チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「チャイコフスキー『交響曲第5番』第2楽章コーダの寂寥」

2008年12月21日 00時24分28秒 | チャイコ全般(6つの目のチャイコロジー
ブッシュ大統領がイラクで靴を投げつけられた、
という映像を見た。投げかたが甘いが、それでも、
運動神経は悪くないといえる。そして、
「私のサイズはten」と言ったとか。さすがに、
「西部劇俳優のときの弾のよけかたを忘れちゃった」
「君らが今日わ共和党員であってほしい」
とが、アドリブに強いレーガンみたいには
決めれなかった。数年前に、
MLBの始球式で大統領が投げた映像も見たが、
スナップを利かすいっぱしの投げかたをしてた。
本当に野球をやってたことがあるあかしである。
ブッシュ現大統領は超秀才の父の存在によって、
ウツケのふりをすることを処世術とした。だから、
未だにブッシュ・ジュニアはバカだと信じ込まされてる
おめでたいのがいっぱいいる。イェイル大を卒業するには、
バカでは無理である。ところで、毎年、
サンタが町に近づいてくる頃になると、私は
大熊重信あるいは坪内逍遙を思い出してしまう。ときに、
早稲田の学生に会うたびに、
条約改正の譲歩案をのんだことで、
爆弾テロに遭ってで片足を失って
義足だった外務大臣がいたが、誰だか知ってるか、
と訊いてみる。すると、ほとんどが知らない。また、
歴代総理の中で退任時最高齢(76歳6月)だったのは誰か、
と問うてみる。すると、やはりほとんどが知らない。
両方とも大隈重信である。ところが、である。
同じ質問を東大生にぶつけてみると、だいたい
半分は知ってる。これが東大と早大の差、である。もっとも、
ゴルファー古閑美保女史とくわばたおはらの桑波田理恵女史の
声も聞き分けれない拙脳な私の感想にすぎない。
♪わー<せ<だっだーーー、<わー<せ<だっだーーー、
>ミー<ファ<ソッソッソッゾ<ラー>ソ>ファー>ミ>レーーー、
<サンタクロウスィズ・カーミーーン・トゥ・ターーーウン♪
「都の西北」の節は"Old Yale"という
イェイル大の学生歌が元ネタなんだそうである。そういえば、
先日も、宮古島の西北尖閣諸島、わしらの銛に突かれたいらしい
中国の海洋調査船がその周辺の日本領海を侵犯した。やつらに
「そんなキナくさい不作法なことはシナいでね」
と言って、きくはずもない。四十を過ぎてから、
時間もないということもがるが、私はほとんどCDの類を聴かない。
もちろん、新譜は買うが、ちょこっと聴いて、
(ああ、これも不合格)、それで終い、である。
ユリア・フィッシャー、バイバ・スクリデ、ジャニーヌ・ヤンセン、
らのチィコフスキーのvn協など、どれもクズである。
チャイコフスキーの音楽などはとくに、過去にも
理想的な演奏はほとんどないので、楽譜を追いながら、あるいは
楽譜もなく、ただ頭の中で音を鳴らしてる。

