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電線管と防護管(保護管)

2011年11月10日 | 増田デンキのひとり言・・・・雑記

 

いつも、工事をしていると、疑問に思うことがあります。

間違っていたら、教えてください。

 

車には常に内線規定を積むようにしています。 (泉電気さんをの講習を受けてから。)

仕事仲間と、防護管でVPとかVU管使っているのあるけど、

あれっていいの? が始まりでした。 検索するとみんな考えるみたいですね。

色々、検索したり、内線規定を読んでいくと色々な事がわかります。

VE管があれば、あえてVPなどを使用する必要はないのですが、

三菱電機の浴室暖房機で内径25mmの樹脂管とう記述があり、

VE巻では内径25mmの製品は存在しません。

そこで、三菱電機に確認するとVP、VU管、でも良いという事。

ん?

可とう電線管でもOKみたいです。

どういうこっちゃ? 

楽しくなってきて、色々調べてみました。

そうすると、弊社リンク先の阿部さんのサイトが出てきました。

2004年・・・・・ 8年くらい前に、色々調べられたようですね。 流石阿部さんです。

阿部さんはCD巻は露出配線をしていいのか?と思われたみたいですね。

 

内線規定3115-1に樹脂管の記述があります。

まず、 

電線管として、使用するには電気用品安全法に適合するものでないといけません。

但し、付属品のうち、金属製のボックス及び粉じん、防爆型フレクシブルスイッチングにあっては

この限りではない)

そうなると、VPとVUは電線管としては使用できないことがわかります。

ただ防護管として、使用するには。

内線規定 3105-7に書いてあります。 解釈175

合成樹脂管であれば良いようです。

ということは、 阿部さんの研究室にも書いてありますが、CD管、VU,VP管を

防護管として使う事はできるようです。

 

という事は、ケーブルであればCDであろうがVU、VPであろうが配管できるという

事になります。 電線管としてではなく、防護管という扱いになります。

(する必要は別として。)

もちろん電線管として、使用する場合は、電気用品安全法に適合するものとなります。

IVなどをシースのない電線を使用する場合、

必ず電線管を使用しなければいけないという事になります。

 

私は、VP管などは持っていないので使う事は今のところはありませんが、

面白いですね。。。。

合成樹脂管は JIS C 8411によって造られています。

PF管には、自己消化性が求められます。(PFS,PFD)

CD管には、自己消化性がありません。

合成樹脂可とう電線管工業会・・・・・こんな協会もあるんですね・・・ 

管の曲げは通常管内径の6倍なのですが、呼び22以下はこの限りではないそうです。

これは知りませんでした。 内規3110-8

そうか! VE管などのエルボ(出隅)これVE14用なんてこれで大丈夫なのかな?

なんて思っていましたが、(市販されているんだから大丈夫だと思っていましたが。)

ここに明記されているんですね。 

疑問に思って調べてもわからないとメーカーとかにすぐメールか電話をしてしまいます。

でも、わからないままは嫌なので、これからも色々調べていきます。

 

さて、その内線規定ですが、今売り切れが続出しています。。。

そうです、聞いてみれば来春に新刊がでるそうです。

追記 2011.11.20 

VPとVUは水道管です。

VU菅は排水菅

VPは給水菅です。

肉厚が違います。

VE菅は電線菅になります。 

全て塩ビ(塩化ビニル)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


4 コメント

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Unknown (かな)
2011-11-10 19:26:10
電線管と防護管,ごっちゃになってる人も多いですね。
ボクも一時期疑問に思ってました。要は使うのがケーブルか電線かってところですよね。

IVは電技上,造営材に直接固定できないので,電線管か碍子引きが必要になります。
VVFを使ってる限りは電線管に該当しないのでVPでもVUでもOKですね。

IV線は家庭ではほぼ皆無ですが,トンネルとかの公共工事なんかは今でも結構あるそうですよ。


あと,防護管としてCDで良いかPFを使うかは,その業者の考え方次第ですかね~。ボクは個人的には
法に触れるわけではないので,目につくところならPF(CDは目立つので)見えないところならCDで良いと
思ってます。でも,知り合いの工事店さんは,LANや電話などの弱電を含めて全てPF管を使用されます。
このへんがリスクとコストをどう考えるかなんでしょうね。でも,こういうこだわりも好きです。
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Unknown (増田デンキ)
2011-11-10 21:13:08
かなさん 
コメント有難うございます。
皆さんやはり疑問を持つんですね^^
なかなか、恥ずかしかったりして
聞けないなんて事もあるのかもしれませんが、
やはり、気になってしまいます。
防護管としての扱いと電線管としての
扱い面白かったです。
通常はVAケーブルですので、問題ないのでしょうけど、でも2mm2芯でアース線を
IVにした場合はどうでしょう?
アース線は電路として考えるのでしょうか?
やはりアース線の場合は、考えなくていいのかな?
でも内線規定で、確か根元から60cm以内は
防護しなくてはいけないという記述があったと思います。
PF管を使用していれば問題ないことでしょうけど、本当に面白いです。
いつも、アドバイス有難うございます。

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Unknown (阿部@アベ冷熱技研)
2011-11-19 23:12:37
増田さん、涙が出るくらい嬉しいです(T_T)
自分自身この調査を行ったこと、半分くらい忘れかけてましたから。。。(^_^;)
ちょっと気になったので一言。
VP管は水道管、VU管は排水管です。
塩ビの電線管はVE管ですよ。
調べてみないとハッキリ言えませんけど、内径が違うので、許容電流値の辺りで問題が出てくるんじゃないでしょうか?
使っていいとか悪いとかは、モラルの問題と思います。
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Unknown (増田デンキ)
2011-11-20 06:42:21
阿部さん
コメント有難う御座います。
VUとVPでは肉厚が違うんですよね。
もちろん通常VE菅しか私は使用しないのですが、(電気工事)三菱電機のお客様センターに
浴室暖房機の防護菅のサイズが備え付け説明書
の内径25mmなんて物が、電線菅に無いんですよね。そこで三菱に電話したら、VUでもVPでも使ってください・・・・・と
言われて調べたのがきっかけでした。

そうですね。私の周りには水道屋が多いので
普通にVUとかVPとか書いてしまったのですが、ブログを見ている人にはわかりづらい
場合もあるので、、追記しておきますね^^
いつも、勉強になります。
阿部さん^^有難う御座います。

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