今日は、急に俺とカミさんの実家に挨拶に行く事が決まり
こんな風に急にお邪魔するのは申し訳なかったけれど
思い立ったが吉日!!って事で行ってきました。
今から数年前…
結婚させてくださいと、カミさんの実家に言いに行った日の事だ
カミさんのオヤジさんは鼻息を荒くして
俺の到着を待っていた
バツイチで借金もある男が
自分の娘と結婚だなんて
「根掘り葉掘り話を聞いてやるつもりだ」
と言ってるよと
カミさんのお母さんから聞かされていた
俺も緊張の中、カミさんの実家に到着した。
挨拶をして茶の間に通されると
そこには変な動物がいた
太い丸太を70センチぐらいにドンッと切って
鼻と耳と尻尾と、それから短い足を4本つけた犬っぽい奴がいた
彼女の名前はモウスケさんだと言う
オヤジさんは、『これから話があるから犬を違う部屋に連れて行け』とお母さんに言うのだが
『モウちゃんがいても話は出来るからいいでしょ』と。
カミさんの両親がテーブルの向こうに並んで座って
こちら側にカミさんと俺が座った
…
そして奇妙な生き物にしか見えないもの。
要するに超太り過ぎの犬が周りをウロウロと歩く
見た事がない人が来ているなと警戒しているのかと思ってたら
やたらと俺にくっ付いて来て
それが笑いを誘うのだ
俺も緊張してるんだけど、モウスケさんが俺にピッタリくっ付いて
俺の顔を見ている。
『大丈夫。大丈夫。』って言ってるみたい
優しい目をして俺を見ていた。
…
このモウスケさんの可笑しさで
オヤジさんもなにも言わなかった
『お前たちが良いなら、それが一番良いのだ。』
って言って
俺は娘さんと結婚させてくださいなんて事を一言も言わずに
モウスケさんに、ただただ助けられて逃げ帰って来た。
それ以来、カミさんの家に行く時は
モウスケさんに会うのを楽しみにしているのです。
モウスケさんは頭のいい犬だ
家の中では絶対に粗相をしない
無駄吠えもしない
お母さんがモウスケさんに
『今日は(カミさん)遊びに来るってよ!』
って言うと
お庭が見える窓の所に行って
来るまでずっとお座りして待っているのだ
そして、帰る時には悲しい目をして
寂しくなるからお見送りは絶対にしないのだ
写真を撮られるのが嫌で
誰も上手に写真を撮れないと言っていたのに
何故か俺がカメラを向けると
良い顔をするのだ。
ずっと前にブログに貼った画像で申し訳ないのだけれど
ちょっと貼る。


一昨年辺りから目が見えないようだ…とか
お粗相をするようになった…とか
食欲がない…とか
そんな話を聞くようになった
前回、会いに行ったのがお盆で
その時も元気がないな…と思っていたけれど
今日は本当に涙が出そうになるほど、モウスケさんじゃなくなっていた
あんなに丸々としていたのに半分以下に痩せちゃって
ソファにずっと寝ている。
オムツをしている。
『モウスケさん。会いに来たよ。』
撫でてあげるけど、誰が来ているか分からない
ただ、普段と違う撫で方だなぁって思ったのか
首を動かして気配を感じようとしている。
カミさんもいっぱい撫でてあげていた。
『今度の夏までは無理だろうな…』
と、オヤジさんが言った
その言葉がとっても悲しかった
…
モウスケさん。
俺、泣いちゃうよ。
俺がどうしてもモウスケさんに会いたいって言って遊びに来て
一緒に散歩にも行ったのにね。
もう、ほとんど歩けなくなっちゃって。
悲しいな。
なるべく、会いにこよう
って決めた。
そうする。
いつかまた
カミさんと同じ休みを取って、遊びに行こう。
ナデナデしに来よう。
あの時、挨拶に来たオッサンだな…って
思い出してくれるといいなぁ。
ず~っと
長生きしてほしいなぁ…
こんな風に急にお邪魔するのは申し訳なかったけれど
思い立ったが吉日!!って事で行ってきました。
今から数年前…
結婚させてくださいと、カミさんの実家に言いに行った日の事だ
カミさんのオヤジさんは鼻息を荒くして
俺の到着を待っていた
バツイチで借金もある男が
自分の娘と結婚だなんて
「根掘り葉掘り話を聞いてやるつもりだ」
と言ってるよと
カミさんのお母さんから聞かされていた
俺も緊張の中、カミさんの実家に到着した。
挨拶をして茶の間に通されると
そこには変な動物がいた
太い丸太を70センチぐらいにドンッと切って
鼻と耳と尻尾と、それから短い足を4本つけた犬っぽい奴がいた
彼女の名前はモウスケさんだと言う
オヤジさんは、『これから話があるから犬を違う部屋に連れて行け』とお母さんに言うのだが
『モウちゃんがいても話は出来るからいいでしょ』と。
カミさんの両親がテーブルの向こうに並んで座って
こちら側にカミさんと俺が座った
…
そして奇妙な生き物にしか見えないもの。
要するに超太り過ぎの犬が周りをウロウロと歩く
見た事がない人が来ているなと警戒しているのかと思ってたら
やたらと俺にくっ付いて来て
それが笑いを誘うのだ
俺も緊張してるんだけど、モウスケさんが俺にピッタリくっ付いて
俺の顔を見ている。
『大丈夫。大丈夫。』って言ってるみたい
優しい目をして俺を見ていた。
…
このモウスケさんの可笑しさで
オヤジさんもなにも言わなかった
『お前たちが良いなら、それが一番良いのだ。』
って言って
俺は娘さんと結婚させてくださいなんて事を一言も言わずに
モウスケさんに、ただただ助けられて逃げ帰って来た。
それ以来、カミさんの家に行く時は
モウスケさんに会うのを楽しみにしているのです。
モウスケさんは頭のいい犬だ
家の中では絶対に粗相をしない
無駄吠えもしない
お母さんがモウスケさんに
『今日は(カミさん)遊びに来るってよ!』
って言うと
お庭が見える窓の所に行って
来るまでずっとお座りして待っているのだ
そして、帰る時には悲しい目をして
寂しくなるからお見送りは絶対にしないのだ
写真を撮られるのが嫌で
誰も上手に写真を撮れないと言っていたのに
何故か俺がカメラを向けると
良い顔をするのだ。
ずっと前にブログに貼った画像で申し訳ないのだけれど
ちょっと貼る。


一昨年辺りから目が見えないようだ…とか
お粗相をするようになった…とか
食欲がない…とか
そんな話を聞くようになった
前回、会いに行ったのがお盆で
その時も元気がないな…と思っていたけれど
今日は本当に涙が出そうになるほど、モウスケさんじゃなくなっていた
あんなに丸々としていたのに半分以下に痩せちゃって
ソファにずっと寝ている。
オムツをしている。
『モウスケさん。会いに来たよ。』
撫でてあげるけど、誰が来ているか分からない
ただ、普段と違う撫で方だなぁって思ったのか
首を動かして気配を感じようとしている。
カミさんもいっぱい撫でてあげていた。
『今度の夏までは無理だろうな…』
と、オヤジさんが言った
その言葉がとっても悲しかった
…
モウスケさん。
俺、泣いちゃうよ。
俺がどうしてもモウスケさんに会いたいって言って遊びに来て
一緒に散歩にも行ったのにね。
もう、ほとんど歩けなくなっちゃって。
悲しいな。
なるべく、会いにこよう
って決めた。
そうする。
いつかまた
カミさんと同じ休みを取って、遊びに行こう。
ナデナデしに来よう。
あの時、挨拶に来たオッサンだな…って
思い出してくれるといいなぁ。
ず~っと
長生きしてほしいなぁ…