春限定の、庭のちいさな『貸家』に、今年も店子さんが入りました!
昨春に続いて、ふたたび私は『大家さん』です*
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店子はもちろん、シジュウカラご夫妻。
本年もご入居、誠にありがとうございまーす!
(昨年と同じ個体なのかは不明だけど)
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まだ寒いころからひと月以上の時をかけて、日に幾度もの、つがいでの『内見』を繰り返し。
ようやくご納得いただけたのか(笑)、1週間ほど前から、営巣のためのコケの運び込みが始まりました。
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昨年の入居者ファミリーが退去したあと、巣箱を木から降ろして、クリーニング(内部清掃&熱湯消毒)と軽い補修を。
そののち、再びイロハモミジの木によじ登って、新しいシュロ縄にてしっかりガッチリと取り付けました。
(慣れない作業の限界で、ちょっと左に傾いじゃってるけどね…)
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小鳥たちの健康を考えて、巣箱には一切の塗装をほどこしていないので、新品だった昨年に比べると見た目がずいぶんと古びてしまいましたが、それでも雨漏りなどはなく、まだまだ現役。
ご覧の通り、日当たりと風通しは抜群ですし、これから芽吹きの季節を迎えたのちは、木漏れ日のほどよい日陰もご提供可能ですので、快適に産卵&子育てしていただけるかと。
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ただ…ひとつ、ご入居に際してご容赦いただきたいことがありまして。
それは、巣箱の正面と背面にあるそれぞれの大家宅から、しばしば好奇心いっぱいの視線が注がれるであろうこと。
もちろん、シジュウカラご夫妻やこれから生まれてくるであろうお子さまがたを決して驚かさぬよう、カーテンの隙間からや、巣箱から2メートル以上離れた場所からの観察とすることを心掛けますが、そこだけはどうかご容赦いただけたらと。
以上、ご納得いただけましたならば、どうかこのまま巣作りをご継続くださいませ。
そして願わくば、今年こそ、ヒナたちの巣立ちまでしっかりと見届けられますように。
(昨年のご入居鳥さまは、知らぬうちにみな巣立たれてしまいまして、大家一同、それはそれは茫然としたんですもの…!)