セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

3DS『ポケモンバトルトローゼ』 インプレッション

2014年03月22日 19時16分20秒 | 【旧】購入・レビュー話
アンノーンがいっぱい出てき過ぎて、アンノーンばっかり記憶に残るという…(苦笑)




ポケモンバトルトローゼ
対応ゲーム機 ―→ 3DS(ダウンロード専用)
配信開始日 ―→ 2014/03/12
配信価格 ―→ 762円(税別)
ジャンル ―→ アクションパズル
プレイ人数 ―→ 1~4人(ローカル通信で最大4人協力プレイ)
CERO ―→ A(全年齢対象)




■====== 簡単なご紹介 ======■

DSで発売された『ポケモントローゼ』の続編タイトルになります。
ポケモンのアイコンを動かして、縦か横に3つ以上そろえるだけの、シンプルルール。攻撃する相手ポケモンとの相性を考えたり、次々とコンボを決めたりして、たくさんのポケモンを捕まえましょう。


ゲームの流れを、ざっくりと説明します。
エリアに、ビッシリ並べられたポケモンのアイコン。プレイヤーは、アイコンをタッチしてつかんだ後、そのままスライドして移動。他のアイコンと位置を入れ替えます。入れ替えた結果、同じアイコンが縦か横に3つ以上並ぶと、アイコンが消えます。
アイコンが並んでから消えるまで、若干の時間があります。その間に4つ5つと並べることもできますよ。

アイコンを消すと、相手ポケモンを攻撃。相手ポケモンの体力をゼロにすると、そのポケモンを捕まえることができます。
一定時間ごと(主に、こちらが攻撃した後)に相手ポケモンが攻撃してきて、そのステージで登場する全てのポケモンを捕まえる前に、こちらの体力がゼロになると、ゲームオーバーになってしまいます。
さらに、エリアの周りには「シールド」みたいなのがあり、相手ポケモンの攻撃によってシールドが弱まっていきます。シールドが壊れてしまうと、相手ポケモンがエリア内に侵入して、ジャマをしてくるようになりますよ。

|== コンボ ==|
連続して消していくと”コンボ”が発生。
いわゆる『ぷよぷよ』みたいに、あらかじめ連鎖するように組んでおくという必要はなく、消した後、攻撃に移るまでに若干の時間があるので、その間にまた別のアイコンを3つ以上並べれば、消えてコンボが発生していきます。

コンボを繰り返していくと、たまに「メタモン」というポケモンが降ってきます。
メタモンは、どのポケモンの代わりにもなれるので、さらなるコンボに活用しましょう。

|== 攻撃について ==|
コンボが終了すると、コンボに応じてダメージ量が決定。相手ポケモンに大きなダメージを与えます。ダメージを与えた後は、消えたアイコンのところに新しいアイコンが埋まり、再びコンボを目指します。
攻撃をするポケモンは「コンボの一番最初に消したポケモン」になります。相手ポケモンとの相性を考えて、相性の良いポケモンから消していくと、ダメージが増大しますよ。

ちなみに。ごく一部、攻撃しない代わりに特殊な行動をするポケモンもいます。
例えば「ラッキー」は、敵からのダメージで減った体力を、回復してくれます。

|== トローゼチャンス ==|
「4つ以上で消した後、続けて3つ以上を消す」と、「トローゼチャンス」というのが発生。
この間は、同じアイコンを”2つ以上”並べるだけで消すことができちゃいます。もちろん、コンボしまくりです。

|== マッチオール ==|
メタモンやトローゼチャンスなどを利用して、コンボを続けながら全てのアイコンを1つ残らず消すことができたら「マッチオール」となります。(トローゼチャンスは、ここで一旦終了します)
マッチオールが発生すると、再びポケモンのアイコンがドッサリ落ちてきますが、落ちてきてから攻撃に移るまでに多少の時間があるので、その間に3つ以上並べられれば、さらにコンボを続けていくことができます。つまり、コンボとマッチオールを繰り返すことができれば、何十回、何百回とコンボを続けることができますよ。…何百回まで行くかどうかは知りませんが(笑)

