真田丸-39

2016-10-02 20:02:53 | Weblog
今日のはなしは「歳月」のタイトルどおり、父の死後、信繁と家族、家臣たちが高野山の麓の村でひっそり細々と年月を過ごしていた日々のはなしだ。とうとう母も世を去り、今や昔をほとんど知らない子供たちがほとんどという時代だ。

真田紐の名は今でもよく知られているが今日のはなしではルソンに送って命を救った少女のその後に絡めて、貧しい田舎の村で信繁たちが何とか収入を得るために考えた手仕事のひとつとして蕎麦掻や真田紐が出てきたのだった。

蕎麦掻についてはこのあいだ、ツイッターの地震や火山の専門家や関係者の方々のグループにいらっしゃる方が、昔の蕎麦は飢饉のときなどにも翌年に種をつないでいける重要な食物だったはずなのに今の蕎麦は次の年に撒いてみると品質が変化してしまっているという話を書いておいでだった。今の時代はなんでも品種改良が進みすぎるくらい進んでいるからいざというときの救荒食にはならないかもしれないようだ。

それはとにかく、一家は何とかして生活していくために苦労していたわけだが、そこに思いがけないことが起きてきた。戦乱の時代の残り火が再び掻き立てられたのだ。信繁にも立ち上がるように声がかかってきた。さて話の続きはまた来週に。