今年の初縫いは、ボートネックのワンピースです。
…というか、初冬に縫い始めて放っておいたものを完成させただけなのですけれど。

仮縫いまで済ませていたものの、どうにも腕のデザインが気に入らなくて、補正に四苦八苦。
そんなことを繰り返している間に季節は真冬に。
コットンウールの服なんてもうお呼びじゃないよね…なんて思ったら、すっかり嫌になってしまって。
ソーイングルームのデスク上に放りっぱなしにすること、2ヶ月あまり。
掃除に入るたびに、作りかけの生地から放たれる無言のプレッシャーを浴びて、「うぁー…これどうにかしなきゃなぁ…」と憂鬱になりつつ。
年末年始の気忙しさから解放されて、ようやく重い腰を上げました。
「失敗したら部屋着にしちゃえ!」とばかりに半ばヤケクソで、もはや『補正』とは言えないような大胆な(というか無茶苦茶な)変更をほどこして試着してみたら。
…あら、悪くない…かも?
ということで、気を取り直してなんとか完成させました。
でも…
ほぼイメージだけで適当に補正したので、何が功を奏したのががさっぱり分からなくて。
『終わり良ければ総て良し』とは言うけれど。
何も学習できないまま縫い上げてしまって、「これでいいのか、私?」とちょっぴり自己嫌悪に陥っています(苦笑)

うしろ。
生地は、ほんのりとした起毛が気持ちいい、ウール10%のコットンウール。
シトラスゴールドと名付けられた色に惹かれて購入しました。
兵庫県西脇産の生地で、バルーンワンピースに仕立てたもの(→☆)の色違いです*

見返しに使った小花柄の生地を袖口うらにも叩きつけて、折り返しても着られるようにしました。
別布は、単に模様がアクセントになるというだけではなくて。
幅が6センチあるので、折り返すと手首が見える8分袖となり、秋や春先には見た目の軽やかさも出るのでいいかなと思い、つけています。
折り返すとこんな感じ ↓

そして残った生地で、お揃いのベレー帽も*

お揃いで着るとこうなります。

いろいろと反省点の多い縫いものでしたけれど、今回も自分仕様にできて満足です。
己の体型や躰の事情に合わせて工夫できるのが、手作りのいいところ*
ちょっとした遊びを入れて、自己満足に耽る(笑)のもまた楽しくて♪
――さて、次は何を作ろうかな?