濃ければいいってもんじゃない

　　　　　あまりぱっとしない週末。
　　　土曜日は、夫が前日からここ最近ではナンバーワンレベルのご機嫌の良さで待ち望んだ、名松線
　　　の再開イベントがあり、一番列車に乗りに朝七時から出かけて行きました。夫だけ。

　　　ちょっと皮肉めいたことを言ってもハハハと笑い飛ばすご機嫌さんモードで、こちらがたじろぐ
　　　ほどでした。

　　　それが、帰ってきてからテンションが急降下。日曜日の朝もなにかしょんぼりした感じになって
　　　しまいました。祭りのあとのさびしさが押し寄せてきたみたい。

　　　　昼から、その名松線が走る美杉村へでかけてきました。今日は二人で。
　　　でも目的は名松線ではなくて、美杉村の薄墨桜です。夫はこの桜のものすごいファンで、咲く前
　　　から行ってみるほど、楽しみにしていました。
　　　昨日も車窓から見たはずですが、今日で何回通ったのでしょう。
　　　わたしの写真ではあまり美しさがわかりません。
お茶畑の中に一本あります。
イベントの片付けで軽トラが止まってて…

　　　　遠くから見ても、緑の中に、はっとするほど美しくその姿があります。
　　　人が押し寄せるということがなく、来る人は静かに見上げているだけというのもいいですね。

　　　　帰りに、有機農法の農場の無人販売所へに立ち寄りました。
　　　時間が遅かったので野菜はあまりなく、1パック400円（！）の卵と大根と甘夏1個だけ買いまし
　　　た。この卵、黄身の色が濃いかと思いきや、とても薄いのです。びっくりするほど。
　　　でも味は…、深いのですよ。

　　　黄身の色の濃さに惑わされてはいけませんね。
　　
　　　　そういえば帰り道でもう1か所寄った、イングリッシュガーデンが素敵な場所があるのですが、
　　　白い花にこだわって作られていたコーナーが、色とりどりのものに変わってしまっていて、ちょ
　　　っとがっかりしました。

　　　　そこだけ、緑の中ではっとする、美しい白のコーナーだったのに。