ICCM(International Conference on Chemicals Management)は,
9月28日(月)から10月2日(金)まで,スイスのジュネーブで開催されている国際会議です。
主催は国連環境計画(UNEP)。
各国政府代表,関係国際機関,産業界,非政府機関等
が出席して行われています。
この会議,市民生活にとってとても重要なものだと思うけれど,
報道されているのを私はみかけないですけど,どうでしょうか。
ネットで見ると,化学工業日報という専門誌には載っていました。
一般紙でわかりやすく解説してほしいなあと思います。
環境省から報道発表資料(9月18日)として出された文書を引用させていただきました。
第4回国際化学物質管理会議(ICCM4)の開催について(お知らせ)
この会議では、持続可能な開発に関する世界首脳会議で採択された「2020年までに化学物質が人の健康・環境に与える著しい悪影響を最小化するような方法で生産・使用されるようにする」との目標(WSSD2020年目標)に向けて採択された「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM(サイカム))」の実施状況のレビューや今後の活動等について検討される。
主な議題
◇ SAICMの進捗
・ SAICMの包括的方針戦略の目的に関連した地域的な活動実績、強み及び課題
・ クイックスタートプログラムの報告
・ 持続可能な開発に関連した化学物質と廃棄物の適正管理
◇ SAICMの実施
・ 環境残留性医療汚染物質の新規の政策課題(Emerging Policy Issues : EPI※)への追加
・ 毒性の高い農薬に関する提案書
・ EPI及びその他の課題
・ 2020年目標達成に向けた包括的指針
◇ 2020年以降の化学物質及び廃棄物の適正管理
◇ 事務局の活動と予算 等
※ ①塗料中鉛、②製品中化学物質、③電気電子のライフサイクルにおける有害物質、④ナノテクノロジー及び工業用ナノ材料、⑤内分泌かく乱作用を有する化学物質
以下は,添付資料よりです。
もっと国民にわかりやすく知らせて,
日本の現状がどうなっているか広報しなくちゃいけないんじゃないでしょうか。
2006年にドバイで行われた,第1回会議において,
「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」(Strategic Approach to International
Chemicals Management, SAICM)が採択された。
SAICM は、2020 年までに化学物質が健康や環境への影響を最小とする方法で生産・使用され
るようにすることを目標とし、科学的なリスク評価に基づくリスク削減、予防的アプローチ、
有害化学物質に関する情報の収集と提供、各国における化学物質管理体制の整備、途上国に対
する技術協力の推進などを進めることを定めたもの。
【SAICM 策定に至る経緯】
●2002 年9 月、ヨハネスブルグサミット(WSSD)で定められた実施計画において、 2020 年
までに化学物質の製造と使用による人の健康と環境への悪影響の最小化を目指し、SAICM
を2005 年末までに取りまとめることとされた。
●2006年2月、国際化学物質管理会議(ICCM)がドバイで開催され、SAICM を採択。
【SAICM の概要】
SAICMは,「国際的な化学物質管理に関するドバイ宣言」,「包括的方針戦略」と,これらに関するガイダンス文書「世界行動計画」の三つの文書よりなる。
(1)国際的な化学物質管理に関するドバイ宣言
以下の事項を含む30 項目からなる宣言。
・ 地球規模の化学物質の生産・使用、特に途上国における化学物質管理の負荷の増大に
より、社会の化学物質管理の方法に根本的な改革が必要
・ ヨハネスブルグ実施計画の2020 年目標を確認
・ 子供、胎児、脆弱な集団を保護
・ 化学物質のライフサイクル全般にわたる情報及び知識を、公衆に利用可能とする
・ 国の政策、計画、国連機関の作業プログラムの中に、SAICM を統合
・ 化学物質及び有害廃棄物の適正管理を達成するため、すべての関係者の対応能力を強化
・ ボランタリーベースで、公的及び民間の財源から、国家的又は国際的な資金を活用、
南北格差の是正のため技術支援、財政支援を実施
(2)包括的方針戦略
SAICM の対象範囲、必要性、目的、財政的事項、原則とアプローチ、実施と進捗の評価に
ついて定めた文書。
(3)世界行動計画
SAICM の目的を達成するために関係者がとりうる行動についてのガイダンス文書として、
