「三人寄れば文殊の知恵」とは、よく言ったもので。
『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』
対応ゲーム機 ―→ 3DS
発売日 ―→ 2015年10月22日
価格 ―→ 4,700円(税別)
ジャンル ―→ アクションアドベンチャー
プレイ人数 ―→ 1~3人
CERO ―→ A(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
3人で協力して楽しむ『ゼルダの伝説』シリーズの作品です。
呪いをかけられた姫を助けるため、様々なダンジョンに挑みます。必ず3人のリンクで行動しないといけない仕様になっており、3人協力ならではの仕掛けや強力なボスなどが登場。ローカル通信やインターネット通信で共に戦う相手を見つけて、挑戦しましょう。一応、1人でもプレイはできます。
シナリオクリアしたので、最終的な感想を書きたいと思います。
ちなみに私は、ほとんどフレンドとの通信プレイで楽しませてもらいました。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 4,290円(新品)
プレイ内容 ―→ シナリオクリア
シナリオクリアまでにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●●○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
○ ―→ 3人だからこその仕掛けが目白押しです。
各ステージには、用意されている道具が決まっており、もちろん、どの道具を上手く使わないと攻略できません。
そして、道具にも色々あるわけですから、誰がどう使うか?という点も重要ですよ。
昔、最大4人同時プレイができる『ゼルダの伝説 4つの剣』と『4つの剣+』がありましたが、あちらはせいぜい全員で大きな岩を押すくらいで、そこまで綿密な協力プレイが要求されることは少なかったです。
今作は、本当に3人がちゃんと協力しないと絶対に攻略できない仕掛けばかりなので、緊張感も達成感も大きいですね。
○ ―→ 難易度は、ちょうど良い歯ごたえ。
これまでのシリーズ作品って、ボスのパターンさえつかめれば意外と楽勝ってことが多かったですが、今作はそうでもないです。序盤はまだ何とかなるにしても、中盤以降とかは、パターンが分かっていても3人の息が合わないと上手くいきません。
だからこそ、達成感も大きいですし、攻略出来た時の喜びを共感できるのがいいですね。
ちなみに。多少の差はありますが、初見の場合だと1ステージ攻略にだいたい15~20分くらいかかります。
もちろん、慣れればもっと早く攻略できるようになるでしょう。
○ ―→ 定型アイコンでのやり取りだから出来たバランスです。
これは発売前から言っていたことですが、やり取りが一切できないと、仕掛けが分からない人は1人で悩み続けなくてはいけません。逆に、メッセージが書けるなど細かいやり取りができてしまうと、いともたやすくネタバレできる状況が生まれてしまいます。
用意された8種類の定型アイコン(ロビーでは6種類)。これだけでやり取りしないといけないからこそ、この価値が生まれていると思っています。
○ ―→ ちょっとしたファンサービスも?
ロビーで通信している状態にある場合、壁に体当たりするとボールが落ちてきます。
斬ると跳ねるのですが、その際に『ゼルダの伝説』シリーズの様々な名曲のアレンジ曲が流れてきて、床に落とさずに斬り続けると曲も流れ続けます。これが、思いのほか色々と収録されていて、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』の曲もけっこう多いです。
ロビーで待っている間や、フレンド通信で3人になるまで待つ時とか、お世話になっています。
× ―→ 1人プレイや「見知らぬ勇者」とのプレイは、オススメしづらいです。
まず、そもそも3人協力プレイが前提の作品。1人で3人のリンクの操作を切り替えながら進めることはできますが、やはりテンポは悪くなりますし、面倒くさいですし。完全に「とりあえず1人でも遊べるようにした」って感じなので。1人プレイ前提では考えないようにしましょう。
なので、ローカル通信なりインターネット通信なりで相手を見つけて、3人でプレイしていただくわけですが…個人的には、ローカルでの通信もしくはフレンドとのインターネット通信をオススメします。
