ココは、娘が大好き
結婚して家からいなくなった娘が恋しくて、しばらくの間は落ち込んで
寂しそうにしていました。
その頃は、娘が来てもココはすねたような素振りでなかなか嬉しそうな表情を
見せなくて、ようやく抱っこをせがみ始める頃には、娘の帰宅時間が迫っていたりと
見ている私も複雑な心境になりました。
私なりに目を配り、すっかり落ち着いて来て、娘が家にはいない生活にも慣れて
当たり前のように暮らしていたら、今度は謎の小さい人を連れて来て...
ひなは、母猫が子猫を遊ばせるようにしっぽをゆっくりパタパタして孫と
遊んでくれましたが、ココは断固拒否状態が続いています。
という訳で、体調が今一つのココのために、孫は家でパパとお留守番。
娘が1人で、週末に時間を作ってココに会いに来てくれます。
ようやく、ココの体調も落ち着いてきて安定の兆しがはっきりと見えてきたので
娘も少し気持ちが安らいだのか、今日は手土産にケーキを持ってきてくれました。
昨日までは、通院でいろいろ大変でしょうと差し入れのように、おいしいパンを買ってきて
くれたりでしたが、若夫婦お気に入りのお店のケーキからは、娘が少しだけ
安心したような気配が漂います。
ココが娘の顔を見て、目をキラキラと輝かせました。
ココの生き生きとした輝く目を見たのは久し振りのような気がします。
体重もほぼ元に戻り、毛艶も回復してきて表情も明るくなりました。
加齢とともにやって来る体調の変化の階段の途中で「踊り場」のような場所に
いる状態なのかもしれません。
なるべく長く今いる「踊り場」で過ごしてから、次のステップへと行ってほしいなと
思う私たちです。
夜には美しいスーパームーンを眺めることができました。
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