なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

散歩のルートを変えた理由

2022-04-13 16:12:19 | 日記
朝の散歩のルートを一部変更しました。おじちゃんたちがグランドゴルフをする小さな公園から田んぼの一本道をまっすぐ歩いて、古い大きな農家が並ぶ集落を抜け、小学校の前を通り森ゾーンの池を見渡してひと息ついて帰って来る。これが昨年の六月から夏、秋、冬と歩いた散歩コースでした。

冬枯れの景色のなかにも、いろいろな野の草の息吹が感じられてわくわくして迎えた春なのです。
田んぼの畔にヒメオドリコソウ、ホトケノザ、そしてシロツメクサが咲きだして、タンポポの黄色が明るい陽ざしに輝きだした絶好の散歩シーズンだったはず。


サルトリイバラの花をはじめて見た

それが、田んぼに水が入ってツバメがついーっと飛び始めた先週の土曜日の朝、異変に気がつきました。大好きなシロツメクサの畦道が茶色く変色している!タンポポもしおれている。いつも真ん中で振り返って山なみを眺め、マスクをはずして深呼吸していた一本道が、除草剤を撒かれて無惨な様子になってしまいました。やっと春になって野の草花も虫たちも動き始めたところなのに。
思った以上にがっかりしている自分がいます。それから、年をとったせいか、なんだかいろんなことに怒っています。田んぼにも除草剤が入るでしょう、こどもも散歩のわんこも通るでしょう、撒いたところでまた生えるでしょう。虫や鳥やもっと小さないきものはどうなる。管理上一番手がかからない方法なのかもしれませんが、痛手が大きいなと思います。
がっかりするし、通るだけでなんとなく息苦しいので、散歩のルートから田んぼの道をはずしたわけでした。


古い農家のある集落にはレンゲが咲いている田んぼもあります。ここへ来るとかなりほっとします。レンゲも大好き。富士山の麓の町で学生時代を過ごし、無人駅を降りてレンゲ畑の畦道を歩いて大学に通いました。一面のピンクは春の風景そのものなのです。


さて、タンポポを作る参考に、畦道を下を向いて歩いていたのは二週間前のこと。図書室に貼るタンポポがふたつ完成しました。スペースがあったので、テントウムシも作ってしまいました。明日持って行く予定です。今の小学生は虫どころか野の草を触れない子も多いとのこと。気持ち悪くて触れないんじゃなくて、そのへんの草が薬剤がかかっていて危険だから触ってはいけないということもあるのだろうなと思いました。


急に暖かくなってチューリップが一気に咲きだしました。いつものピンクコレクションはいつもどおりかわいい。


キンギョソウが復活して、ロマンチックなふりふりコーナーになっています。自分はふりふりやひらひらを身につけることはないので、こんなところでオトメゴコロを満足させているのでしょうか。


カエルの王子さまにも出会えましたよ。ナメクジを食べるということなのでお友だちも連れてきてほしい。


苦手な方はごめんなさい。カナヘビくんが日光浴しています。なんにも撒かないウチの庭にはいろんないきものがたくさんいます。


最後に、とある場所のアトリエの小径に咲くニリンソウを。毎年桜の季節になるとこの花に会いたくなります。こっそりこちらを訪れて、小径の入口でこの可憐な花を見せていただいて、うっとりとため息をついて、即帰っています。(ごめんなさい)


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4 コメント

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なんかカールさんへ (はるのん2号)
2022-04-15 09:18:09
なんかカールさんのブログを読んでいると
いろんなことが思い起こされます・・・♡

私も小さい頃に祖母の家の近所の田んぼに、いっぱいのレンゲソウが咲いていて、時間の過ぎるのを忘れて摘んだり、学校帰りにつくしがいっぱい生えているところがあって、これまた時間を忘れて摘みまくったことを思い出しました♡
私はなんか “時間を忘れ”られるのが好きというか、幸せを感じるんだなと思い至りました(^^)/

大学に入ったばかりの頃、図書館の脇に大きなクスノキがあったんですけど、開いた窓から爽やかな風とともに、そのクスノキの花?の香りが青っぽいというか柑橘っぽいというか(結局は樟脳の香り?)にうっとりしたことを思い出しました(^^)/

それからカエルさん・・・私もなぜかカエルの王子様や、おやゆび姫のカエルが印象に残っていて・・・なぜか嫌われ者なのに、触るのはちょっと苦手なのに、気になる存在です(>_<);

タンポポのたくさんの花びら1枚1枚がていねいにカールされていて、ステキです♡
私はこちらに来てからハハコグサが好きになりました♡
1枚目のお写真の花は、なんというなまえですか?
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はるのん2号さんへ (なんかカール)
2022-04-15 16:29:45
香りが過去の記憶を呼び起こすことってありますよね。楠の香りが学生時代の思い出の香りだなんて、ステキです。五月のキャンパスの窓辺の情景が浮かんでくるようです。

子どもの頃は、時間を忘れて夢中になれることが多かったですね。わたしは意味もなく友だちと畑に深い穴を掘り続けたことがあります。そんなことが愉快な思い出として、今の自分の支えになっていたりすることに気がつきます。

アンデルセン物語を読んで育った(と勝手に決めている)わたしたちにとって、カエルはたしかに「気になる」存在です。今は年々親しみが増すウチの庭の仲間です。

はるのん2号さんと共通の思い出がいろいろありそうでうれしいです💛

そうそう、お花の名前はスパラキシスです。白と赤がありますが、白のほうが強くて球根でよく増えます😊
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なんかカールさんへ (はるのん2号)
2022-04-15 17:51:06
さっそく教えていただいて、ありがとうございます♡
スパラキシス・・・ですね、球根なんですね!
黄色のボカシ具合が、爽やかだなぁ~♡

これも小学生の頃、オトナたちが、どこそこの飼い犬が田んぼのあぜ道の草を食べたら、農薬がかかっていたらしく、死んでしまった・・・という話をしているのを聞いて以来、農薬ってコワイんだなぁと刷り込まれました(>_<);
せっかくの、それもこれからが楽しみな散歩道が、残念ですね・・・
ここらへんでもホントに無邪気に「雑草大変やろ、薬撒いたろか」と、親切に?声をかけてくださいます(>_<);
まわりまわって、人間にも降りかかってきますよねぇ、きっと!プンプン!

アンデルセン童話・・・ホントによく読んだんですねぇ。キャラクターとして、良い生き物と嫌われ者の生き物に分けて描いてあったんですよね・・・
でも、田んぼのカエルの大合唱はなぜか好きで、うるさいなぁとは思いつつも、「ガンバレ~!」って思って、一緒に紛れてゲコゲコ云ってみたりするとユカイだったりします⁈
こんなこと打ち明けたの、なんかカールさんがハジメテです、恥ずかし~っ(>_<);
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はるのん2号さんへ (なんかカール)
2022-04-15 20:22:13
はるのん2号さんとここでおしゃべりできて楽しいです!
わたしの父がまったく農薬を使わずに畑で野菜を育てていて、それを食べて育ち、その畑で小さないきものを見ながら遊んでいました。昔はそれが当たり前だと思っていましたが、実はとてもぜいたくなことだったんですね。でも、そういう環境を残していかないといけないような気がします。
カエルも鳴かない田んぼなんて怖すぎますよね。物語も生まれませんよね。
はるのん2号さんにコメントいただいて、あらためて考えることも多いです。いつもありがとうございます😊
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