第2段はスタイを3枚*
“よだれ坊や”の彼は、いつも滝のようによだれを流しています(笑)
幼児のよだれなんてきれいなものだし、それによって口内の洗浄が常になされていると考えれば嬉しいくらいのもの。
それでも淡い色の服につけば、シミになってしまうから。
スタイは彼の必須アイテムです。
そんな甥に会いに行く際、手みやげ代わりの実用品を…と、2種類縫ってみました*
全て3枚仕立て(表裏生地の間に無地のダブルガーゼを挟み込んであります)のリバーシブルで、オリジナルパターンです。
まず1枚目。
おもて*
カラフルだけど爽やかなデザインがひと目で気に入ったコットンダブルガーゼを主役に、前回作ったもの(☆)と同じかたちで。
うら*
こちらの生地は、母のブラウスだった極薄コットン。
とは言っても一度も袖を通していなかったらしく、「もう着られないけどもったいないから何かに使って~」と渡されていた柔らかなもの。
こういうリユース生地は人さまの品物には使用できませんが、身内ならばそれすらもちょっとした逸話となって楽しいかなと思い、使ってみました*
それだけだと少々ぼんやりして見えたので、手持ちの布の中から恐竜の絵柄を切り取って(実はこれも残り布。14前に親友の息子くんの入学セットを作ったときのハギレです)、アップリケを。
2枚目はバンダナ型。
おもて*
丸型と同じ生地ですが、このかたちになるとちょっぴりお兄ちゃん風味に。
単純な布小物ではありますが、1歳3ヶ月児に似合う『バンダナ型』を求めて、何度もパターンを引き直しました。
逆三角形を強調しすぎないやや丸みのあるかたちが、優しい顔立ちの甥には似合うかなと思い、最終的にこれに決定。
うら*
こちらには、私のちいさな友人たーたんにワンピースを縫った際の(☆)残りの生地を用いてみました。
薄くてふわふわの綿麻織物です。
そして3枚目。
こちらもバンダナ型。
おもて*
“乳児”のスタイとは一線を画したくて(まぁ、よだれかけであることに変わりはないのですけれど)、『マリン』を意識して生地を選びました。
綿麻の、やわらかいのにほんのりとシャリ感もあるダブルガーゼです。
端っこに小さな碇マークを刺してみたのですが…やっぱり刺繍は苦手です (;´∀`)
うら*
同じ生地の向きを変えて、こちらはストライプ柄で。
音符の刺繍は、頑張ったけどやっぱりビミョー…
甥の愛らしさを引き立てるため、そしてシンプルなものを好む彼のママの趣味を意識して、今回も装飾を極力省いて作りました。
スタイ単品として見たときには、適度なパッチワークや施されたものや、こどもらしい絵柄のタグなんかが付いてるのが本当はかわいいんだろうなー、なんて思ったりもするのですが。
それでも身につけるの人のことを想ってデザインを考え、生地を選んで手を動かす喜びは、何にも代え難いことで。
縫っていてとても穏やかな気持ちになれる、しあわせな時間でした*
――はてさて。
甥と彼のママは、喜んでくれるでしょうか。
※ 余談ですが。
母と私、甥のママである妹は、生まれてから一度も虫歯になったことがありません。
おくちのトラブルも皆無。
菓子類を食べないのかとよく聞かれますが、みんなお酒は飲めないけれどスイーツならなんでもござれの超甘党です(笑)
甥にもこの健康で幸運な性質が遺伝していてくれればいいなぁと、彼のダダ漏れのよだれを見るたびに思います*
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