は、実家へ行くたびに
「出ていけ!出ていけ!出ていけ!」と胸の奥深くから湧き起こっていた。
これは弟夫婦に、「出ていけ!(ここはお前たちの家ではない)」という意味なのだが。
友人曰く、それは、ご先祖様の誰かと繋がっているんだね、と。
妹は、実家の元々のご先祖様、大元の当主がそう言わせているのではないかと言っていたが。
まあ、そんな事が多々あり、正直言うと、弟は苦労しているだろうと私は感じていた。
おそらく、あの気の強い嫁から、無理難題を押し付けられ、〝離婚〟という話が出ているのではないかと。
だったら、相談してくれればいいのにと。
でも、相談されても、こちらは今までのことがあるから、
突き放すけれど、その時は、妹の方か叔母さんのところにでも
相談してくれればいいけれど・・・
なんてことをいつも考えているのだ。
どういう訳だか。
現実には何も動かないのに。
そうして、きちん墓参りもしているということは、
弟夫婦は仲良く暮らしているのであろう。
なのに、私の方は釈然としないのだ。
なんか、そんな気がする・・・といつも感じているのだ。
けれど、私ももう関東へ帰るつもりでいるし、
墓参りなどもきちんと出来ないので、弟に任せてもいいかとは思っている。
これからどうなるかは、まったくの不明だが、
一応、そんな事があったという事を、
ここに記しておく。
☆それでは今日もよい一日を。
感謝します。
すべては上手くいっている。
※今、この記事を読み返してみて、つい笑ってしまったのだけれど・・・。
私は自分が彼らと間で苦労しているのに、それなのに、まだ、弟の心配をしているのだなぁと。
だって、私の方が、金もない、仕事もない、その上病気だし、
にっちもさっちもいかない状態なのに、それでも、
弟の方が苦労していて、大丈夫かな?と思っているなんて・・・。
ちょっと馬鹿馬鹿しいでしょ?
でも、これはたぶん、私が実家の当主だからなんだろうな・・・と思った。
実際には、私は家督を継いでいないし、土地も分けては貰えなかった。
正式な当主ではないのだけれど、気持ちの上では、自分が実質、
実家の後継ぎなんだと考えているんだろうな。
だから、実家の成員である、弟が苦労していたら、
なんとか解決してやらねばと思っているのだろう。
当主の役割はそうだから。
実家の成員全部の面倒をみるのが、当たり前だから。
なんだかな・・・。
彼らとの事はいつもすっきりとはしないのだけれど、
私ももう関わりはもたないし、どう生きるかは、
彼らの勝手だと思っている。
不幸を願う事もないしね。
けれど、何かの拍子で、
こんな声が聞こえて来たり
ものすごい、怒りの感情が湧き起こってくるのだ。
だから、まだご先祖様は許していないのかもしれない。
今回の事は。
逆に父の声は全くしないので、
父は無事に向こうへ着いたのかもしれない。
落ち着いた生活をしてくれているならば、
それに越したことはないなあ・・・。
さあて、そんな事より、自分の生活。
これからしっかりと生きていかなければなあ・・・。
全てのものに、感謝します。