セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DSiウェア『立体かくし絵 アッタコレダ』 インプレッション

2010年03月04日 08時57分25秒 | 【旧】購入・レビュー話


立体かくし絵 アッタコレダ
対応ハード : DSi(DSiウェア)
発売元 : 任天堂
開発 : グッド・フィール
配信開始日 : 2010/03/03
販売価格 : 500DSiポイント(=500円)
ジャンル : パズルアドベンチャー
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 68ブロック

※1時間半ほどプレイしてのインプレッションです。(8ステージほど攻略)


●DSの奥に広がる「立体空間」を、あちらこちらから眺めてみましょう
今作は、ステージ内に隠されている文字や絵を見つけ出すパズルゲームです。
最大の特徴は「奥行きのあるステージ」で、傾けたり見る方向を変えると、それに合わせて奥行きの見え方がちゃんと変わるのです。


●ルールと操作
今作は、DSi本体を縦に持ってプレイします。

◆ゲーム開始!…の前に
今作では、DSi本体の内側にあるカメラ機能を使って、傾きを検知しています。ゲームを開始すると、まず「カメラせってい」に移ります。DSi本体を完全に開いた状態(180度開いた状態)にして、四角の枠内に顔の中心が来るようにカメラ位置を調整しましょう。調整したら、カメラアイコンをタッチして、撮影します。
撮影した後、自分の顔である部分が赤い点の集合体で示されるので、それが「良い例」のようになっているかを確認して、OKをタッチしましょう。「悪い例」のようになっていたり、自分でうまく写せなかったと思ったら、やり直すことができます。

◆基本ルール
ステージ内には、決められた文字や絵が隠されています。DS本体を傾けて、見る角度を変えてみましょう。真っ直ぐ見るだけだと見えてこなかった文字が、角度を変えることで見えてくるでしょう。
(※あまり激しく傾けたり顔を大きく動かすと、挙動がおかしくなるので注意しましょう。動きがおかしいと感じた場合は、Aボタンを押すといつでも「カメラせってい」をし直すことができます)

文字や絵を発見したら、十字ボタンでカーソルを操作し、発見した文字や絵のところに合わせます。そして、右画面(タッチスクリーン)の「!」マークをタッチします。正解なら、その文字・絵を獲得できます。

◆フィールドについて
フィールドには、いくつかのステージがあります。選択して、好きなステージをプレイしましょう。
より多くのステージをプレイするには、フィールドにいる人たちと「会話」をする必要があります。しかしプレイヤーは、ステージで獲得した言葉しか使用できません。つまり、ステージの字を全て集めて言葉を完成させて、それを使って「会話」を進めることができれば、先のステージへ進めるきっかけになるわけです。
絵については、特に集めなくても進行に支障はないようです。また、絵は1つのステージに1つだけ「形の分からない絵」が隠されています。自分の想像力を働かせて、怪しいと思ったところをしらみつぶしに調べてみましょう。

◆ヒントコインについて
ステージ内には、いたるところにコインが隠されています。文字や絵を見つける時と同じで、十字ボタンでカーソルを合わせて「!」マークをタッチで、コインを獲得します。
コインは、まだ獲得していない文字や絵の「ヒント」を聞くために必要なものです。コインはそこそこ多く集まるので、どうしても分からない場合はヒントを使っていきましょう。正直なところ、ヒントがあってもなかなか分からない時もあります(笑)


◆partygameの評価◆…79点(100点満点)
感度はまちまちという感じですが…ゲーム内容は非常にいいです

さすがに公式サイトのように滑らかにはいかないだろうな~と思ってはいましたが、おおむねその通りでした。基本、わずかに遅れて画面が反応しますし、カメラが顔を使って認識しているので、傾けすぎたりして顔がどこにいったか分からなくなると、挙動がおかしくなります。なので、慎重に見回す必要がありますし、どうも首や手にヘンに力を入れてしまいがちで…すごく首が疲れちゃいました(笑)
「カメラせってい」で顔とDSi本体をある程度離すように言われますが、プレイしているうちにどんどん顔が近づいてしまって…それで挙動がうまくいかなくなる、というケースが多いんじゃないでしょうか?そういう場合は、いっそ近い距離で撮影してしまったほうが、まだうまくいくようです。

カメラで傾きを検知するDSiウェアタイトルは今回が2作目になりますが…前回の『かたむく+アクション カタムクション』は外カメラを使用して検知していたのに対し、今作は内カメラを使用して検知していました。
両方をプレイしてみた身としては…両方に、利点と欠点があると感じました。


◆外カメラの場合
利点…かなり大きな傾きでも検知しやすい
欠点…壁などが単色だと変化が分からないので、周りの環境によって検知がうまくいかないことがある

◆内カメラの場合
利点…顔を使って検知するので、場所を問わず安定した感度を保(たも)てる
欠点…顔が見えなくなるとダメなので、大きな傾きが検知できない

つまり、両方を使えばそれぞれの欠点が補えていいのでは?とも思ったのですが、その場合、どの時にどちらのカメラの検知を優先するのか?というあたりが非常にややこしくなるので、かえって感度が不安定になると思います。
正直なところを言うと…DSiカメラを使った傾き検知は、今作ぐらいが限界なんだろうと思っています。正直なところ、充分頑張っているとは思いますよ。それでも微妙だと思う人は微妙なんでしょうが…。

ゲーム内容については、非常にいいデキだと思います。どの文字もうまいこと隠れており、そして答えを理不尽と感じることは(今のところ)全くありません。見つけた時は、まさにタイトルの通り「あっだ、これだ!」となっちゃいます。早い話が、「これって「E」…なの?」みたいに感じる答えがないということです。
ボリュームも、思ったよりありそうです。フィールドにも2つ目以降があるみたいですし、私はとりあえず文字だけ探していますが絵もコンプリートしようと思えば、より長く楽しめるでしょう。


ゲーム内容は面白いですし、傾き検知による奥行きの動きはとても新鮮で、よく出来た作品だと思います。
が、普通に座ってプレイしていると、すぐ首が疲れちゃうので…プレイするならDS本体を平らな所に置いて顔を動かすか、仰向けに寝てプレイするのをオススメします。説明書では「座ってプレイする」と言っているのに、いちゲームクリエーターが説明書に反して「寝転んでプレイをオススメ」というのも、どうかとは思うんですけどね(笑)
あと、それでも首や腕は疲れやすいほうなので、適度に休みながらプレイしましょう。ゲームは1日1時間!…とは言いませんが、ムリして長時間プレイするものでもないので。


関連記事:
DSiウェア『かたむく+アクション カタムクション』 インプレッション(2010/01/27)

その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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