セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DS『ドラゴンクエストVI 幻の大地』 ファーストインプレッション

2010年01月28日 18時07分39秒 | 【旧】購入・レビュー話


ドラゴンクエストVI 幻の大地
対応ハード : DS
発売元 : スクウェア・エニックス
開発 : アルテピアッツァ
発売日 : 2010/01/28
希望小売価格 : 5,980円(税込)
ジャンル : RPG
プレイ人数 : 1人(セーブデータ3つ)
通信機能 : ワイヤレス通信対応・すれちがい通信対応
CERO : A(全年齢対象)

※約3時間ほどプレイしてのインプレッションです。


●14年の時を超え、初のリメイク
今作は、スーパーファミコンで発売された『ドラゴンクエストVI 幻の大地』のリメイク作品です。開発は、これまでのDS版のリメイク作品と同様、アルテピアッツァが手がけています。
IVやVはPS1、PS2で一度リメイクされていますが、VIは今回が初めてのリメイクです。


●基本的なこと
グラフィックはこれまでのDS版リメイクと同様、町やダンジョンの地形・建物は3Dで、人物やフィールドマップは2Dになります。人物がちょっと肩幅が長め?に見えますが、おそらく原作と比べて少し頭身が上がっているんだと思います。
L・Rボタンで、3Dのマップはグリグリ回せます。(※LRボタン同時押しで初期位置に戻ります)

システム周りも同様。戦闘も、テンポよくさくさく進みます。
細かいですが違う点としては、「ちいさなメダル」は今回、アイテムとして扱われません。アイテムとは別のデータとして管理されており、入手るすると数が増える…みたいな感じです。まあ、アイテム扱いにする意味がないと判断したんでしょうね。


●DS版の新要素について
◆スライムカーリング
わりと最初のほうの町にありました。カジノにはありません。

これは、タッチペンを使用してプレイするゲームです。
まず、カーリングの玉であるスライムを、パチンコのようなもので飛ばします。スライムをタッチスライドして、パチンコの反動で飛ばしてください。
スライムを滑らせると、スライムの上のほうに2つの□アイコンが出てきます。2つの□アイコンを交互に行き来するようにスライドすると、その間スライムの滑るスピードが落ちません。また、片方の□アイコンのほうだけでスライドをすることで、滑る方向を調節できます。
最終的に、ステージの一番奥にあるマトに止めてあげます。(マトに止める、というルールではないステージもあります)道中にある「ばくだんいわ」にぶつかったり、ステージの外へ落ちてしまうと失敗になります。

最初は1つのステージしか遊べませんが、ノルマとなるスコアを達成すると、新しいステージが遊べるようになります。
ちなみに、その場所でプレイできたステージは全部で5つですが、他の場所ではまた違うステージが出てくるかどうかは不明です。また、今のところ特にアイテムを獲得できたりはしていません。

◆夢告白
ある場所に行くことで、自分の「夢告白」を作成することができ、ワイヤレス通信やすれちがい通信でお互いの「夢告白」を見合えるらしいです…が、まだそこまで行っていないので、詳細は不明です。次の評価の時に、紹介と評価をしたいと思います。
ちなみに、説明書には「多くのプレイヤーと夢告白をすると、よいことがあるかもしれません…」とありますが…?


◆partygameの評価◆…87点(100点満点)
いつも通りの安定ぶり 新要素は…微妙

これまでの、DSのドラクエリメイク作品をプレイされている方であれば、基本は全く同じなので、同じように楽しんでいただけたらと思います。戦闘も相変わらずサクサク進みますし、モンスターのアクションもいいですね。モンスターがアクションをしつつも、メッセージや効果音などの演出も同時進行で流れていくので、非常にテンポのよい戦闘が楽しめます。
思えばモンスターのアクションが初めて入ったのは、今作の原作からだったりしますが、当時は「モンスターがアクションをした後」にメッセージが流れたり効果音が鳴ったりしていたので、それより過去のドラクエをプレイしていた人からすると、テンポが悪くなっていたように感じていたのかもしれません。当時の私は、これが初めてのドラクエだったので知ったことではありませんでしたが(笑)
あと、仲間内での会話ができるのもこれまで通りなので、原作にはなかったワクワク感があります。ハッサンは、いつも非常に分かりやすい反応を示してくれます(笑)

新要素について。夢告白はまだやっていないので今回は評価しませんが、スライムカーリングのほうは…正直、微妙です。
まず、そもそもこの作品はボタン操作のみ対応です。メッセージ送りとかも、もちろんボタンでしかできません。しかし、カーリングをプレイしてもう一度挑戦したい場合は、一旦マップに戻ってから「もう一度やりますか?」って聞くので、ボタン操作に持ち替えて選択しないといけません。そしてまたタッチペン。もう一回やりたいならまたボタン操作…という風に、繰り返し遊ぶには配慮が足りないと感じました。
他にも、そもそもカーリングというゲーム自体がそこまでメジャーなスポーツじゃない(少なくとも私はそう思ってます…)ですし、実際のところけっこう地味~なプレイです。それはそれで面白くはあるんですけどね。あとは、カーリング役のスライムが、グラフィックが明らかに荒かったり…。
総じて、なんか「取ってつけたような新要素」という気がしました。当然ながら、購入意欲には全く繋がらないと思いますし、道中に出てきたとしても、ほとんどの人は1~2回遊んだら以後は無視しそうです。何かが手に入るわけでもないよですからね。せめてノルマ達成時に、ご褒美が欲しかったです…。


まあそういうわけで、新要素にはあまり期待できないような気がしますが、携帯ゲーム機で少しだけ生まれ変わったドラクエVI(主にグラフィック)を楽しみたいのであれば、どなたでも問題なく楽しんでいただけます。
私も少々突っ走りすぎて、早々に2回ほど全滅してしまいました(笑)皆さんはそういうことのないよう、着実に進めていってくださいね。

例のすれちがい通信について分かり次第、セカンドインプレッションを書こうかと思っています。



※追記(2010/01/28 20:54)
さっき思い出しましたが、そういえば原作ではあった「おもいだす」という特技が、今作ではなくなっているようです。謎解きのヒントは、自分でメモるしかありませんね…。


関連記事:
DS版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』 ファーストインプレッション(2007/12/30)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ

※ストーリー内容など、ネタバレになるコメントはご遠慮ください。
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