「見知らぬ勇者」とのプレイは、とりあえずこれまで経験した限りでは、通信状態が安定しません。また、最初にエリアを選択してから見知らぬ勇者を探し、その後でステージや「とくべつ任務」を選択するのですが…運が悪いと、自分がプレイしたいステージがなかなか選ばれません。
マナーの根本的な問題については全てのタイトルに通ずる話なので、今作の問題としては取り上げませんが、自由にステージが選べないため、さっさと退出するような人は多くなりがちです。明確なペナルティもありませんしね。
私は、ありがたいことに、気の合うフレンドとのフレンド通信でほとんど楽しませてもらっていたので、環境的には問題ありませんでした。
しかし、この環境次第では、面白いハズの今作の魅力を楽しむ前に、ストレスが溜まって挫折してしまうかもしれません。自分の周りやフレンドに、一緒に楽しめる人がいるかどうか?がけっこう重要なので、買ってみようと思っている人はチェックしておいたほうがいいかもしれません。
なお、ダウンロード通信(人数分の本体+ソフト1本で通信)にも対応しているので、ローカルプレイでも全員がソフトを持っている必要はありませんよ。多少の制限はあるかもしれませんが。
あと、個人的にはせめて「見知らぬ勇者」と通信する場合、エリアとステージまで選択してから相手を探すようにして欲しかったです。
繰り返しプレイするにしても、特定の場所にしかない素材を求めてプレイする傾向が高いので、なおのこと勝手に退出する原因につながっちゃうんですよね。
■====== まとめ ======■
●●●●●●●○○○ … 7点(10点満点)
私自身は、3人協力だからこそ生まれる謎解きと達成感を、しっかりと感じることができました。
かなり手強いボスを残機ゼロで何とか倒した!ってことが多く、その達成感ときたら、そりゃもうアドレナリンがドバーッ!ですよ(苦笑)。この達成感の大きさは、ちょっと久々でした。だから私は、最高に楽しめたのです。
しかし一方で、私自身が実際に体験したことや、周りでの今作の感想を見ていたりすると、プレイ環境によって大きく意見が違うというのも見受けられました。
私みたいにフレンド通信ばかりでプレイしていた人は、問題なく今作の醍醐味を味わえましたが、見知らぬ勇者との通信や1人プレイを前提としている人は総じて「まともに遊べない」「ストレスが溜まる」というご意見が多かったようです。
私も実際、購入前は「誰とでも楽しめるのなら、フレンド通信にこだわらなくてもいいか」と考えていましたが、もしそのままの考えで見知らぬ勇者との通信プレイがメインになっていたら、私の評価はこれほどじゃなかったかもしれません。改めて、一緒に遊んでくれているフレンドに感謝です。
とはいえ、例えば『大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS』とかでは、オンラインでのフリー対戦もそこそこ安定して楽しめたりするので、今作は通信システムの技術的な問題もあったかもしれませんね。
それこそ、シリーズ的には派生作品ですし。作り慣れていない人が作っていたのかもな~なんて感じたりします。いや、後継者を育てることは大事なので、どんどん挑戦してもらっていいんですけどね。
それと、思い切った発想ではありますが、私個人としてはむしろ「3人でしかプレイできません」もしくは「フレンドとしか通信できません」いう風に、もっと割り切っても良かったのかも?とは思いました。
世に出るゲームって「1人で遊べて当たり前」みたいな風習があるからこそ、今作も1人でプレイできる仕組みを作ってはいましたが、それが結果として中途半端な印象を与えることになってしまったように思います。どうせ派生作品なんですから、たまには「プレイ人数;1~3人」とかじゃなく「プレイ人数:3人」というのがあってもいいように思うのです。
ま、そうはいっても、もし仮にそうしたら売り上げが落ちるのは目に見えますし、それはそれで結局文句を言われるんでしょうね。難しいです。
とにかく私としては、可能性を充分に感じれるタイトルだと思ったので、協力する魅力はそのままに、より快適かつ確実に楽しめる手段に磨きをかけていって欲しいと思いました。
こういう挑戦は、いつの時代も大事なこと。特に任天堂は、これからもその精神を忘れないだろうと思っていますので。これからも、どうぞよろしく。
