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『ホッタラケの島 カナタと虹色の鏡』
対応ハード : DS
発売元 : バンダイナムコゲームズ
開発 : クライマックス
発売日 : 2009/08/06
希望小売価格 :5,229円(税込)
ジャンル : ナゾときアクションRPG
プレイ人数 : 1人(※セーブデータ2つ)
CERO : A(全年齢対象)
※約2時間ほどプレイしてのインプレッションです。
●「ホッタラケ」だらけの島で大冒険!
今作は、8月22日に公開予定の映画『ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~』をモチーフにしたアクションRPGです。
「ホッタラケ」というのは「放ったらかし」という意味で、ホッタラケの島には、人間たちに忘れ去られて放ったらかしにされたモノで満ち溢れています。そんな、奇妙で面白い世界で、主人公のカナタは7つの鏡を探す旅に出るハメになります。
●ざっくりとゲーム内容を
フィールドはナナメ視点で、操作は全てタッチペンで行います。下画面にフィールド、上画面には常にマップが表示されています。
何もないところをタッチで移動。敵や宝箱などにタッチすると攻撃します。ジャンプはできません。
敵を倒せばお金と経験値が手に入り、経験値がたまるとレベルアップするのは、従来のRPGと同じです。レベルアップ時は、HPなどの数値が満タンになります。
◆敵への攻撃について
敵の背後から攻撃するとクリティカルヒットになり、ダメージが増える他、敵が転がっていって他の敵を巻き込むことも出来ます。
また、アイテムを落とす確率も増えます。
◆ホッタラケの町
この町が拠点となり、ここから各フィールドに移動できます。
この後に紹介する武器や「トイズ」を購入することも出来ます。
◆セーブについて
道中にある赤いおもちゃ箱を攻撃すると、HPが回復すると同時にセーブが可能に鳴ります。また、ここからホッタラケの町に戻ることもできます。
ちなみに、中断セーブも可能です。
◆「トイズ」について
このゲームでは「トイズ」と呼ばれる、まあ…いわゆる「おもちゃ」が手に入ります。そのおもちゃを使うと、攻撃をしてくれたり仕掛けを解くのに役立ちます。ただし、トイズの出現時間には限りがあります。(出現時間は、出ていない間回復します)
使いたいトイズをセット(最大2つまで)して、画面左上の「トイズ」ボタンをタッチします。その後、トイズの移動する道筋をタッチペンで描きます。描いた後「とつげき!」ボタンを押せば、描いた通りにトイズが移動します。
道中に敵がいれば攻撃を行い、道がなくなると止まるのでスイッチを押しておく係としても使えます。
◆武器について
武器はいろいろあり、攻撃力も異なりますが、使用できる必殺技も異なります。
画面右下に表示されている「つうじょう」をタッチすると「ひっさつ」に変わり、普通の攻撃が必殺技に変わります。
必殺技を使用すると「TP」という数値を消費しますが、何もしなければ徐々に回復します。レベルアップ時にも回復します。
◆リサイクル
武器は、普通に武器屋で購入することもできますが、リサイクル屋で、特定のトイズを組み合わせて武器を作成することも出来ます。
◆依頼
まあ、クエストですね。住民の依頼を受けて、その依頼を達成すると報酬がもらえます。
特定の位置にある「ホッタラケ」を取ってくるという依頼が主で、依頼されたものがある場所は上画面のマップで星マークが表示されるので、基本的に迷うことはありません。
◆partygameの評価◆…78点(100点満点)
丁寧さも粗さも感じるが、基本的には気持ちよく作られているという印象
基本的には、そこそこ丁寧に作られているとは思います。タッチペンの操作は快適ですし、敵をサクサクッと倒せて、サクサクッとレベルが上がっていくあたりは気持ちよく出来ています。
全体の難易度自体は易しいですが、ダメージの1回1回はそこそこ大きいです。道中ならザコ敵からの宝箱で「HP25%回復」が出てくるのでいいんですが、ボス戦とかでは回復する手段がないので、油断は禁物です。1回、危うくゲームオーバーになるところだった…。