チャイコフスキーの交響曲第5番もそのひとつである。
CDとなってるものでましなのは
マゼール&ヴィーナーフィルハーモニーカーのであるが、
それでもまだだめなとこが多い。
第2楽章の結尾は、チャイコフスキーの思いが
繊細に表わされてる音楽である。
ホルンとファゴットの3連刻みに乗って、
vnプリーモとヴィオーラがオクターヴのユニゾンで
♪ドーー・>ミー<ラ・・>ソーー・ーーー♪
と、主部の2つめの主題の断片を、なつかしむように、
あまくせつなく、なごりおしく、奏でる。そこに、
vnセコンドとチェロがオクターヴのユニゾンで、
♪●●●・●●●・・レーー・>ラー<シ│<ドーー・ー♪
というカノンをかぶせる。それが繰り返されると、
♪ソー<ラー・<シー<ドー・・<ミー>レー・>♯ドー<レー│
<ファーー・>ミーー♪
「吸って<」「>吐いて」という、呼吸による
起伏を、やはり輪唱させて繰り返す。最後は、
クラリネット2管のユニゾンが、シャリュモーを
♪ドー・・ミー<ソー・<ドー<ミー♪
とppppからクレッシェンドしながら吹き、
pの弦(vnプリーモの「ソ」)へと引き継がれ、
その音引きがディミニュエンドする中で、
その下で息をひそめてたクラリネットの主音が
クレッシェンドしてまた弱まっていく、
ritenuto moltoの箇所は、さながら、
「吹く風の、音の幽けき、この調べかも」
である。このあたりの強弱のかけあいに向けた
チャイコフスキーの指示など、
どんな演奏も気にもとめてない。まったく
おかまいなしである。そんな無神経な輩どもが
チャイコフスキーを演奏するのは
おこがましい。不遜である。ところで、
この「コーダ」への導入は、
Allegro non troppoで奏される
ロ短調からニ短調へと変化するイデー・フィクス
「運命の主題」からブリッジされる。
「g(<)b(<)d(<)e」という
Tristan Chordがfffでこれでもかというほど
刻まれる。そして、ritenutoがかけられ、
クラリネット2管のユニゾンとオクターヴ下の
ファゴット2管のユニゾンが、
♪d(ラ)│>c(ソ)>b(ファ)●b(ファ)│
      >a(ミ)>g(レ)●
 (ここでト短調にシフト)>【d(ミ)│
<e(♯ファ)<fis(♯ソ)、<a(シ)>g(ラ)│
ーーー】、<b(ド)│b(ド)ー>a(シ)・a(シ)ー♪
(この「b>a」が「♭ラ>ソ」と置き換えられて、
 コーダのニ長調が確定される)と、橋渡しするのである。
そして、この「橋渡しフレイズ」は、オペラ
「スペイドの女王」において、1幕第10曲で、
Andante non troppo、3/4、イ短調、コーラングレが、
♪●【ミ・<♯ファ<♯ソ・<シ>ラ│ラー】>♯ソー♪
と独奏し、やがて、リーザがすすり泣きながら独白する箇所で
ハ短調で用いられるのである。
「ザチェーム・ジェ・エーチ・スリョーズィ、
 ザチェーム・アニー?」
(拙大意:この涙は何なの? なぜ私は悲しいの?
     ……それは、私の前に突然現れたあの人が、
       思ってもみなかった人が
       気になってしまうから。あの人が
       私の心を惑わすから)
プーシキンの原作をチィコフスキーの弟が脚色した、つまり、
チャイコフスキー自身が台本に深く関与したと思われる
「オペラ」の「スペイドの女王」において、この出会いが
リーザの身の破滅の始まりだったのである。が、
リーザは運河に身を投げることにはなるのだが、
運がなかったとは短絡的に決めつけれないのである。
胸が苦しくなるほどの恋心、燃えるような情熱、
愛して愛されたと思った充足感、せつなく淡い思い、
それらを実感できたよろこびは、たとえ、
その恋が成就しなかったとしても、たとえ、
傍には哀れで悲惨に映ったとしても、本人にとっては
つかのまではあっても至福の時だったのである。
トゥルゲーネフの「ドゥヴァリャーンスカエ・グニェーズダ
(貴族の巣)」のエピロウグの言葉を借りてアレンジすれば、
「人の恋路は傍が何と言えようか。たとえそれが
不幸なものに見えたとしても、ただ指さして
黙って通り過ぎるよりしかたがない」のである。
「交響曲第5番」の緩徐楽章の終いには、
そんな感情に近い音が流れてる。

ときに、例の
"tchaikovsky reseach"なるサイトの"forum"で、
"Tchaikovsy drank tap water?"に、現在の
チャイコフスキー研究の世界的権威
Alexander Poznanskyが投稿者に呼ばれて答えてたので、
この機に私も訊いてみようと、またしても、
しゃべれない英語を翻訳サイトでやっと訳して投稿してみた。

Hello, Mr. Poznansky,

I have some questions;

In the morning October 20, Auguat Gerke, the deputy of Vasily Bessel, visited Pyotr Ilyich at Modest's Apartment to make contract for "Oprichnik". Would you please teach me whether Pyotr Ilyich finally had signed it or not. Additioaly, I would like to know contents of it.

On the same day, Pyotr Ilyich had diner at Vera Butakova(Davydova)'s before attended the performance of Ostrovsky's play at the Alexandrinsky Theater. Could you please teach me whether he had eaten any dishes, and if so, what he had eaten.

I wonder that he seemed queerly thirsty at Leiner's.

Best regards.

Kamomeno Iwao

※これをまた翻訳ソフトにかけたものが以下である。

こんにちは、Poznanskyさん

私には、いくつかの質問があります。

朝、10月20日に、Auguat Gerke(Vasilyベッセルの代理人)は、"Oprichnik"のために契約を作るためにModestのApartmentでPyotr Ilyichを訪問しました。 Pyotr Ilyichが最終的にそれにサインしたかどうか私に教えてくれますか? Additioalyに、それのコンテンツを知りたいと思います。

出席される前に、その日のうちに、Pyotr Ilyichにはダイナーが)の(ダビドワヴェラButakovaものにありました。Alexandrinsky Theaterでのオストロブスキーのプレーの性能。 彼が何か皿を食べたかどうかと、そうだとすれば、何を食べたかを私に教えてくれますか?

私は、彼がLeinerのところで妙に喉が乾いているように見えたと思います。

敬具。

Kamomeno岩尾

※ポズナンスキー氏はこう答えてくれた。

Dear Kamomeno Iwao,

The new contract with Bessel's Music Publishing House about the opera The Oprichnik was never signed by the composer, since he passed away unexpectedly a few days later. What exactly he had eaten at Mrs Butakova's dinner and at all other occasions (with the exception of Leiner's restaurant) we will never know, since nobody recorded it.

Sincerely

Alexander Poznansky

※ありがとうございました、という英語が書けないので、
 まだ、礼を送信してない。が、
Manchester United, not "Arsenal", face LDU Quito in the final of the FIFA Club World Cup 2008 on 21 December(in Japan standard time).
という一文は洒落が通じないといけないので入れないことにする。いずれにしても、
私の英語は拙すぎる上に文法誤りにさらにミスタッチなど、
恥ずかしい代物であるが、がしかし、まあ、それでも
責了としていただきたいものである。

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