電車に乗っていたら、向かいに座っているおばさん2人組みの話が聞こえてきた。
乗客が少なかったのと、おばさんの声が大きかったのだけが原因ではない。
「●●さんに会ったのよ~!すごく久しぶりだったわ~!」
「●●さん、元気だった?」
「すごく元気だったわよ~!▲▲(会社名)を辞めて以来じゃないかしら」
普通に再会した話をしていた。なぜ、この話に聞き入ってしまったかというと・・・
●●さんとは私の父のことだったから
父の悪口ではなかったので良かったのだが、まさか娘が向かいで聞いているとは思っていなかっただろうな~
こんなことがあった。
前の会社で総スカンをくらっている男がいた。
私も大嫌いだった。なぜならば、自分のミスを人のせいにするような男だったから。
私も一度、責任を押し付けられたことがあったのだ
その男、飲み会の席では普段たばこを吸わないのにバリバリ吸うのだ。
それも自分では買わずに隣の席に座っている先輩のを(-。-)y-゜゜゜
それも、黙って断りもなく勝手に吸う(-。-)y-゜゜゜
ある時、また黙って吸っているのを発見した私は、たばこを勝手にとられた男性に
「あの男、また黙って■■さんのたばこ吸ってますよ」
「まじで~!ムカつく奴だな!!」
そして、また1本こそっと取った瞬間!
「おい!お前ね~たばこ吸いたいなら自分で買ってこいよ。黙って俺の吸って泥棒だぞ!!」
すると盗人男は「あぁぁ・・すみません!イヤ・・違うんですよ」としどろもどろ
その男は間抜けな犬っぽかった。私は飲み会の席で「犬に似てるよね~!」と言った。すると他の人たちも「ホント、なんかみすぼらしい犬って感じだよな~!」
次の日、PCに向かって犬男と■■さんが話をしていた。
実はPCの横にある大きな柱の後ろに別のPCがあり、私はそこに座っていた。
2人の話が聞こえてきた。
「昨日、●●ちゃん(私の名前)お前のこと犬って言ってたよな~」
「言ってましたね~!ホント、ムカつくな~!」
「でも、お前・・やっぱり犬に似てるよ。●●ちゃんがお前の飼い主って感じかな?」
「イヤですよ~!!●●さんが飼い主だったら、俺・・野良犬の方がいいですよ~!」
私は即座に2人の前に顔を出し「私、××さんの飼い主なんてご遠慮しますから~!というより、絶対にイヤですから!!」
びっくりした犬男は、椅子を3mくらい後ろにヒュ~と引いて「居るなら居ると言って下さいよ!」
もう1人の男性社員は爆笑していた
「人の話は、ちゃんと周りを見てからしたら
」私はそう言ってその場を立ち去ったのである
その男、それ以降も益々・・皆に嫌われてていき、仕事で大きなミスをした時は皆で残業してお詫びの文書を郵送する手伝いをしてあげたのにもかかわらず、御礼もお詫びもなく誰からも口を聞いてもらえない野良犬になってしまったのだ。