ベタという闘魚がいます。
「闘魚」は和名らしいです。
色・柄・ヒレの形も様々で、一般的なアクアショップでは、よくビンや小さい四角に1匹づつ押し込まれて販売されています。
文字通りよく闘うので、基本的に1つの水槽に1匹。
ヒラヒラ過ぎるヒレは何かに引っかかると痛んでしまうのでレイアウト無し。
一般的な熱帯魚と違い 特殊な呼吸器官を持ち、エアレーション(空気ぶくぶく)は不要。
ここまでの基本情報で、水草&小型魚&エビ 中心の水槽生活をしてきた私は「ベタは関係ないかなー」と 駆け出しの頃からずっと思っていました。
が、数年間イモリに傾いて、繁殖してみたい魚種も落ち着いて(または幼体で)、そんな時。
ご近所のアクア仲間 おるかちゃんが突如ベタに興味を持ちました。
「コレはアクア仲間の礼儀として沼に突き落とすのを手伝ってあげなきゃ」
と大きな大きな使命感に駆られ
普段自分がよく行くショップ群で 今まで素通りしていたベタを観察したり、ベタについてwebで調べたり。
今まで無縁と決め込んでいた ベタ専門店に一緒に見に行ったり。
一般的な熱帯魚ショップには、ベタは数匹並んでいたりしますが、専門店はぎっしり端から端まで、ベタ!
いつの間にか、ベタの優雅な泳ぎ方と独特な挙動に目が慣れてきて…
専門店には私が今まで見た事がない美しいベタが沢山存在している事に驚いて…
お迎えした途端 おるかちゃんをメロメロ骨抜きにしたという白いクラウンテールに実際に見せてもらいました。
な、なんて美しいの…!描きたい…!
と、写真をガシガシ撮らせてもらい
夢見心地、その足で一緒に横浜のショップへ。
まぁ、ひとくちにベタと言っても
予想を絶する色・柄・ヒレがあり、別のショップを見る度に
「こんなのもいるのかー!」と軽くパニック状態。
ゆったり泳ぐロマンティックに押し流されそう。
お気付きの方も多いと思いますが、
多分わたしはベタを好きになっています。
私も気付いています。
が、ベタといえば300〜500円でしょ、赤か青でしょ、
単独シンプル飼いヤダヤダ、
と長年思ってところから 一気に一般ネット魚店の10倍を軽く超えるような美しいベタを短期間に大量に見てしまった私が、即決して飼い始めるには勇気が必要過ぎる。
初見のショップに入る度に「凄い」しか言えないくらい目が素人で、恥ずかしくて。
(アクア系イベントで コンテスト展示を素通りしてきた私は、節穴でした)
「買わないの?」
「…水草買おうかな(この一面の麗しい花畑からたった1輪など到底選べぬ)」
もう少し、この悩ましい気持ちを楽しもうと思います。
片想い と 未練 が大好きなタイプです。
熱帯魚趣味はいわゆる「沼」が多く用意されていますから、この
落ちそう落ちそう、押すなよ押すなよ!状態も、とても楽しいのです。
ちなみに、弾みでベタを決めてしまった時に迎え入れる水槽や器具は、余裕であります。
併せて、私には水草専攻で長らく培われた忍耐力があります。
生き物は、買って(飼って)から後悔すれのが最大の悪。
じっくり勉強して、ゆっくり探して、選んでみようと思います。
まずは、描こう!
ふと気付いたら、古着のTシャツを30着ほどひたすら切って、サンプリングしていました。手が痛い。
我に返り、描こう!
と思ったら、大量の資材が着荷📦
わー!!作業だ!!