なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

長い長い旅を前に

2019-08-01 14:15:21 | 日記
   岩手への旅は8月3日出発となりました。とりあえずホテルを押さえることから始めて、おみやげの買い物、新幹線のチケット…と、行かざるを得ない状況に、少しずつ自分を追い込んできました。どうしてこんなに、おっくうなのでしょう。無理がきかないお年頃に差し掛かり、自分の体力(と気力)に自信が持てなくなっているのだと思います。イベントを前にすると眠れなくなる癖もあり、おまけに急激にやってきた夏の暑さもあって、旅を前にかなりヘロヘロです。

 黄色のカンナ咲く

   それでも行きましょう。行けばなんとかなるでしょう。夫は今晩、一足先に、車で東北の旅に出かけます。山形まで行って酒田のお友達に会い、芭蕉さんの足跡をたどり象潟まで行くとのことです。1泊は車中泊するようです。わたしはそんな強行軍は無理なので、新幹線でぴゅーっと行って、岩手の一関で夫と落ち合うことにしました。

 岩手県一関市東山町の「石と賢治のミュージアム」

   今日は夫の車に乗せるわたしの荷物を用意して、JRの乗車券を買いに行って、本屋さんで旅のお供(7時間あるからね)の文庫本を買いました。恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」にしました。手に入れたのは「上」だけだけれど、あっという間に読み切ってしまう予感。(ここまでは7月31日)
 ミュージアムには一昨年訪れたのです

   (8月1日)8月になりました。どんなに睡眠不足でも、朝5時には起こされます。夏っていつもこうだけれど今年は特にすごい。わたしの睡眠をさらに妨げるもの、それは庭のウラジロガシに集まるアブラゼミの大合唱です。梅雨明けが遅かったせいもあって、暑くなってからの彼らの熱量がすごいです。窓を開けていると、ウワンウワンうなるような大音量の鳴き声が聞こえてめまいがするようです。ご近所にご迷惑で、なんだかウチのセミが申し訳ありません…と言って回りたい感じです。
   はたして、ウチのセミなのか?ウチのペットではないけれど、たぶん生まれたのはウチの敷地内でしょう。穴がポコポコ開いているし、梅の木が「ヌケガラの木」といった様相で、たくさんのセミの抜け殻をぶら下げています。息子は毎朝の騒音を嘆くわたしに「すぐ死んじゃうわけだから大目に見てあげて」と言いますが、「一匹一匹はそうだけれど次から次と生まれてくるんだよー」と、薄情なわたしはそう言って、木に向かってホースで水を撒いているのです(蛙の面になんとやら 恋するセミにホースの水)。
 みんなウチ出身?

    虫のお話が続きますが、玄関前の花壇で生まれたばかりのカマキリくんを見つけました。小さい小さいカマキリりゅうじ。先週の台風が上陸する前にサポナリアの葉の下に身をひそめていました。
 頭を下に 保護色でわかりにくい

 おう夏だぜ
   
    台風が去って、カマキリりゅうじはどうなったかなと探してみたところ、姿が見えず、そのかわりに脱皮した皮を見つけました。カマキリって脱皮するのかぁ?初めて知りました。すこし大きくなったであろうカマキリりゅうじには会えていないけれど、ウチの庭のどこかでがんばっているでしょう。(あー、でもカナヘビもトカゲもたくさんいるからなぁ)

                     がんばれ カマキリりゅうじ
  ヘロヘロだけれど、木曜日の今日は、リーダーさんだからがんばってヨガに行ってきました。家に帰ってくると、やっと夫から連絡がきました。今から、山形県に入るということでした。今日は酒田、明日は瀬見温泉というところに宿をとったとのことです。芭蕉さんと宮澤賢治さんを研究(?)している夫は東北を旅するにもテーマがあっていいな。
    わたしはひたすら、家のことと親戚やお寺さんへのご挨拶回りのことだけで頭がいっぱい。岩手の故郷の町に帰っても、懐かしさはあるけれど、大抵はなんとも言えない寂しさや切なさでしょんぼりするのです。でも、妹が、一昨年みんなで帰省した際に訪れた「石と賢治のミュージアム」にまた行きたいと言うので、行ってみてもいいかなと考えています。妹は鉱石が好きなんだそうです。(知らなかった)わたしたちにとって、帰る家はないけれど、「石と賢治のミュージアム」が、実家の代わりに「この町に帰ってきたな」と思える場所になるのなら、これから何度も訪れてもいいかもしれません。
 ここの近くの駅を通学で使っていて、それも懐かしい
    
    

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