日田産の梨、豊里(ほうり)を頬張ってたら
トイレが近くなって、植村花菜が歌ってる間に行ってきた。
ヒタすら磨いても、我が家のトイレにはトイレの神様も女神様も
Holy Spiritもいなかった。思わず、トイレットペイパーを
放り投げてしまった。残念なことである。
ホウリィ・チュン・ツァイライ(何日君再来=イツノヒ・キミ・ピカピカニナル)である。
さて、
かつてロス・インディオスと故シルビア女史が
「別れても好きな人」をリヴァイヴァルするときに、
歌詞の中の、その当時では解りにくい地名を
著名な地名に変えた、という逸話がある。そのひとつが、
「歩きたいのよ高輪(←「歩きたいのよ狸穴」)」
である。その狸穴(まみあな)坂の西側一帯は、現在、
港区麻布永坂町という。
麻布永坂の永坂更級の蕎麦工場のソバには、
孫正義の大豪邸がある。そこからほど近いところに、
ブリヂストンの石橋一家の不動産もある。つまり、
現在では麻布永坂町は超高級住宅地となってる。
デコちゃん(1924-2010)の後半生は、
(おそらくは)安住な平穏なものだったことだろう。が、
その前半生は超波乱なものだった。とはいえ、
誰からも好かれたらしい。苦労人だから。そして、
私でさえ「デコちゃん」と呼んでしまうくらい。
東海林太郎も惚れ込んで養子にしようとした。が、
その異様な思いが周囲に危なさを感じさせ、
実現されなかったという。
デコちゃんの出演作の中で私は、
「乱れる」(昭和38年制作、翌年公開)
がもっとも好きである。
高峰女史、このときすでに39歳。が、
当然にオバチャンではない。
エロさのない艶、じつにいい味なのである。
即物的でエロエロな女性が好きな私がいいと思うほど。
フランス語に、
デコルタージュという語がある。
襟を大きくえぐって肩を見せることであり、
ロブ・デコルテは肩を出す服のことである。
イヴニングのモードである。対して、
昼の礼服はロブ・モンタント(上がった、という意味)である。
襟が高くせりあがってて
袖も手首まですっぽりつつんでて、
肩も出さないものである。
デコでない後者のほうがデコちゃんっぽい。ともあれ、
脚本は相方の松山善三。
共演は若くてカッコよかった若大将の時分の加山雄三である。
加山のキャスティングにダメだしするむきも少なくない。が、私は
この「演技派でない」加山に激しく感動した。
適役である。
ワキは、草笛光子、白川由美、三益愛子、浦辺粂子、
十朱久雄、藤木悠、北村和夫、浜美枝。
みんないい。そして、
監督は成瀬巳喜男。
知らないむきでも小津安二郎がいかにも安っぽいと解るほど、
あらゆる点で雲泥の差である。
ネタバレが好きでいつもはあらすじを書く私であるが、
これはあえて書かない。兎も角、
女優がイヤでイヤでしかたなかった人物なのに、
じつに感動する演技なのである。
さて、
歌い手としてのデコちゃんは、
「銀座カンカン娘」(曲=服部良一)
が一番好きである。キーはF major。
♪カールピース、飲んーで、
カーンカーン、むっすぅめぇーーー。
ひとーつグ-ラスーに、
スートローが、にーほんーーー。
はつーこいーのあーじ、
わーすれーちゃ、いーいやよ。
かおーをみーあわせ、
チュウ・チュウ・チュウ・チュウ。
これーえがーーー、ぎーんざーの、
カーンカンむすーーめーーーーー♪
(以下は、音源をもとに私がカタカナ譜に採譜したものなので
原曲と異なってるとこがあるだろうことを了承願いたい)
[4/4拍子、1♭(ヘ長調)]
****♪ミーー>レ・>ドーー>シ・・レーー>ド・ーーー>ソ│
>ミーー<ファ・<ソーーシ・・>ラーーー・>ミーーー│
<ソーーー・ーーーー・・ーーーー・ーーーー│
●●●ソ・ソーーソ・・>♯ファーー♯ファ・<ソーーソ│
<ラーーラ・<ファーーファ・・ファーー<ソ・>ファーーー│
>ミーーー・ーーーー・・ーーーー・ーーーー│
●●●ミ・ミーーミ・・ミーーミ・>シーーシ│
<レーーレ・>ドーード・・>シーーシ・<ミーーミ│
●●●>ラ・ラーーラ・・ラーーラ・♯ソーー<ラ│
<シーーシ・<ミーーミ・・>レーーレ・>ドーード│
●●●>ミ・ミーー<ファ・・<ソーーー・ーーーー│
●●●<ラ・ーーー>♯ソ・・<ラーーー・<ファーー●│
●●●>ミ・ーーー>♯レ・・<ミーー>ド・>ソーー<レ│
>ドーーー・ーーーー・・ーーーー・ーーーー♪
ブギウギである。
ア段の歌詞の箇所のそのaの発音が、
デコちゃんの場合にはとても素晴らしい。
滅多にはいない「金の取れる」歌手である。
トイレが近くなって、植村花菜が歌ってる間に行ってきた。