あと、こだわりを感じるところもあるんですが、一方で難点もチラホラとあったりします。以下、箇条書きでザーッと書いてみます。
・道中には「ホッタラケ」によるワナがたくさん。「歯がゆさゆえの面白さ」があります。
・『ゼルダの伝説』っぽい仕掛けがいろいろ。ベタですが充分面白いです。
・オープニングのアニメムービーのクオリティはけっこう高かったです。
・アクション時と一部のイベントでボイス付き。ボイス自体は非常にマッチしてます。
・背後からの攻撃で「クリティカル!」ではなく「大当たり!」と出たのが個人的には好き(笑)
・シナリオボス撃破後にボスと対面している一枚絵が出てくるんですが、カナタの持っている武器が装備されているものにちゃんと合わせられているっぽいです。(偶然かもしれませんが)
・セリフは、カタナの子供っぽさが出ている良いセリフや、面白いセリフもあれば、明らかに雑なセリフもありました。
・ストーリーはベタ展開。映画との関連性は…まだ映画を見てないので分からないです。
・ジャンプできない仕様については気になるかもしれませんが、そこは割り切る方向で。私は許容範囲内でした。
・カメラの視点がちょっと近いかも?自分の周りが少し把握しづらい気がします。
・リサイクル屋で、現在持っているトイズが表示されないのはちょっと不便かも?まあ、たくさん手に入っちゃうので表示するのも難しかったかもしれませんが。
・まだ少ししかプレイしてないので明確ではありませんが、全体的なボリュームはたぶん少ないです。あまり価格相応には感じないと思います。気持ちよく作られているゆえに…というところもあるでしょう。
・依頼を受ける受けないは原則自由なんですが、シナリオ進行上でなぜか強制的に依頼をいくつかこなさなければいけない時がありました。依頼自体が面倒じゃないとはいえ、ちょっとマイナスイメージですね。
最後の2つに関しては、簡単なようで難しいところでして…。快適なゲームシステムにしてしまうと、進行が早いがゆえに、ボリュームを実際の量より少なく感じてしまうこともあります。このゲームもそうで、マップはそれなりに広いんですが、その割にはあまり時間がかからずに行けてしまうので、気持ちよさを優先した代わりにボリュームが…というところはあるかもしれません。
で、ボリュームが少ないから「強制依頼」で引き伸ばすという手段に出ざるを得ないことになったりして…それはそれで不評を浴びることは分かっていても、やるしかなくなることはあるんですよね…。全体のボリュームは、かなり形ができてこないとハッキリと見えてこないですから、なかなか難しいところです。制限のあるDSですと、特にそうです。
色々書きましたが、そこそこ遊べる内容になっていると思います。映画のゲーム化としては…今のところ思ったよりいい出来です。まあ、ゲームにしやすい内容ではありますけどね。
ただ、難易度が易しめだったり色々親切だったりするので、アクション初心者向けのタイトルです。上級者は絶対物足りませんし、粗さが鼻に付くかもしれません。
クリアまでプレイしたら、また印象が変わるかな?
関連記事:
DS『ホッタラケの島 カナタと虹色の鏡』ストーリークリア後のセカンドインプレッション(2009/08/11)
映画『ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~』 インプレッション(2009/08/23)
ゲームクリアなさったのですね!
いま砂漠で西に向かってオアシスが逃げた所までプレイしましたが…その先が進めません。
地図を頼りに右に左にいっているのですが
どちらに行ってもスイッチを押さなければ開かない扉がありスイッチが見あたらず行ったり来たり…
宜しければ砂漠のクリア方法を教えていただけないでしょうか?
実は、既に手元にはないので、詳しくは分からないです。申し訳ないです…。
アドバイスとしましては…スイッチは最初から必ず見えているとは限りません。例えばエリアの敵を全滅させると出てきたり、あるいはそれがスイッチの役目を果たしていた場面が、あったような気がします。
あからさまに、何もなさそうな行き止まりとかがあれば、敵を全て倒すなどしてみてはどうでしょう?こんなアドバイスしかできませんが…。