『モンスターハンターポータブル 3rd』
対応ハード ： PSP
開発・発売元 ： カプコン
発売日 ： 2010/12/01
希望小売価格 ： 5,800円（税込）
ジャンル ： ハンティングアクション
プレイ人数 ： 1～4人
通信機能 ： アドホック通信対応・インフラストラクチャー通信対応
※アドホック通信…PSP本体同士で通信します。
※インフラストラクチャー通信…インターネットに接続して様々なコンテンツを利用できます。
CERO ： C（15才以上対象）
備考 ： データインストール対応（必要な容量：540MB以上）
※データインストール…一部のデータをメモリーカードに移すことで、ロード時間を削減します。
参考データ--------------------------
購入価格：5,280円（税込・新品）
プレイ時間：約41時間
※1人プレイ…約33時間 3人プレイ…約8時間
進行度：村クエスト（1人プレイ用）は★6レベルに挑戦中
集会所クエスト（マルチプレイ用）は★5レベルが出現したところまで
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※今作風にデザインされたPSP本体「ハンターズモデル」に、ソフトは同梱されていないので注意しましょう。
●PSPで三度、狩りの宴が始まる…！
今作は、様々なプラットフォームで発売され、特にPSPで絶大な人気を誇るマルチプレイ対応アクションゲーム『モンスターハンター』シリーズの最新作です。
今回、2回目のインプレッションとなります。
1人プレイでは★6レベルのクエストに突入しました。また、マルチプレイでの3人協力プレイもしました。
今回は、新たに分かったこととマルチプレイについてを中心に、紹介・評価していきます。
●マルチプレイについて
集会所には「オフライン用」と「オンライン用」があります。オフラインは1人プレイ用です。
マルチプレイで遊ぶには、オンライン集会所に移動し、32の接続番号の中から遊びたい相手と同じ番号を選択します。
その後、メンバーのうちの1人がクエストを受注します。受注の後に「他のプレイヤーも誘いますか？」と出るので、「はい」を選択します。
そして、人数・パスワード・コメントの設定を行うと、クエストボードに受注したクエストが貼り出されます。
他のプレイヤーは、クエストボードを調べて受注されたクエストを選択することで、そのクエストに参加します。
そして、クエストに向かう出口で、参加者全員が□ボタンを押して準備完了した後、受注者が□ボタンを押すとクエストに出発します。
◆ギルドカード
オンライン集会所に接続中、自分の「ギルドカード」を他のプレイヤーに渡すことができます。
ギルドカードには、そのプレイヤーのステータスやクエスト履歴などが記されています。一部、編集もできます。
渡し方は、STARTボタンでメニューを開いて「ギルドカード」→「渡す」と選択した後、渡したい相手を選択します。（一括選択もできます）
◆アイテムの受け渡しについて
オンライン集会所、もしくはクエスト中に、他のプレイヤーにアイテムを渡すことができます。渡せるアイテムは、レア度が3以下のアイテムに限ります。
STARTボタンでメニューを開いて「アイテム」→アイテムの選択→「渡す」を選択した後、渡したい相手を選択します。選択するとアイテムを差し出す体勢になるので、もらう側の人はその人の近くに来て○ボタンを押して、受け取ります。
◆いくつか注意点
・まだ準備完了していない参加者がいるのに、受注者が準備完了してしまうと、準備完了していない参加者は置いてけぼりになるので注意しましょう。
・オトモアイルーは、2人プレイの場合のみ連れていくことができます。ただし連れていけるのは、1匹目に設定しているアイルーだけです。3人以上でプレイする場合は、オトモアイルーは連れていけません。
・他のプレイヤーが、まだ自分が遊ぶことの出来ないレベルのクエストを受注した場合、そのクエストに参加することはできません。（例えば、★4レベルのクエストを受注した場合、★4レベルのクエストが遊べるようになっていないプレイヤーは参加できません）
・クリアすると1つ上のレベルのクエストが遊べるようになる「緊急クエスト」は、クエストの受付人の横にいるおじさんに話しかけて「緊急クエストの告知」を聞くことで出現します。他のプレイヤーが「緊急クエスト」を受注した場合、必ず「緊急クエストの告知」を聞いてから参加してください。告知を聞かずに参加すると、クリアしても自分はクリアしたことにならなくなってしまいます。
●その他、気づいたこと
◆ニャンタークエスト
アイルー専用のクエストです。農場に「モンニャン荷車」という施設を作ることで、受注できるようになります。
参加させたいアイルーを4匹まで選択した後、受注したいクエストを選択します。選択したクエストやアイルーの数によって、施設専用の「ユクモポイント」を消費します。
受注が完了すると、アイルーが出発します。次のクエストが終わった後に来ると、アイルーがクエストで獲得した様々なアイテムを持って帰ってきてくれます。
注意点を1つ。
オトモアイルーをニャンタークエストに参加させた場合、そのオトモアイルーは次のクエストに連れていくことはできません。気をつけましょう。
◆その他、アイルーを使った農場施設
虫捕りや採掘などには、アイルーに手伝ってもらうタイプのものもあります。
例えば虫捕り用のジャンプ台。アイルーを最大4匹まで選択した後、プレイヤーがジャンプ台に向かってタイミングよくジャンプします。
ジャンプがうまくいくと、より多く虫を獲得できます。
また、採掘用トロッコというものも。アイルーを最大4匹まで選択した後、使用するピッケルを選択します。（アイルーの数だけ必要になります）ピッケルを選択すると、トロッコでアイルーが採掘をしに行き、鉱石を獲得してきます。
魚系アイテムにもあるようですが、まだ作ってません（笑）
◆ダウンロードコンテンツ
タイトル画面で「ダウンロード」を選択して、インターネットに接続することで、様々なコンテンツを受け取ることができます。
内容としては、新しいクエスト、専用の施設などです。今後もどんどん配信される予定です。
クエストについては、集会所で「イベントクエスト」を選択して受注します。もちろん、マルチプレイも可能。
クエストをダウンロードしていない人も参加できます。
●ボウガンの操作方法
とりあえず、ライトボウガンやヘビィボウガンを使ってみたので、専用の操作説明を。
剣タイプと同じ部分が多いですが、合わせて説明。
アナログパット … 移動
方向キー … カメラ視点操作
Rボタンを押しながら移動 … ダッシュ
Lボタン … カメラが背後に回りこむ
○ボタン … 採取する・ガケを登るなど
×ボタン … ローリング回避
大型モンスターがいる状態でダッシュしながら×ボタン … 回避ダイブ
□ボタン … アイテム使用
Lボタンを押しながら○ボタン or □ボタン … 使用するアイテムの選択
STARTボタン … メニュー画面を開く
※ここまでは剣タイプと同じです。ここから専用操作です。
△ボタン … 構える
構えた状態で△ボタン … リロード
構えた状態で□ボタン … 武器を収める
○ボタン … 発射
Rボタン … スコープ視点に
Rボタン長押し … 簡易照準モード
スコープ視点になると、いわゆる「一人称視点」になり、より正確に敵を狙うことができます。
ただし、移動ができなくなりますし、自分の周辺を確認できないので横や後ろから攻撃されやすくなります。
簡易照準モードは、本来のカメラ視点のままで赤い照準が表示されます。
Rボタンを押しっぱなしにしながら方向キーを押すことで、照準を操作します。
スコープ視点で発生する欠点はなくなりますが、距離感が分からないのでそこまで正確に狙うことはできません。
なお、スコープ視点と簡易照準モードの操作は、STARTボタンのメニューで「オプション」→「ボウガン簡易照準」で操作方法を変えられます。
◆partygameの評価◆…92点（100点満点） 前回比…＋1点
1人より2人 2人より3人
○＝良かった点
△＝人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×＝悪かった点
-- ○マルチプレイのほうが面白いですよね～ --
ま、何だかんだでマルチプレイのほうが、やっぱり楽しいですよね。色々な意味で。
