さて。私がXbox360を購入して約1ヶ月が経過しました。(私が買ったのは、左側の60GBバージョンのほうです)
現在『Fallout 3』はクリアして、その他数本のゲームを軽くプレイしたってところです。ここいらで、PS3の時と同じく全体的な感想を軽く書いてみたいと思います。
●本体そのものについて
まあ…確かにデカいですね。デカいですが、新型PS3と比較したら、思ったより大きな差はないように思います。旧型PS3だったら、なおのこと差がないんでしょうね。あと、少なくとも新型PS3のように、縦置きだと不安定になるということはなかったです。
本体の電源に付いているデカい代物も、確かにデカくはありますが…まあ、私の部屋は、ただでさえ多くのゲーム機・無線LANなどがあってカオスな状態なので、全く気になりません。いや、本当のところ、その点は気にしなくちゃいけないんですが(笑)
本体のデザイン自体は…悪くないとは思いました。良くも悪くも、やっぱりパソコンっぽいですよね。ちょっと穴だらけなのはアレですが、まあ…熱気を逃がすためには仕方ないですね。
熱量については…まあ、確かに数時間もすれば暖かくなりますが、今のところは、それでどうこうヘンなことにはなっていません。1回だけ、ディスク用ゲームが正しく読まれなかった(DVD扱いになった)ことがありましたが、入れなおしたら治ったので、特に問題にしていません。
騒音については…ディスクが回る音は、確かにちょっと大きいです。ここも、良くも悪くもパソコンっぽいです。
ただ、個人的には言うほど気にならないですし、「取り込み」を行っていればゲーム中はディスクが回らないので、鼻につくほどの欠点ではないと感じました。
※「取り込み」については下記を参照ください。
●本体のシステム周りについて
触ってみて、初めて知った内容もけっこう多かったですね…。
とりあえず、他ゲーム機と照らし合わせつつ、Xbox360のシステムの特徴を記載します。
◆取り込み
PS3やPSPでいうデータインストールのようなものです。が、同じようでちょっと違うように思います。
PS3およびPSPでは一部のタイトルが対象になっており、「データの一部」を保存することでロードが短縮されたりしますが、Xbox360のほうは、おそらく「全データ」を取り込んでいるんじゃないかと思います。だって、大抵のゲームは「取り込み」を使ったらゲーム中は一切ディスクが回らなくなりますからね。なので、先ほども言いましたがディスク音が欠点というほどにはならないですし、もちろんロード短縮にもなります。
何より、「全てのタイトルが取り込み可能」なのは大きいです。(※もちろんですが、初代Xbox専用タイトルは対象外です)
ただし、全データを取り込んでいるだけあって、容量はかなり消費します。少なくても2~3GB。多いものだと5~7GB消費します。なので、プレイし終わったタイトルは、オプションの「メモリー」で取り込んだデータを削除するようにしないと、すぐに容量が足りなくなることでしょう。
私も、最初はアーケード版(メモリ:512MB)と迷っていましたが…HDD付きのほうにして良かったです(笑)
◆お試し版
いわゆる体験版ですね。
Xbox360では、パッケージタイトルの体験版がいくつかあるのはもちろんのこと、ダウンロード専用タイトルである「Xbox Live アーケード」と「インディーズ ゲーム」(※下記を参照)の、全てのタイトルに「お試し版」があります。もちろん、「お試し版」を購入してプレイした後、そのまま製品版を購入することもできます。
ダウンロード専用の全タイトルですからね。ザッと見て、いくつかのお試し版をダウンロードしてプレイするだけでも、正直お腹いっぱいになれます。
◆Xbox Live
Xbox360をインターネットに接続して利用できるサービスです。
Xbox360をネットワークに接続して何かするには、まずはXbox Live用のアカウントを作成する必要があります。アカウントを作成すれば、ネットワークに接続して、ゲームやアバターアイテムの購入などができます。
ただし。サービス内容としては2種類のメンバーシップ…「シルバーメンバーシップ」と「ゴールドメンバーシップ」というものがあります。
「シルバー」のほうは無料で利用できます。こちらでも、ダウンロード専用タイトルを購入したり、追加コンテンツを購入したりできますが…唯一にして最大の欠点は、オンライン通信による対戦・協力プレイができないことです。(その他、ビデオチャット・週替わりでお得になるダウンロード専用タイトルの購入ができません)
「ゴールド」になって、初めてオンライン通信による対戦・協力プレイができるようになります。が、こちらは月額制です。(1ヶ月で819円・12か月分などで購入すればお得に)
PS3やWiiではオンライン通信プレイが無料なのが当たり前なので、月額制となると最初はどうしても抵抗があります。まあ、amazonとかで12か月分を割引で購入できれば、1ヶ月あたりの料金も微々たるものになるので…購入して更新さえしてしまえば、もうこちらのもの(?)です(笑)
あとは、オンラインユーザーが多いのは確かです。とかいって私は、最近のタイトルをプレイしていないのでどれほどのものかまだ把握していませんが…以前紹介した『ロックスターゲームズプレゼンツ テーブルテニス』ですら、まだ人がいましたからね。3年半も前のタイトルですよ。小粒な「インディーズ ゲーム」(※下記を参照)とかでも、いる時はいますからね。
ボイスチャットは、まだ利用したことがありません。やっぱりそこまでいくと、一気に抵抗感が…ね。まあ、よほど親密なプレイが必要でもない限りはボイスチャットの必要性がないので、しばらくは使用しないと思います。買ってはいますが。
ちなみに。本体のネットワーク接続の手段としては、LANケーブルでの有線接続。もしくは、専用の「ワイヤレス LAN アダプター」を使った無線接続になります。
「ワイヤレス LAN アダプター」は、なかなかのお値段がするので…よほどわずらわしく感じないのであれば、有線接続がオススメかな?と思います。(他に無線接続できる手段もあるっぽいですが…)
◆Xbox Live アーケード
平たく言うと、ダウンロード専用タイトルです。
価格帯は400~1200マイクロソフトポイント(600~1800円)くらいです。ポイントの相場は1ポイント=1.5円となっていますが、amazonなどでポイントカードが割引されていることも多いので、お得に購入したほうがいいでしょう。ちなみに私は、1ポイント=1.2円くらいの相場でポイントを購入できました。
先ほども説明した通り、全てのタイトルに体験版がありますので、まずはそちらをプレイしてから、製品版の購入を検討するといいでしょう。また、PS3と同様で、ダウンロードしながら他のタイトルを見たりすることもできます。
◆インディーズ ゲーム
こちらもダウンロード専用タイトルですが、こちらはマイクロソフトが無償で提供している「XNA Games Stadio」というツール?で作成されたタイトルが並んでいます。
お手軽な内容のゲームがほとんどで、価格帯が80~240マイクロソフトポイント(120~360円)と、非常にリーズナブルなのも特徴です。もちろん、基本的には単純なシステムのゲームが多いですが、レトロ風ゲームなどアイデア溢れるタイトルも多いので、自分で色々探してみるのも面白いと思いますよ。もちろん、こちらも全てのタイトルに体験版がありますので、気になったものは片っ端からダウンロードしてみるといいでしょう。
難点は、ゲームについての詳しい説明がほとんどないに等しい(もしくは英語表記)ですし、インターネットでも紹介ページみたいなものはないので…本当に触ってみるまで、どういったゲームかが分かりにくいです。
あと、インディーズゲームはCEROの審査を受けていません。一応、目安として「暴力的な表現」「性的な表現」「成人向けの表現」の度合いを記載してはいますので、グロいのがダメだという人とかは、注意して探しましょう。
◆ゲーム オン デマンド
初代XboxやXbox360のパッケージタイトルを、ダウンロードで購入できるというサービスです。
