parismaris's days*

白花彼岸花

庭の隅っこに、白花彼岸花が咲きました*






まるで時を計っているかのように、決まってお彼岸に花開く彼岸花。

毎年のことながら、その正確さにはつくづく感心してしまいます。






幼いころから、野に咲く彼岸花が大好きで。
「毒があるから」と近づかないこどもたちも多い中、私は嬉々として摘み取ったり観察したり。

全草が有毒なことはおとなたちに教えられて知ってはいましたけれど、「それならばくちに入らぬよう気を付ければいい」という妙に前向きな信念のもと(笑)、毎年うっとりと赤い花に埋もれていました。


現住の住宅地に引っ越してきてからは、周囲はアスファルトとコンクリートに固められた土地ばかりで、すっかり縁遠い植物となってしまいましたけれど。
母が祖父から贈られたこの白花を、庭の木陰からそうっと眺めて心躍らせています。


――なのに。
今年はどうしたことか、これ1輪しか蕾が上がってこなくて、淋しい限り。

昨年花が終わった直後に、蛾の幼虫がこの彼岸花だけに大発生して、葉の大部分を喰いつくしてしまったことが原因かなと分析してはいますけれど…はてさてどうなんだろう。

来年はたくさん見られるといいな。

コメント一覧

ぱりまり
けいさんへ*
そうなんです、たった一輪。
それでも今年も咲いてくれたことが嬉しくて、日に何度も庭へ出て見惚れています。

この花の趣きは、他にはないものだと思います。
楚々としているようでいて艶やかで、毒草だと知っているからか、どこか妖しげでもあって…
インパクトでは赤花には負けますけれど、見飽きないのはこちらかな、なんて思ったりもしています。
けい
たった一輪
http://blog.goo.ne.jp/keitan2004_2004
たった一輪、それでもこうして咲いてくれたんですね。ぱりまりさんが待ちかねていること、きっとわかっていたのでしょう。
来年はもっと咲かせてくれるでしょう。
ね? そう白い曼珠沙華にささやきたくなってしまいました。
くるんと巻かれた細い花びら、独特の雰囲気は彼岸花という命名にふさわしく、どこか向こうの世界とこちらの世界の見守り人のような感じがあります。
わたしの周りでは白い花は見たことがありませんが、いいですね・・・

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最新の画像もっと見る

最近の「暮らし 【ガーデニング】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事