parismaris's days*

気晴らしは、庭で。 (庭だより*2020.春2)

疫病のせいで、ほんとうに仕方のないことばかりとはいえ、なんとも気詰まりな毎日ですね。

躰のこともあって、日ごろから思いつくまま気の向くままに出歩くことの少ない私でさえ、この行動を慎まねばならぬ日々には焦れてきているのですから、元気いっぱいの幼いひとたちや、健康なかたたちはさぞや…と思います。

私たちの忍耐が擦り切れぬうちに、どうにかこの疫病が鎮まってくれるといいのですけれど。


――そんな、何をしていてもどこか憂鬱な日々の、私の気晴らしは、庭。
着々と満ちる春を、目で肌で指先で感じながら、静かに過ごしています。




祖父の形見の椿に、ツートンカラーの花が咲きました。

先に咲いたもの()が赤一色だったので、この椿は赤が地の色で、この花の一見地色に見える面積の多い白色こそが『斑』なのでしょう。




咲く花、咲く花すべてが、異なる配分の色をしています。

しべの中に変形した花弁の一部が入り込んでいる造形も、おもしろい*



クリスマスローズ ニゲル
真白な花が、時の移ろいとともに夕焼け色に。



スポットの模様がお気に入りのクリスマスローズも、次々と咲いています。



ウグイスカグラ(鶯神楽)

昨年の夏に偶然手に入れた株で、初めて自分の手で花を咲かせることができました。
うふふ、嬉しーい❤ (´艸`*)




でもこれ、本来ならば4月ごろに咲く花なんです。
それが梅や椿と一緒に咲くだなんて…やっぱりこの春はちょっとおかしい。

初夏に実る、宝石のように透明感のあるオレンジ色の、小さな甘い実が楽しみです*
(なので、こっそりと人工授粉なんかもしてみたり・笑)



薄桃色のユキワリソウ(雪割草)
白花()同様に、祖父の形見です。

ただ…この株だけはまだほんとうに小さくて、このまま上手く育てられるのかと、ちょっと心配。



ワイルドストロベリー
どこからか勝手にやってきて、勝手に育って勝手に実っている、本当の意味での『ワイルドストロベリー』。

そしてこの一年で、さらに我が家の庭の内でも勝手に種を飛ばして、現在3株に増えています。

(そのイチゴたち。  各々生きることは勝手にさせていますけれど、人間が雑草とともにうっかり抜いたりしないように、さりげなーく保護はしています)



アセビ

庭に出るたびに、いろんな花の香りがするようになってきました。

梅が間もなく終わるので、次の主役はこのアセビ。
春は鼻も忙しい! ( *´艸`)




※ 件のデマで、店々から姿を消したトイレットペーパー。
私の住む地域では、未だ容易には手に入りません。

ティッシュペーパーやキッチンペーパー、生理用品やオムツまでもが、軒並み個数制限。
不便なことこの上なくて、買い物に出るたびにため息が出ます。

あぁ、早く普通の生活に戻りたい…



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