当然、ダウンロードということで購入したい時に購入できるという利点はありますが…価格的にお得か?というと、どうやらそうでもないみたいです。ラインナップもまだそんなに多くないですし…まあ、どうしてもパッケージ版がどこにも売っていない!という時でもない限り、利用することはないでしょう。
◆インサイドXbox
Wiiでは『みんなのニンテンドーチャンネル』、PS3では『週刊トロ・ステーション』があるように、Xbox360にもゲーム関連情報を紹介するチャンネルがあります。それが、この「インサイドXbox」です。
「インサイドXbox」は、簡単に言うとラジオっぽいテレビ番組?みたいな感じです。レトロゲーマーな「ローリング内沢」さんと、ゲーマー初心者?な「山口ひかり」さんの2人がMCとなって、曜日ごとにそれぞれ違った内容の動画が更新されます。なんか、昨年の7月までは違うメンバーだったみたいですが、リニューアルして今の形に落ち着いているようです。
月曜日は「@インスタ」。ゲームクリエーター・声優といった人へのインタビューや、ユーザーからのお便りを紹介するコーナーです。
水曜日は「What's New」。Xbox360専用ゲームの最新情報や、Xbox Libe関連の情報をお届けします。
金曜日と土曜日は「プレイ×プレイ」。新作や過去の名作を実際にプレイするコーナーです。
個人的には、わりと楽しく見させてもらっています。内沢さんが山口さんに格ゲーで互角なのが、素なのか接待なのか分かりませんが…(笑)
週4回更新があるのも大きいですね。PS3の『週刊トロ・ステーション』は、つい数ヶ月前まで日刊でしたが、それがなくなっちゃったので…。やっぱり、ほぼ毎日の更新があると、起動する頻度もそれなりに増えてくるものです。
あと、Z指定タイトルもわりと普通に紹介しています。もちろん、Z指定のロゴもきっちり付いていますし、動画の開始時に警告も表示されます。もしかしたら、Xbox Liveに登録している生年月日を見て18歳未満だったら見れないようにしている…かもしれません。(実践していないので真偽は定かではありません)
◆実績
いわゆる1種のやりこみ要素。PS3でいう「トロフィー機能」みたいなものです。Xbox360専用の全パッケージタイトルと「Xbox Live アーケード」の全タイトルが対象です。
PS3のトロフィーというのは、何種類かの色のトロフィーがあって、条件を満たした内容によって様々なトロフィーが獲得できる…というものです。
一方、Xbox360では、各タイトルの各実績に「ポイント」があり、その実績の条件を満たすとポイントが加算されます。難しい実績ほど獲得できるポイントも多いです。で、その合計ポイントがプロフィールの1つとして公開され、いわゆる「やりこみ度」の目安みたいなものになります。
個人的には、トロフィーよりこちらのほうがモチベーションは上がります。
合計ポイントという見せ方をしているおかげで、なんかこう…プレイを重ねているっていう実感が感じやすいんですよね。他人からしても、一目で分かりやすいのは、やっぱりポイント制だと思います。
まあ、トロフィーは難易度によって獲得できるトロフィーが違うため、獲得しているトロフィーのバランスを見れば、どういったプレイスタイルかも分かったりはするんですが…すぐ目の届くところに表示されてないですし、トロフィーの詳細を見るのにけっこう読み込みが入ったりしますしで…あんまり見ようと思わないんですよね。正直なところ。その点についても、実績というスタイルのほうが分かりやすいかと思いました。
●D端子
現在、Xbox360本体とテレビは、D端子ケーブルで接続しています。まあ…購入した本体にこれが付いていたので、そのまま使っているというだけのことです。
特に他のケーブルと比較したわけではありませんが…PS3と比較しても色あせなく、充分に綺麗です。
●コントローラ
なんか、ワイヤレスが基本は電池だということだったので、メインで使用するものはUSBコード付きにして、もう1つ接待用のものは、ワイヤレスのを購入しました。
