新年を迎えて

　　丸3日家を空けただけなのに、戻ってみると、家の空気も床もしんしんと冷え切っていました。ストーブつけてもなかなか温まらない。年末に作って冷凍しておいたロールキャベツを、大きな鍋に凍ったままドサッと入れて、ストーブにかけておきました。これは、今日の夕ご飯にする予定。お正月の間、大阪の、夫の実家ではけっこう台所に立っていたので、今日はこれで済ませましょう。

　　　お風呂に入れる自家製ハーブの香りもしてきて（息子が沸かしてもうお風呂に入ってる）、やっとウチが蘇ってきた感じ。相変わらずゴチャゴチャしているけれど、いつものウチのにおいがしたり、庭のヒヨドリの声を聴いたりしていたら、変な緊張や興奮（？）が次第におさまってきたようです。

　種を植えたら育ったアボガド

　　　大阪には、黒豆、田作り、五目豆、ポテサラ、ドライカレーと、家にある食材もフル活用して、作れるものは作って持って行きました。あとは持参した野菜を使って簡単なものを用意したし、三日間それなりにがんばったつもり。年末からずっと料理をし続け、変な興奮状態で年末年始を過ごしてきたのです。
　　　オカーサンとの生活も、お互いに気をつかって、表面には出ないぐらいのキンチョー感のなか、平和に上手く乗り切ったつもり。だったんだけど、どうもオカーサンは、帰る頃、一人になる寂しさからか、夫にだけ、いじけたことを言ったみたいです。それを帰りの車の中で聞いて、わたしが何か気にさわることを言ったのかな…と心配になって落ち着かなくなりました。わたしなりにがんばったのに、そのひと言で、徒労に終わったような気持ちになり、がっかりしてしまいました。何十年経っても、オカーサンとの関係は難しいです。気にしすぎかもしれないけれど。今年の目標は、「やるだけやったら、気にしない。考え過ぎない。」ことにしようかな。

　グリンピース　今はこのぐらい

　　　夫も息子も、ウチに帰ってきたら、開放感からかなんだか陽気になった。弟くん一家にチャンネル権があって、お笑い番組を延々とつきあって見ていたり、きれい好きで倹約家のオカーサンの流儀に合わせて、ズボンをはき替えたり、便座の温めスイッチを切ったり。それなりにみんな日常生活より制限された生活を強いられていたわけなので、いつものダラダラしているけれど、ココチよい生活に戻れて嬉しいみたい。それぞれの好みやこだわりの違いは、理解はしても、それに合わせるのにはけっこうな努力がいるものです。明日から、また、質素だけれどわたしたちにとってのココロ豊かな暮らし（昔のクーネルの方針みたいだな）をめざして、生活していこう。他所の人にとってはしょーもないことでも、それができることが、みんな嬉しいのでしょう。
　　　
　　　というわけで、新年早々のぼやきと、ささやかな抱負でした。