273 の行動項目をリストアップ。実施主体、スケジュールなどが示唆されている。
9月28日(月)から10月2日(金)まで,スイスのジュネーブで開催されている国際会議です。
主催は国連環境計画(UNEP)。
各国政府代表,関係国際機関,産業界,非政府機関等
が出席して行われています。
この会議,市民生活にとってとても重要なものだと思うけれど,
報道されているのを私はみかけないですけど,どうでしょうか。
ネットで見ると,化学工業日報という専門誌には載っていました。
一般紙でわかりやすく解説してほしいなあと思います。
環境省から報道発表資料(9月18日)として出された文書を引用させていただきました。
第4回国際化学物質管理会議(ICCM4)の開催について(お知らせ)
この会議では、持続可能な開発に関する世界首脳会議で採択された「2020年までに化学物質が人の健康・環境に与える著しい悪影響を最小化するような方法で生産・使用されるようにする」との目標(WSSD2020年目標)に向けて採択された「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM(サイカム))」の実施状況のレビューや今後の活動等について検討される。
主な議題
◇ SAICMの進捗
・ SAICMの包括的方針戦略の目的に関連した地域的な活動実績、強み及び課題
・ クイックスタートプログラムの報告
・ 持続可能な開発に関連した化学物質と廃棄物の適正管理
◇ SAICMの実施
・ 環境残留性医療汚染物質の新規の政策課題(Emerging Policy Issues : EPI※)への追加
・ 毒性の高い農薬に関する提案書
・ EPI及びその他の課題
・ 2020年目標達成に向けた包括的指針
◇ 2020年以降の化学物質及び廃棄物の適正管理
◇ 事務局の活動と予算 等
※ ①塗料中鉛、②製品中化学物質、③電気電子のライフサイクルにおける有害物質、④ナノテクノロジー及び工業用ナノ材料、⑤内分泌かく乱作用を有する化学物質
以下は,添付資料よりです。
もっと国民にわかりやすく知らせて,
日本の現状がどうなっているか広報しなくちゃいけないんじゃないでしょうか。
2006年にドバイで行われた,第1回会議において,
「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」(Strategic Approach to International
Chemicals Management, SAICM)が採択された。
SAICM は、2020 年までに化学物質が健康や環境への影響を最小とする方法で生産・使用され
るようにすることを目標とし、科学的なリスク評価に基づくリスク削減、予防的アプローチ、
有害化学物質に関する情報の収集と提供、各国における化学物質管理体制の整備、途上国に対
する技術協力の推進などを進めることを定めたもの。
【SAICM 策定に至る経緯】
●2002 年9 月、ヨハネスブルグサミット(WSSD)で定められた実施計画において、 2020 年
までに化学物質の製造と使用による人の健康と環境への悪影響の最小化を目指し、SAICM
を2005 年末までに取りまとめることとされた。
●2006年2月、国際化学物質管理会議(ICCM)がドバイで開催され、SAICM を採択。
【SAICM の概要】
SAICMは,「国際的な化学物質管理に関するドバイ宣言」,「包括的方針戦略」と,これらに関するガイダンス文書「世界行動計画」の三つの文書よりなる。
(1)国際的な化学物質管理に関するドバイ宣言
以下の事項を含む30 項目からなる宣言。
・ 地球規模の化学物質の生産・使用、特に途上国における化学物質管理の負荷の増大に
より、社会の化学物質管理の方法に根本的な改革が必要
・ ヨハネスブルグ実施計画の2020 年目標を確認
・ 子供、胎児、脆弱な集団を保護
・ 化学物質のライフサイクル全般にわたる情報及び知識を、公衆に利用可能とする
・ 国の政策、計画、国連機関の作業プログラムの中に、SAICM を統合
・ 化学物質及び有害廃棄物の適正管理を達成するため、すべての関係者の対応能力を強化
・ ボランタリーベースで、公的及び民間の財源から、国家的又は国際的な資金を活用、
南北格差の是正のため技術支援、財政支援を実施
(2)包括的方針戦略
SAICM の対象範囲、必要性、目的、財政的事項、原則とアプローチ、実施と進捗の評価に
ついて定めた文書。
(3)世界行動計画
SAICM の目的を達成するために関係者がとりうる行動についてのガイダンス文書として、
273 の行動項目をリストアップ。実施主体、スケジュールなどが示唆されている。