コントローラ本体は、PS3より少々大きいですが…手にフィットしている感触がなかなか良いと思いました。
一番苦労するのは、やはりA・B・X・Yボタンの配置ですね。スーファミ世代の私としては、A・Bボタンの配置とX・Yボタンの配置が逆なのは、慣れるのに時間がかかりました。というか、今でもまだそんなに慣れていませんが…文字というよりは、ボタンの色で識別しているところがあるので、まだ慣れてきたほうです。
あと、PS3と比較すると、左スティックと方向パッド(方向キー)の配置が逆になっていますが…まあ、別にどっちでもいいかな?って思います(笑)
●まとめ
やっぱり1年早く発売しただけあって、なんかこう…全ハードの中では1番ゲーム機らしい進化をしているような気がしました。
それが、現行機となる3つの据え置き型ゲーム機を全部触ってみて、なおのことよく分かるって感じです。
もちろん、PS3やWiiにもゲーム面での特徴やその他のコンテンツなどがあるので、どれがいいとは言いませんが…ゲーム機としては、Xbox360が若干優れているようには思いました。
何だかんだ言っても、「取り込み」と「お試し版」があるのは大きいもので…まあ、元々はこれらの機能もなかったのかもしれませんが、少なくとも、この2つがあるだけで、かなり助かっているところがあるんじゃないかと思います。特に「お試し版」は、気になったら即ダウンロードして体験ってできるので、いいですね。反面、それが故に製品版をあまり買っていなかったり…なんて事実もあったりするんですが(笑)
それと、Xbox360の購入をきっかけに、私は運よく上司の人から洋ゲーを何本か借りたため、毛嫌いしていた洋ゲーに初めて本格的に触りましたが…やっぱり、やってみないと分からないものですね。
『Fallout 3』にはけっこうハマってしまいましたし、その他の洋ゲーも、思うほど理不尽でもなく楽しめています。これに比べて日本製のゲームが劣っているなんて、よく言われていますが…まあ…分からなくもないとは思いました。もちろん、私はどちらのゲームにも良さを感じていますが。
それに、私はまだ1人プレイをそれなりに楽しんだだけで…オンラインでの対戦や協力プレイはまだほとんど体験していません。そこに入り込み始めると…きっと、その世界にどっぷりと沈んでいくんでしょうね…。私、ご存知の通り1つのゲームにあまり時間をかけたくないタイプなので、どっぷりハマるのが怖いです(笑)まあ…1~2本くらいならいいかな?とは思いますが。
まあ、色々ありますが…買ってよかったとは思っています。
ここから先、さらに奥深いXbox360の世界に入り込むか、それともあくまで1人プレイを主にして手探りで楽しむか…といったところですが、まあ…遊び方は人それぞれですからね。なるようになるでしょう(笑)
少なくとも、全ゲーム機が揃ったことで、幅は広くなったので…とりあえず、出費にだけは気を付けます(笑)
これまでに評価したXbox360のタイトルは、こちらからどうぞ
あと360ならではないですけれど、ゲームのバグにパッチで対応できるとか、
追加データをダウンロードして楽しめるという要素も。
この辺はWiiの次世代機も真似して欲しい点ですね。
あと実績も……こちらは「できれば」。
HDDの容量はどうですか?
そろそろ大容量のものが気になる頃合いなのではと思ったりして。
個人的には、追加コンテンツというのにはあんまり魅力を感じないんですよね…。
『Fallout 3』でも追加コンテンツがあって、購入すればレベルが30まで上げられるとかその他色々あるとか聞くんですが、私はもうクリアしちゃったら満足しちゃいました。
まあ…私のように、色々なゲームをプレイしたいという思考の人は少ないですからね。普通の人は、1つのタイトルで長く楽しめることは、有難いことだと思うでしょう。
HDDの容量は…そうですね。すでに半分以上食ってはいますが…ひとまず、やらなくなったタイトルの取り込みデータを削除するなどで対処しています。正直、これ以上の出費は避けたいので…。