セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Wiiウェア『カタチのゲーム まるぼうしかく』 インプレッション

2008年10月23日 22時51分27秒 | 【旧】購入・レビュー話



カタチのゲーム まるぼうしかく
対応ハード : Wii(Wiiウェア)
配信開始日 : 2008/10/07
配信価格 : 800Wiiポイント(=800円)
ジャンル : カタチアクション
プレイ人数 : 1~3人
CERO : A(全年齢対象)
使用ブロック数 : 62ブロック


○「まる」「ぼう」「しかく」3種類の独創的なパズルゲーム
今作は、「まる」「ぼう」「しかく」と、それぞれの形に沿った3種類のパズルゲームが簡単操作で楽しめるというタイトルです。


○画面って、どんな感じ?



これが、メインの画面になります。画面上には、Wi本体に登録されているMiiが表示されます。(消すほどのことでもないかもしれませんが、一応モザイクを(笑))
このMiiを、A+Bボタンで掴んで、3つのウインドウのどれかに落とし込むと、そのウインドウでパズルゲームがスタートできます。

で、各パズルゲームの説明。


◆「まる」
丸い空間の中で、丸い玉が常にどちらかに回転して転がっています。
Aボタンを押すと、回転する方向を逆にします。操作はこれだけです。

空間内に出現する敵に、丸い玉を当てて撃退しましょう。敵が空間の外に出て行ってしまうとゲームオーバーです。


◆「ぼう」
丸い玉が付いた棒が、玉を中心にクルクルと回っています。
Aボタンを押している間、遠心力に従って棒が移動します。
ただしAボタンを押している間は、回転する力がなくなるので、進みにくくなったときはAボタンを離して、回転の力を蓄えましょう。
ステージ中には「無敵アイテム」があり、取ると一定時間のあいだ、爆発的な回転で進むことが出来ます。

この操作で、どんどん上に上っていって、クリアラインを目指します。
途中、ブロックや敵が出現しますが、棒を当てれば撃退できます。玉の部分にブロックや敵が触れるとゲームオーバーです。


◆「しかく」
四角の集合体でできた蛇のようなものを操作して先に進んでいきます。蛇の尻尾には火が付いています。
十字ボタンで、押した方向に1マス分移動します。移動するたびに、画面は下へとスクロールしていきます。
ステージ上にある四角は、火を付けて燃やしてください。火の付いた四角を隣接させることで、火が付きます。
爆弾が落ちていることもあります。火をつければ、一定範囲を吹き飛ばします。

以上の要領で、ステージ上の四角を全て燃やしながら、上へと進んでいきます。
ステージ上にある四角がウインドウの一番下に達してしまったり、蛇が動けない状態になってしまうと、ゲームオーバーです。


そして、これは全ゲーム共通ですが、「倍率アイテム」というものが登場し、獲得するたびに、手に入る得点が2倍・3倍…と増えていきます。ただし、敵が触れてしまったり、取り逃したりすると、倍率が1倍に戻るので注意しましょう。

…なかなか言葉では説明しにくいですが、どれも単純操作で、しかし一筋縄ではいかないものばかりです。


○3つのウインドウが互いに影響
このゲーム、3つまでウインドウがあり、それぞれ各個で楽しめるので、最大3人までが同時にプレイできます。

そして同時にプレイすることで、ちょっとした要素もあります。
例えば、「ぼう」で撃退した敵はぶつかった方向に基づいて飛んでいくんですが、それが隣のウインドウにまで飛んでいって、敵に当たると撃退してくれるとか。
「しかく」で、ウインドウの端っこを通ると、炎の波動が隣のウインドウに広がり、それで敵を撃退してくれるとか。
自分のプレイが、他のウインドウでのプレイに影響を及ぼしてくれます。


○ニンテンドーDSにダウンロードして遊べる!
今作は、ニンテンドーDSにダウンロードして、DS本体で遊ぶこともできます。
DS本体を縦持ちにして、十字ボタンでプレイします。操作は同じで、グラフィックはちょっとファミコンっぽい感じになります。
本来のダウンロードソフトと同様、電源を落とすまで楽しめます。


●単純で面白いが、「影響」の要素はもう少し強くでも良かったかも…
それぞれのパズルゲームは、単純ながらよく練られていると感じました。単純操作だけど、妙に難しく、ちょっと歯がゆくなるのがいいんでしょうね。
というか、クリアスコアが100万点って…最高でも20万しかいけないんですが(笑)

プレイによる他のウインドウへも影響は、もう少し強い要素があってもいいのかな…?と思いました。これですと、偶然倒してくれてありがとう、という程度で、あまり3人揃ってプレイする価値がないような気がします。それぞれ個別に楽しむというのとはまた別ですが。
すごいことを言うなら、3人で撃退するボスなんて出たら、面白かったのかもしれません。本来、1人でも楽しめるパズルゲームにはなっているわけですから、多人数でプレイするときはそれぐらいハメを外した何かがあっても良かったように思います。

あと、携帯機にパズルというのはなかなか相性がいいですから、ダウンロードできるのは意外にポイント高いですね。外出前にダウンロードしておいて、電車の中で…とか普通に楽しめますしね。
少なくとも、800円という価格を考えれば、普通にDsタイトルを買うよりかは安く済むわけですしね。


単純で奇抜なパズルゲーム。パズルがお好きなかたは、充分楽しめると思いますよ。
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