なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

立春に父を思い出す

2020-02-04 22:05:42 | 日記
立春。キモチもなんとなくあらたまります。
   ゆうべは、巻き寿司としじみの味噌汁と小松菜のおひたしで夕ご飯でした。かんぴょうを煮るところから始めたら、すごく時間がかかって、その割には満足感がなくて…なんだかな…な感じ。豆まきを例年通りちゃんとして、やっと落ち着きました。子どものときからの習慣になっているので、やっぱり「鬼は外、福は内」は必要です。敵は自分とわかっているので、自分のなかのもやもやを追い出さないと。

  日曜日、農業公園のオーガニックマーケットに息子と行きました。美杉の坂本さんの野草茶を買うのが目的です。野草茶はわたしの前に買い占めた方がいらっしゃったとのことで売り切れ。それでは、とドクダミ茶を買いました。お茶とは別のところに、見慣れないお芋のようなものが置いてあったので、聞いてみると「アピオス」というマメ科の根菜(?)でした。カルシウムが豊富で血圧を下げる作用があるとのことでした。しょう油ときび砂糖すこしで煮たものを試食させていただきましたが、ねっとりとして豆のような里芋のような。一万円札しかなかったので買うのを遠慮しましたが、今になってちょっと興味が出てきました。
  それは、ネットでアピオスの別名が「アメリカほど芋」だと知ったからです。「ほど芋」って、昔々聞いたおぼえがあります。農蚕高校を卒業した父は、教員をしながら、家で食べる野菜をほとんど裏の畑で作っていました。「二度芋」がじゃがいも、「芋の子」が里芋、それじゃぁ「ほど芋」って何だったのかな?もしかしたら父はアピオスを作っていたのかもしれません。それがどんなものだったか、全然記憶にないけれど。ずいぶん昔から東北で栽培されていた(偶然リンゴの苗にくっついてきたらしい)との記事もみつけたので、本当にそうかもしれません。思いがけないことで、父を思い出しました。次に見かけたら、買ってみることにします。昔食べた味を、父の姿と一緒に思い出すかもしれません。

   久しぶりに池の周りを歩いてみることにしました。池にはたくさんの鴨。そちらの方に寄って行くと、わたしたちを避けるように対岸に泳いでいきます。近所の調整池にいるのと同じ鴨なのに、こちらの鴨は人見知りなのね。
   イングリッシュガーデンにも行ってみましょう。チューリップ、パンジー、ストック、が植えられていました。ウチと同じラインナップ。今はちょっとシーズンオフで、さびしい。
 チューリップ 早すぎない?

 温室には極楽鳥花が咲いていた

    農業公園をあとにして、ついでにおしゃれだけれど、ちょっと高い花苗屋さんに寄りました。
700円もの値札が69円の激安になっていた、不思議な色合いのデイジーをふたつと、黄色のチェイランサス、背が高くなるワスレナグサを二個買いました。このワスレナグサは春花壇の鉄板アイテムです。
 デイジーの花が大きい
   
    作り始めた二月の壁面ディスプレイ。とりあえず水仙を貼ることにしました。最初、深い緑の色画用紙に展開しようと考えていましたが、なんだか暗いので、サーモンピンクに替えることにしました。もやもやした色合いですが優しい感じです。
 これだと和風

 雰囲気が変わる
    水仙の葉も切り出して、周りのぐるりを水仙でかこむように貼りました。さて、真ん中はどうするかな。黄緑色の北欧のデザインみたいになった花はふきのとうです。そうは見えないけれど、まぁいいや。父の畑の土手に、春になると出てきたふきのとうは、春の使者として欠かせないものだもの。
    アイディアがどうも子どものころの思い出に頼りがちだなぁと常々思っていたけれど、それはそれでいいのだと、石井桃子さんやレイチェル・カーソンさんが言っている(?)ので、いいことにしましょう。そう考えると、確かにわたしは、子ども時代に父の畑で遊んだり、野山や川で遊んだりしたことが、今の自分を支えているような気がしてならないのです。

    

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