Take It Easy ~パパールの雑記帳 別館~

身近な自然を感性で切り撮ります

明暗差の大きい被写体を撮るときは・・・

2010年02月06日 | RAW現像・レタッチ
2月3日岡山後楽園へ行くとニャンコが、まったりしていました(笑)
(E-620+ED 70-300mm F4.0-5.6)


実はこの猫、背後から強い朝日を浴びて明暗差が大きく撮影が難しい状況でした。
下はJPEGの撮って出し画像。
露出を背景に合わせたので猫は真っ暗。


こんな時、皆さんはどうしますか?

撮影時に取る対策としては、カメラに搭載された「ダイナミックレンジ(表現できる明るさの幅)を広くする機能」を使う方法がありますね。

呼称はメーカーにより異なります。
ソニー:「Dレンジオプティマイザー(DRO)」
キヤノン:「オートライティングオプティマイザ」と「高輝度側・階調優先」、
オリンパス:「SAT(シャドー・アジャストメント・テクノロジー)」
(他メーカーのことはよくわからないのでこの3社についてのみ触れます)

このうちソニーは、他社に先駆けて搭載したこともあり、効果が大きく細かい設定が出来ます。
α550の場合、自動設定の「DROオート」とLv1~5の5段階から強さを選ぶ「DROレベル設定」が可能。
キヤノンのオートライティングオプティマイザは3段階から強さを選べます(50D以降の機種)が、オリンパスは設定のON/OFFが選べるだけです。

撮影時に時間をかける余裕があるなら、撮影画像を確認して設定を決めるのが良いですね。
でも私の好みで言えばRAWで撮っておいて、PCのディスプレイで見ながら設定を細かく変更できるのが望ましい(笑)

3社とも純正のRAW現像ソフトでダイナミックレンジ拡大機能の設定を変更できます。
但し、キヤノンとオリンパスは、カメラと同じ設定しか変更できません。
これに対してソニーは細かく設定できるので非常に便利です。
カメラに付属している「Image Data Converter SR」に関する記事は別の機会にアップします。

ところで、オリンパスのソフト(OLYMPUS MasterおよびOLYMPUS Studio)には「自動トーン補正」という便利な画像編集(レタッチ)機能が搭載されています。
レタッチなのでJPEG画像にも適用可能。


「自動」はSATをオンにしたのと同様の効果が得られます。
「手動」は0~100まで任意の強度に設定可能。
下の画像は強度60に設定。


黒つぶれの階調が再現されていますが、ノイズも目立ちますね。
この写真の場合、階調とノイズのバランスから「自動」で選択された強度37が適当だと判断しました。

自動トーン補正で調整した後、アートフィルター「ファンタジックフォーカス」を適用したのが最初の画像です。

自動トーン補正は簡単な操作で細かい調整が出来るので重宝しますよ。
オリンパスユーザーは是非お試しください。

オリンパス以外のユーザーはガンマ補正を使いましょう。

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