ヒタすら磨いても、我が家のトイレにはトイレの神様も女神様も
Holy Spiritもいなかった。思わず、トイレットペイパーを
放り投げてしまった。残念なことである。
ホウリィ・チュン・ツァイライ(何日君再来=イツノヒ・キミ・ピカピカニナル)である。
さて、
かつてロス・インディオスと故シルビア女史が
「別れても好きな人」をリヴァイヴァルするときに、
歌詞の中の、その当時では解りにくい地名を
著名な地名に変えた、という逸話がある。そのひとつが、
「歩きたいのよ高輪(←「歩きたいのよ狸穴」)」
である。その狸穴(まみあな)坂の西側一帯は、現在、
港区麻布永坂町という。
麻布永坂の永坂更級の蕎麦工場のソバには、
孫正義の大豪邸がある。そこからほど近いところに、
ブリヂストンの石橋一家の不動産もある。つまり、
現在では麻布永坂町は超高級住宅地となってる。
デコちゃん(1924-2010)の後半生は、
(おそらくは)安住な平穏なものだったことだろう。が、
その前半生は超波乱なものだった。とはいえ、
誰からも好かれたらしい。苦労人だから。そして、
私でさえ「デコちゃん」と呼んでしまうくらい。
東海林太郎も惚れ込んで養子にしようとした。が、
その異様な思いが周囲に危なさを感じさせ、
実現されなかったという。
デコちゃんの出演作の中で私は、
「乱れる」(昭和38年制作、翌年公開)
がもっとも好きである。
高峰女史、このときすでに39歳。が、
当然にオバチャンではない。
エロさのない艶、じつにいい味なのである。
即物的でエロエロな女性が好きな私がいいと思うほど。
フランス語に、
デコルタージュという語がある。
襟を大きくえぐって肩を見せることであり、
ロブ・デコルテは肩を出す服のことである。
イヴニングのモードである。対して、
昼の礼服はロブ・モンタント(上がった、という意味)である。
襟が高くせりあがってて
袖も手首まですっぽりつつんでて、
肩も出さないものである。
デコでない後者のほうがデコちゃんっぽい。ともあれ、
脚本は相方の松山善三。
共演は若くてカッコよかった若大将の時分の加山雄三である。
加山のキャスティングにダメだしするむきも少なくない。が、私は
この「演技派でない」加山に激しく感動した。
適役である。
ワキは、草笛光子、白川由美、三益愛子、浦辺粂子、
十朱久雄、藤木悠、北村和夫、浜美枝。
みんないい。そして、
監督は成瀬巳喜男。
知らないむきでも小津安二郎がいかにも安っぽいと解るほど、
あらゆる点で雲泥の差である。
ネタバレが好きでいつもはあらすじを書く私であるが、
これはあえて書かない。兎も角、
女優がイヤでイヤでしかたなかった人物なのに、
じつに感動する演技なのである。
さて、
歌い手としてのデコちゃんは、
「銀座カンカン娘」(曲=服部良一)
が一番好きである。キーはF major。
♪カールピース、飲んーで、
カーンカーン、むっすぅめぇーーー。
ひとーつグ-ラスーに、
スートローが、にーほんーーー。
はつーこいーのあーじ、
わーすれーちゃ、いーいやよ。
かおーをみーあわせ、
チュウ・チュウ・チュウ・チュウ。
これーえがーーー、ぎーんざーの、
カーンカンむすーーめーーーーー♪
(以下は、音源をもとに私がカタカナ譜に採譜したものなので
原曲と異なってるとこがあるだろうことを了承願いたい)
[4/4拍子、1♭(ヘ長調)]
****♪ミーー>レ・>ドーー>シ・・レーー>ド・ーーー>ソ│
>ミーー<ファ・<ソーーシ・・>ラーーー・>ミーーー│
<ソーーー・ーーーー・・ーーーー・ーーーー│
●●●ソ・ソーーソ・・>♯ファーー♯ファ・<ソーーソ│
<ラーーラ・<ファーーファ・・ファーー<ソ・>ファーーー│
>ミーーー・ーーーー・・ーーーー・ーーーー│
●●●ミ・ミーーミ・・ミーーミ・>シーーシ│
<レーーレ・>ドーード・・>シーーシ・<ミーーミ│
●●●>ラ・ラーーラ・・ラーーラ・♯ソーー<ラ│
<シーーシ・<ミーーミ・・>レーーレ・>ドーード│
●●●>ミ・ミーー<ファ・・<ソーーー・ーーーー│
●●●<ラ・ーーー>♯ソ・・<ラーーー・<ファーー●│
●●●>ミ・ーーー>♯レ・・<ミーー>ド・>ソーー<レ│
>ドーーー・ーーーー・・ーーーー・ーーーー♪
ブギウギである。
ア段の歌詞の箇所のそのaの発音が、
デコちゃんの場合にはとても素晴らしい。
滅多にはいない「金の取れる」歌手である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます