朝、俺は起きると
コンタクトを入れて自分の部屋に向かう
そしてパソコンの前に座る
しかしパソコンの前の座椅子には
ごんちゃんが丸くなっている
夕方、仕事を終えて帰ってくると
俺はリビングのいつもの自分の場所に少しだけ横になる
そのクッションの上にはごんちゃんがいる
完全に待ち伏せている
…
朝にしても
夕方にしても
俺はごんちゃんを特別、撫でたりしない
特に溺愛してるとかはない
溺愛してるのはカミさんで
俺は別にただ『猫と暮らしてる』という感じ
…
それなのにこの待ち伏せっぷりよ
今も俺の横に来て
俺の顔をずっと見ながら
喉をゴロゴロ鳴らしている
撫でたり触ったりもしていないのにだ
この熱烈歓迎、本当に謎だ
俺の数百倍も可愛がっているカミさんにしてやれよ
と、思う。
何度かブログに書いたけれど
犬猫子供に不思議と好かれる
先日は常務の娘が会社に遊びに来ていた
小学2年生
コレが挨拶も出来ない可愛くないガキで
『にゃびさんに挨拶した?』とお母さんにいわれても
『やだ!』
可愛くないのである
可愛くないと思うから、顔も可愛いと思えない
とにかく憎たらしく見えるのだ
…
しかし、夕方の帰り間際だ
タイムカードの時間が来るまで椅子に座ってスマホをいじってると
一度も会話した事ないのに俺の隣にチョコンと座って
ペタっとくっついてきた
それを見たお母さんは
『珍しい〜男の人に自分からくっついて行くなんて〜』
…
くっつくんじゃねぇ!クソガキ!
と、思ったけれど
今まで挨拶もしなかったクセに、可愛いトコもあるじゃないか
と、おじさんは心の中で小さく思った。
一昨年亡くなったSさんの娘さん(20歳
この子も男の人が苦手だったみたい
でも、みんなで一緒に行ったカラオケでは
俺とツーショットの写真を何枚か撮った
…
先日、その子の親友を交えて食事会があったのだけれど
そのツーショットの写真を見せたらかなり驚いていた
頭と頭をくっつけて2人でニコっと笑って撮ってるのだから
ランチデートの約束までしてたのに
実現できなかったなぁ…
…
犬猫子供に好かれる話からは少し逸れたけど
きっと俺がとても安全な人間だからなのかもしれない
だから、コレを読んでいる女性の皆さん
大丈夫です、安心して会いに来て下さい
何も怖くないですよ(何アピール
最後に
俺が横になったら
お腹に乗って来たごんちゃんを。