松戸市平賀にて昨年の11月に弊社で施工しましたお客様宅へお伺いしました。
最近深夜になると、全てのチャンネルが受信できなくなるそうです。
弊社では標準アンテナ工事のみを行っています。
お客様にてブースターをカスケードされていまして、工事当時はブースター調整はご自分でおやりになるという事で、
弊社はアンテナの立替工事のみを行わせていただきました。
早いものですね~ もう1年です。 10寸勾配です。
TV端子で測定します。
ちなみにこのLVはTV端子から4分配器を通したLVです。 天井裏には6分配器があるそうです。
屋内の配線は5C2Vです。単純計算しますと、このLVにカスケードのブースター出力がMXでは90dBμV以上あります。
24chでは100dBμV近くあります。 (カスケードー3dB)
この状態で10KWの試験電波が放射されれば・・・・ もちろん 定格Overです。
定格が云々とい言うよりも、ブログで何度も書いている、窪地で電波の弱い場所や、少し高台なのに電波が弱い場所!
この場所では、スカイツリーから電場が放射されれば障害が起きる事が想定されます。(ブースターの変調障害が出ます。)
なので弊社は窪地、高台で電波の弱い場所では特にブースターの出力LVに神経をい使い低く設定しています。
そんな場所での弊社でのTV端子のLVは50dBμV前後です。
もちろん、築年数が経っていて同軸の減衰が大きい場合も障害が出やすくなります。
今現在電波を測定しても、もちろん綺麗に受信できています。
お客様にブースターを調整させていただく旨をご説明させていただきましたが、お客様ご自身でおやりになるという事です。
お客様は電気工事がお好きでなんでもご自分で行います。 凄いです。^^
でも、深夜の受信障害が直らないとご迷惑をおかけしてしまいますので、私がTV端子で測定してお客様にはGainを調整して
頂きました。
↓は他のお部屋のLVです。 中間端子でBR-10dBです
そして、Gain調整をしていただきました。↓ ここの数値はBR-10dBですので、もう少し低くしたいのですが、
これ以上低くできないという事です。 私も現物をみていないので解りませんが障害が出るようでしたら、
ご連絡をくださいとお話をしました。
これで、私の脳内の計算上障害は回避できると思います。
弊社では不動産からのご依頼分と賃貸物件を除く、全てのお客様宅で電波調査表をお渡ししています。
弊社でも全て管理しています。(賃貸物件などは有料にて電波測定表をお渡しします。ワードにて波形なども含む)
昨年のデーターを拡大コピーをしました。
翌日、お客様からお電話を頂き深夜の電波障害が直ったそうです。 良かったです。
深夜の電波障害がなく受信できているという事は、お客様宅ではスカイツリーに切り替わっても、
TVの実用入力LVを超える事もなく受信できるという事になります。
(昔のシャープのアクオスなどはダイナミックレンジが狭いので障害が出やすそうですね。)
最後に前回もTVの裏の分配器を交換してくださいとご説明しましたが、
まだ交換されていないようでしたので、交換をお勧めさせていただきました。
今後とも増田デンキをどうぞよろしくお願いいたします。^^