|== 隠しポケモン ==|
各ステージで登場するポケモンの数は、プレイ中の上画面の「モンスターボールの数」で分かりますが、特定の条件を満たすと、隠しポケモンが出てくることもあります。
そのステージに隠れているポケモンの種類は、ステージ選択画面の時にシルエットで表示されているので、獲得できていないポケモンがいたら何度も挑戦してみると良いでしょう。

|== サファリジャングル ==|
途中から遊べるようになるステージなんですが、ここで出現するポケモンは”曜日ごと”に変化します。
プレイしていくうちに、ステージ数が増えることもあり、もちろん別のステージではさらに別のポケモンが”曜日ごと”に出現することになります。
できれば、毎日プレイしたいですね。

|== 協力プレイ ==|
タイトル画面で「みんなであそぶ」を選択することで、最大4人での協力プレイが楽しめます。
私は利用したことがないので、詳細については割愛します。



■====== partygameの感想 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い

◆=== 参考データ ===◆
 プレイ時間 ―→ 約5時間半
 プレイ内容 ―→ 30ステージ攻略+サファリジャングルをほぼ毎日プレイ
 過去のシリーズ作品 ―→ DS『ポケモントローゼ』はプレイしたことありません。


○ ―→ 単純明快なルール。誰でもすぐに理解できます。
とにかく、どんどん3つ以上つなげていくだけ。アイコンが、隣にしかズラせないとかではなく、どこにだって移動できるので、操作範囲は広いですし。前作『ポケモントローゼ』は”4つ以上”だったそうなので、前作以上に遊びやすくなっていることになります。
しいて言うなら、コンボをつなげていくというスタイルや感覚に気付けるかどうか?というくらいです。というのも、最初は私、『ぷよぷよ』みたいに連鎖を組んでおかないといけないって思っていましたので(苦笑)


△ ―→ ただ、プレイそのものへの変化が少ないので、飽きやすくもあるかも?
敵の体力が多くなってきたり、攻撃頻度が高くなってきたりといった難易度の変化はありますが、例えば『テトリス』でいうスピードアップなど、アイコンをそろえようとする行為そのものに対しての変化って無いに等しく、極端に言えば、ずっとず~っと、3つ以上並べることを繰り返すだけって感じではあります。
理解はしやすいぶん、発展性が少なく、ポケモンを全種類集めたい!という意欲でもないと飽きてしまいそうです。


△ ―→ 集中力と判断力が求められる感じです。思考系パズルだと思っている人は注意。
3つ以上並べ続けるということを、どこまで続けられるか?というのが勝負どころ。ましてや「マッチオール」はそんなに簡単ではないので、とにかく集中力や判断力ありきって感じです。頭をひねって遊ぶタイプではないので、そういうタイプのパズルを求めている人は勘違いのないように。

ちなみに。「マッチオール」を狙うコツとしては、途中で振ってくるメタモンを上手く活用することですかね。
タッチしてつかんでいる間のアイコンは消えることがないので、それを利用したり隅っこに孤立させるなどでメタモンを温存し、ここぞというところで一気に消す!とかできればいいですね。
あとは、残っているアイコンをよく見て、各ポケモンが1つしか残らないということにならないよう注意を払うというのもポイントです。


○ ―→ 集中するぶん、短い時間でわりと大きな満足感が得られます。
コンボ、コンボ、マッチオール、コンボ…とかやっていると、1回の攻撃までに1分以上かかることも多いです。で、1ステージあたりの敵の数が、最初のうちは少ないですが、後半になるにつれて多くなりますし、ましてやサファリジャングルは10匹以上登場することもあります。
そしてその間、ずっと集中し続けてプレイしていますから、数ステージクリアしたら、わりと満足しちゃうんです。個人的には、短い時間で満足感が得られるというのは、良いことだと思っていますけどね。逆に、長い時間ダラダラまったりと続けたいって人は、要注意かもしれません。