個人的には、そろそろ集会所で装備変更ができてもいいのでは？とか思ったりしますが、まあ…外見が変わるのが、スペック的に厳しいのでしょう。
-- ○シングルプレイでも攻略できるバランス --
長くプレイして思ったのは、「オトモアイル－」が意外にバカに出来ないということです。
今回は、オトモアイルーを最大2匹連れていけるので、1人プレイでも3人プレイをしているくらいの戦力があるわけです。もちろん、オトモアイルーは人間ほど柔軟に動いてはくれませんが、ちゃんと鍛えればプレイヤーに引けをとらない強さになるので、けっこうバカにできません。笛による能力アップや体力回復とかもできますしね。
なので、1人プレイ用の村クエストはもちろんのこと、集会所のクエストもわりとクリアしやすくなったように思います。オトモアイルーが多い分、大型モンスターもそちらを狙ってくれる確率が上がるので、それだけでも随分と攻略のしやすさが違うものです。
このあたりを考えると前作よりも、1人プレイでもわりと攻略できるバランスにはなったな～と思いました。
もちろん、ワイワイ楽しむという意味ではマルチプレイのほうがオススメですが、クエストを攻略するという点では、シングルプレイでも充分な戦力で楽しむことができます。
-- ○わりと耳に残るBGMが多いかな --
個人的には、前作よりはいいと思うBGMが増えたかな～と思いました。
ジンオウガのBGMが、特に好きですね。
-- △個人的に、細々と思ったことを --
・採取は、そろそろ「○ボタン連打」ではなく「○ボタン押しっぱなし」でできるようになってもいいような気がします。
人によっては連打のほうがいいという意見もあるかもしれませんが、基本的に面倒。個人的には、この点が面倒である必要はない気がしますが…どうでしょう？
・「落とし穴」「シビレ罠」など、いわゆる地面に罠を仕掛けるアイテムについて。
罠を1つ仕掛けると、その罠が使用されるか時間経過によって消えるまで、次の罠を仕掛けることができません。罠を仕掛けたのに大型モンスターが他のエリアに移動してしまったりしたら、罠が消えるまで待つしかありません。
しかし、マルチプレイの場合は、他のプレイヤーが罠アイテムを仕掛けても、それとは別に自分も罠を仕掛けることができます。つまり、2つ以上仕掛けることができるわけです。
これを見ると「1人プレイで罠を仕掛けると、消費するまで次の罠が仕掛けられない」という制約は、別にいらないのでは…？と思ってしまいました。何か意図があるようには思うんですが、どうなんでしょう？
・今回から、大型モンスターに掴まってしまうという攻撃があります。掴まったら、ボタン連打でメーターを減らして抜け出すか、他のプレイヤーが大型モンスターを攻撃してひるませる必要があります。
アクセントとしては面白いと思ったんですが、連打の時に誤って電源ボタンを「HOLD」にしてしまうことがあり、操作できない！？なんて状況になったことが何度もありました。まあ、これはどちらかというとPSP本体の設定の問題ですね。
1人プレイのバランスが良くなった点などが感じられましたが、やっぱりマルチプレイで遊んで欲しいというのも、改めて感じました。
1人プレイでも充分楽しめる内容にはなっていると思いつつ、共にプレイし、喜びや楽しみを分かち合えるのがマルチプレイの醍醐味。このゲームでもその醍醐味はたっぷり楽しめるので、できれば一緒に遊べる相手が欲しいですね。まあ、何百万と売れるであろうタイトルなので、マイナーなタイトルよりは相手を探しやすいほうだとは思いますが…。
ま、とりあえず私もチクチクと進めていきます。
サードインプレッションを書く予定はありませんが…上位クエストとか出現したあたりで何か気づいたことがあれば、書くかもしれません。
関連記事：
PSP『モンスターハンターポータブル 2nd G』 ファーストインプレッション（2009/11/24）
PSP『モンスターハンターポータブル 3rd』 体験版インプレッション（2010/10/13）
PSP『モンスターハンターポータブル 3rd』 ファーストインプレッション（2010/12/01）
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