問題のある日本語の使い方「みたいな」番組がマスコミに登場してから久しいけれども、この本のシリーズもだいぶ、売れたのでしょうね。
「続、問題な日本語」は、「問題な日本語」で、拾い損ねた言葉を載せた感があるけれども、「いのうえさきこ」さんの、4コママンガが、なんといっても、笑える。
日本語の正しい使い方を、研究なさってる方々にとっては、blogというのは、研究するのに、好材料のようです。
特に、若い人達が、blogを作ってる確率は高いし、2ちゃんねる(なぜか、ひらがななんですね)の住人の言葉遣いを研究して、軽い記事の一つや二つ、簡単にできそうです。
同じ、ネットにのせるにしても、blog以前のweb siteとblogに使う言葉の選択の仕方は、かなりの開きがあるように思われる。
一番の原因は、コメント欄なのでしょうか?
会ったことのない人達との、コメント欄でのやりとりでも、ネットにおける「疑似恋愛」と「おなじっぽく」、実際に「会ったっぽい」言葉遣いを選択して、それが段々と常態になってきて、普段使いの言葉が、ドンドンでてくる。
現実には、異世代交流の機会は、誰にでも簡単にというわけにはいかないであろう。
職業柄、または、性格上、異世代交流や、そもそも、人付き合いのあまり得意ではない「私のようなものでも」、「交流してるっぽい」活動が、blog上ではできるし、ロムのみで、そんな交流を覗けますからね。
そんな観点から、blogを読み解くのも、おもしろいかも知れません。
付録:
金の草鞋
一つ下の女房は「金の草鞋」を穿いてでも捜せ。
これは「カネの草鞋」であって「キンの草鞋」ではない。
「カネ」は「鉄」のことで、擦り切れることのない「鉄製」の草鞋をはいて、根気よく捜せ。
ということだったんですね。
ワタシはいままで、一つ年下の女房は「あげまん」である。と解釈していた。(^_^; どうも意味不明ではあったのですけど、特に、調べることもしなかった。
この「問題な日本語」シリーズを読んで、これは、と思う箇所をメモってみましたが。現実に、そこから「蘊蓄を傾けるっぽい」ことをすると、さぞ「うざったがられる」ことでしょう。