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『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』
対応ゲーム機 ―→ 3DS
発売日 ―→ 2015年10月22日
価格 ―→ 4,700円(税別)
ジャンル ―→ アクションアドベンチャー
プレイ人数 ―→ 1~3人
CERO ―→ A(全年齢対象)
■====== 簡単なご紹介 ======■
3人で協力して楽しむ『ゼルダの伝説』シリーズの作品です。
呪いをかけられた姫を助けるため、様々なダンジョンに挑みます。必ず3人のリンクで行動しないといけない仕様になっており、3人協力ならではの仕掛けや強力なボスなどが登場。ローカル通信やインターネット通信で共に戦う相手を見つけて、挑戦しましょう。一応、1人でもプレイはできます。
シナリオクリアしたので、最終的な感想を書きたいと思います。
ちなみに私は、ほとんどフレンドとの通信プレイで楽しませてもらいました。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 4,290円(新品)
プレイ内容 ―→ シナリオクリア
シナリオクリアまでにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●●○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
○ ―→ 3人だからこその仕掛けが目白押しです。
各ステージには、用意されている道具が決まっており、もちろん、どの道具を上手く使わないと攻略できません。
そして、道具にも色々あるわけですから、誰がどう使うか?という点も重要ですよ。
昔、最大4人同時プレイができる『ゼルダの伝説 4つの剣』と『4つの剣+』がありましたが、あちらはせいぜい全員で大きな岩を押すくらいで、そこまで綿密な協力プレイが要求されることは少なかったです。
今作は、本当に3人がちゃんと協力しないと絶対に攻略できない仕掛けばかりなので、緊張感も達成感も大きいですね。
○ ―→ 難易度は、ちょうど良い歯ごたえ。
これまでのシリーズ作品って、ボスのパターンさえつかめれば意外と楽勝ってことが多かったですが、今作はそうでもないです。序盤はまだ何とかなるにしても、中盤以降とかは、パターンが分かっていても3人の息が合わないと上手くいきません。
だからこそ、達成感も大きいですし、攻略出来た時の喜びを共感できるのがいいですね。
ちなみに。多少の差はありますが、初見の場合だと1ステージ攻略にだいたい15~20分くらいかかります。
もちろん、慣れればもっと早く攻略できるようになるでしょう。
○ ―→ 定型アイコンでのやり取りだから出来たバランスです。
これは発売前から言っていたことですが、やり取りが一切できないと、仕掛けが分からない人は1人で悩み続けなくてはいけません。逆に、メッセージが書けるなど細かいやり取りができてしまうと、いともたやすくネタバレできる状況が生まれてしまいます。
用意された8種類の定型アイコン(ロビーでは6種類)。これだけでやり取りしないといけないからこそ、この価値が生まれていると思っています。
○ ―→ ちょっとしたファンサービスも?
ロビーで通信している状態にある場合、壁に体当たりするとボールが落ちてきます。
斬ると跳ねるのですが、その際に『ゼルダの伝説』シリーズの様々な名曲のアレンジ曲が流れてきて、床に落とさずに斬り続けると曲も流れ続けます。これが、思いのほか色々と収録されていて、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』の曲もけっこう多いです。
ロビーで待っている間や、フレンド通信で3人になるまで待つ時とか、お世話になっています。
× ―→ 1人プレイや「見知らぬ勇者」とのプレイは、オススメしづらいです。
まず、そもそも3人協力プレイが前提の作品。1人で3人のリンクの操作を切り替えながら進めることはできますが、やはりテンポは悪くなりますし、面倒くさいですし。完全に「とりあえず1人でも遊べるようにした」って感じなので。1人プレイ前提では考えないようにしましょう。
なので、ローカル通信なりインターネット通信なりで相手を見つけて、3人でプレイしていただくわけですが…個人的には、ローカルでの通信もしくはフレンドとのインターネット通信をオススメします。