△ ―→ 似ていて判別しにくいアイコンのポケモンがいます。
登場するポケモンのアイコンは、各ステージごとに異なるんですが、なかには白っぽいポケモンばっかりでパッと見分かりづらいってこともあるんですよね。逆に、色合いの濃いポケモンが分かりやすいので、最初に選びがちです。
…まあ、ウン百種類のポケモンが登場しているわけですから、似たように見えるアイコンが出てきても仕方ないんですけどね。とはいえ、アクションパズルで判別しにくいから難しくなるというのは、個人的には面白さにつながらないと思っているので。できることなら、判別がつきやすいポケモンの組み合わせになるよう調整してくれたら良かったです。


△ ―→ もう少しアイコンが大きいと、嬉しかったかな。
たぶん3DS LLなら気にならないと思いますが、通常の3DSだと、少し小さいかな。ミスタッチしちゃったり、思ったところと違うところにアイコンを置いちゃったりすることがあります。
何といっても判断力が必要なパズルゲームですから。大きさのバランスを取るのが難しいと分かってはいるけど、こういった細かいところが気になっちゃうんですよね。



■====== まとめ ======■
●●●●●●○○○○ … 6点(10点満点)


シンプルなルールながら、けっこう時間に追われる感じのアクションパズルになっています。
ルールだけ見たら確かにシンプルなんですが、いわゆる”考える時間”というものが少なく、放っておいたら相手ポケモンにどんどん攻撃されちゃったりするので、とにかくひたすらガンガン消していきます。いわば、アクション寄りのアクションパズルですね。コンボを重ねて重ねて、まだいける!まだいける!ってなって、コンボが途切れちゃった時に「あ~!」ってなっちゃう。その一連の流れが、今作の根本的な楽しみかたって感じです。
なので、基本ルールだけ見て「わ~、簡単」と思って買ってみたら、なんか結果的に思ったのと違うってなっちゃう人が出てきそうな気がします。ま、購入の際に、こういうゲームですよってことは頭に入れておいて頂けると幸いです。

あとは、ステージを1つずつ攻略しつつポケモンを集めていくというのが唯一の目標であり、やり込み要素やプレイに影響を与える変化は少なめ。ゆえに、飽きやすいかもしれないという点もご理解のうえで、購入を検討して欲しいです。
私なんかは、とりあえずポケモンの知識がないので、最初のうちは「ほ~、こんなのもいるのね」「あ、いたね~こういうの」とかで楽しめていましたが、次第にやっぱり飽きがきちゃうんですよね。なんかこう、プレイを重ねる行為が無駄にならない、別の明確なやり込み要素とかがあれば、なお嬉しかったです。ポイントみたいなのが溜まって、一定数たまるとタマゴから何らかのポケモンが生まれるとか。

総じて、800円(8%税だと822~823円)であることを考えると、ま~こんなものかな~という印象でした。大きな不満はないんですが、さして特筆した魅力も感じない。ポケモンという要素があるからこそ通用するって感じるくらいです。
DS版の頃はどうだったか知りませんが、今となっては「どこかで見たことあるパズル」になっちゃったんでね。いかにこのシリーズが”先駆け”的な存在だったとしても、i Phoneで色々なゲームを遊んできた私としては、どうしても平凡に感じちゃうところがあります。ま、ある意味、時代の流れを感じますね。


…とか言いながらも、ボチボチ進めている自分がいます。パズルゲームとしての面白さは確立できていますし、全てのポケモンが登場するというのは、何だかんだで大きいわけで。ポケモン大好きなチビッ子たちとかには、ぜひ楽しんでみて欲しいです。

万人向け ← ○●○○○○○○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○●○○○○○○○ → じっくり
思考タイプ ← ○○○○○○●○○○ → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○○● → 達成感重視 


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2 コメント

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Unknown (甘味屋)
2014-03-22 19:39:28
ポケモン 楽しんでおります。
思わずコンボが出る事があってビックリする事があります。

友達の子供に買ってあげたら、「パズドラみたい」と 
しょうがないね(^^;

子供といえど手加減せず対戦している大人げない甘味屋だったりします(笑)
返信する
Unknown (partygame(管理人))
2014-03-23 23:34:30
>甘味屋さん
揃えられなくて「イカ~ン!」と思ったら、勝手に揃っていたりして、ラッキー♪なんてことはありますね。そこもまた、面白さです。

>>友達の子供に買ってあげたら、「パズドラみたい」と
これもまた、時代の流れですね。
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