結婚がこわい/ 香山リカ
結婚、する派:
1、好きな人との暮らし、ないよりあったほうがいい
(いまは、同棲がドイツ、フランスでは、どの程度なのだろう。中国でも、40%くらいだと、知り合いの中国人に聞いた)
2、1人は不安だから。
(偕老同穴などといっても、心中でもしないかぎり、どちらか先に亡くなるのが普通)
3、独身だと、家族の便利屋になる。
4、結婚しないと、孤独死がまってる。
5、生活レベルが下がっても、働かなくていいからラク
6、結婚してくれる相手がいるということは、「誰かに選ばれたということ」それは、幸福につながる。(結婚=幸福、という図式を国家政策により、刷り込まれている。映画だって、結婚して、めでたしめでたしが、多かった。)
結婚、しない派:
1、人と暮らすと疲れる。
(確かにね。 とくに、自分の時間を自由に使いたいものにとっては)
2、夫も妻も「世話をしてくれるママ」を求めている。
3、一緒にいても孤独、1人でいても孤独、それなら1人のほうがいい。
4、自立できない女と自立できない女をかしづかせることで、自立した気になってる男
5、結婚には、
「生存型」=食べさせてもらいたい。
「依存型」=ママの代わりをやって。
「保存型」=とりあえず、伴侶をキープ
と三つの型があるように思われる。 そのどれも、納得いかない。
面白かったのは、平塚らいちょうと与謝野晶子の対立の部分。
らいちょうが、子供は「社会のため」「国のため」必要。 「よき子」を産み「よく育てる」ことが必要。
これにたいして、
晶子は、子供を産み育てることはプライベートなことであり、社会に都合のいい人間を生産するためではない、というような趣旨のことを考えて、恐怖を覚えた。
_____
結婚制度が、生活している社会の中で、便利なように、政府によって操作されてきたのは、ある程度、当たりだと思う。 一夫一婦制度が、動物学的に、無理があったとしても、社会的に、認知されていれば、そのほうが楽だから選ぶという選択もありだし・・・
少子化対策で、何が、行われていようとしているか? その政策に対する意見を持つ為の、参考には、なりそうな本だ。
ローマ時代の独身税。 育児手当ての増額。 ヨン様フィーバー。 親子(パラサイト)で住み続けることを選ぶ人達。
ただいま、国会で審議中の少子化対策の骨子
出産費用の補助。
児童手当拡大。
女性の働きやすい環境作りを企業に働きかける。
この中には、
男女が結婚したくなる社会制度を、「意識させないように、」こっそりと、つくる。
という、意見はない。 もっとも、政治課題に乗った途端に、「コッソリと」には、ならない。
付録:著者は、結婚にふみきれないタイプだそうだが、レイチェル・グリーンウォルド著「プログラム」についても言及している。
「なぜ、結婚するのか、意味を考えてはいけない」と最初にある。 どうやら、読者の思考停止をさせる本が、売れる本のようだ。
と、書く。 自分で考えてもわからないからカリスマ性をもったものに、惹かれる?
何故、信じるのか、考えてはいけない(by persempre)
結婚、する派:
1、好きな人との暮らし、ないよりあったほうがいい
(いまは、同棲がドイツ、フランスでは、どの程度なのだろう。中国でも、40%くらいだと、知り合いの中国人に聞いた)
2、1人は不安だから。
(偕老同穴などといっても、心中でもしないかぎり、どちらか先に亡くなるのが普通)
3、独身だと、家族の便利屋になる。
4、結婚しないと、孤独死がまってる。
5、生活レベルが下がっても、働かなくていいからラク
6、結婚してくれる相手がいるということは、「誰かに選ばれたということ」それは、幸福につながる。(結婚=幸福、という図式を国家政策により、刷り込まれている。映画だって、結婚して、めでたしめでたしが、多かった。)
結婚、しない派:
1、人と暮らすと疲れる。
(確かにね。 とくに、自分の時間を自由に使いたいものにとっては)
2、夫も妻も「世話をしてくれるママ」を求めている。
3、一緒にいても孤独、1人でいても孤独、それなら1人のほうがいい。
4、自立できない女と自立できない女をかしづかせることで、自立した気になってる男
5、結婚には、
「生存型」=食べさせてもらいたい。
「依存型」=ママの代わりをやって。
「保存型」=とりあえず、伴侶をキープ
と三つの型があるように思われる。 そのどれも、納得いかない。
面白かったのは、平塚らいちょうと与謝野晶子の対立の部分。
らいちょうが、子供は「社会のため」「国のため」必要。 「よき子」を産み「よく育てる」ことが必要。
これにたいして、
晶子は、子供を産み育てることはプライベートなことであり、社会に都合のいい人間を生産するためではない、というような趣旨のことを考えて、恐怖を覚えた。
_____
結婚制度が、生活している社会の中で、便利なように、政府によって操作されてきたのは、ある程度、当たりだと思う。 一夫一婦制度が、動物学的に、無理があったとしても、社会的に、認知されていれば、そのほうが楽だから選ぶという選択もありだし・・・
少子化対策で、何が、行われていようとしているか? その政策に対する意見を持つ為の、参考には、なりそうな本だ。
ローマ時代の独身税。 育児手当ての増額。 ヨン様フィーバー。 親子(パラサイト)で住み続けることを選ぶ人達。
ただいま、国会で審議中の少子化対策の骨子
出産費用の補助。
児童手当拡大。
女性の働きやすい環境作りを企業に働きかける。
この中には、
男女が結婚したくなる社会制度を、「意識させないように、」こっそりと、つくる。
という、意見はない。 もっとも、政治課題に乗った途端に、「コッソリと」には、ならない。
付録:著者は、結婚にふみきれないタイプだそうだが、レイチェル・グリーンウォルド著「プログラム」についても言及している。
「なぜ、結婚するのか、意味を考えてはいけない」と最初にある。 どうやら、読者の思考停止をさせる本が、売れる本のようだ。
と、書く。 自分で考えてもわからないからカリスマ性をもったものに、惹かれる?
何故、信じるのか、考えてはいけない(by persempre)