「見知らぬ勇者」とのプレイは、とりあえずこれまで経験した限りでは、通信状態が安定しません。また、最初にエリアを選択してから見知らぬ勇者を探し、その後でステージや「とくべつ任務」を選択するのですが…運が悪いと、自分がプレイしたいステージがなかなか選ばれません。
マナーの根本的な問題については全てのタイトルに通ずる話なので、今作の問題としては取り上げませんが、自由にステージが選べないため、さっさと退出するような人は多くなりがちです。明確なペナルティもありませんしね。
私は、ありがたいことに、気の合うフレンドとのフレンド通信でほとんど楽しませてもらっていたので、環境的には問題ありませんでした。
しかし、この環境次第では、面白いハズの今作の魅力を楽しむ前に、ストレスが溜まって挫折してしまうかもしれません。自分の周りやフレンドに、一緒に楽しめる人がいるかどうか?がけっこう重要なので、買ってみようと思っている人はチェックしておいたほうがいいかもしれません。
なお、ダウンロード通信(人数分の本体+ソフト1本で通信)にも対応しているので、ローカルプレイでも全員がソフトを持っている必要はありませんよ。多少の制限はあるかもしれませんが。
あと、個人的にはせめて「見知らぬ勇者」と通信する場合、エリアとステージまで選択してから相手を探すようにして欲しかったです。
繰り返しプレイするにしても、特定の場所にしかない素材を求めてプレイする傾向が高いので、なおのこと勝手に退出する原因につながっちゃうんですよね。
■====== まとめ ======■
●●●●●●●○○○ … 7点(10点満点)
私自身は、3人協力だからこそ生まれる謎解きと達成感を、しっかりと感じることができました。
かなり手強いボスを残機ゼロで何とか倒した!ってことが多く、その達成感ときたら、そりゃもうアドレナリンがドバーッ!ですよ(苦笑)。この達成感の大きさは、ちょっと久々でした。だから私は、最高に楽しめたのです。
しかし一方で、私自身が実際に体験したことや、周りでの今作の感想を見ていたりすると、プレイ環境によって大きく意見が違うというのも見受けられました。
私みたいにフレンド通信ばかりでプレイしていた人は、問題なく今作の醍醐味を味わえましたが、見知らぬ勇者との通信や1人プレイを前提としている人は総じて「まともに遊べない」「ストレスが溜まる」というご意見が多かったようです。
私も実際、購入前は「誰とでも楽しめるのなら、フレンド通信にこだわらなくてもいいか」と考えていましたが、もしそのままの考えで見知らぬ勇者との通信プレイがメインになっていたら、私の評価はこれほどじゃなかったかもしれません。改めて、一緒に遊んでくれているフレンドに感謝です。
とはいえ、例えば『大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS』とかでは、オンラインでのフリー対戦もそこそこ安定して楽しめたりするので、今作は通信システムの技術的な問題もあったかもしれませんね。
それこそ、シリーズ的には派生作品ですし。作り慣れていない人が作っていたのかもな~なんて感じたりします。いや、後継者を育てることは大事なので、どんどん挑戦してもらっていいんですけどね。
それと、思い切った発想ではありますが、私個人としてはむしろ「3人でしかプレイできません」もしくは「フレンドとしか通信できません」いう風に、もっと割り切っても良かったのかも?とは思いました。
世に出るゲームって「1人で遊べて当たり前」みたいな風習があるからこそ、今作も1人でプレイできる仕組みを作ってはいましたが、それが結果として中途半端な印象を与えることになってしまったように思います。どうせ派生作品なんですから、たまには「プレイ人数;1~3人」とかじゃなく「プレイ人数:3人」というのがあってもいいように思うのです。
ま、そうはいっても、もし仮にそうしたら売り上げが落ちるのは目に見えますし、それはそれで結局文句を言われるんでしょうね。難しいです。
とにかく私としては、可能性を充分に感じれるタイトルだと思ったので、協力する魅力はそのままに、より快適かつ確実に楽しめる手段に磨きをかけていって欲しいと思いました。
こういう挑戦は、いつの時代も大事なこと。特に任天堂は、これからもその精神を忘れないだろうと思っていますので。これからも、どうぞよろしく。
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