ひさしぶりの美術館へ

今日はこの冬一番の寒さでした。それでもがんばって朝の散歩に行って、一時間弱歩いてきました。おひさまが顔を出すか出さないかのころ東に向かって歩いているのですが、すこしずつ日が昇るのが遅くなっているのがわかりました。冬至を境にまたすこしずつ早くなるのでしょう。そうなるとわかっていてもなんだか不思議です。


この辺りの雑木などを朝早くから整理されているご夫婦がいます。湿地にも分け入り大変な作業を熱心に続けてみえました。そのおかげで見晴らしがよくなった池。冬になって鴨たちが訪れるようになり、わたしも毎朝立ち止まって眺めています。一昨日などは、朝陽を浴びて金色にみえる枯葉がハラハラと池に落ちて、とてもきれいでした。


何度か虹にも出会います。このときの虹は大きな二重の虹で、田んぼの一本道を一人で歩いているときに見たので、ひとりじめしているようでした。

先週の日曜日、本当にひさしぶりに美術館に行きました。夫といっしょに出かけました。


杉浦非水さんは日本におけるモダンデザインの草分けといわれる方。ポスターや本の装丁、たばこのパッケージのデザインなどでもたくさんの作品を残しています。ある程度古めいたものが展示されるのかな…と思いながら行きましたが、会場に入ると、それぞれがとてもきれいなまま残っていることに驚きました。デザインがモダンで色合いが鮮やかなので、あまり古さを感じさせないのかもしれません。ひとつひとつがとても素敵でした。


左の象さんはわかりにくいのですが鼻にカルピスのビンを下げているのです。カルピスのポスターの象さんと地下鉄のポスターの男の子が出迎えてくれました。


アールヌーボーぽいステンドグラスのデザインがシールになっていた


ひさしぶりにとても楽しい時間を過ごしました。こういう時間がすこしもどってきたのだなぁ。

気がついてみると今年もあともう二週間なのです。どうしましょう。とりあえず年賀状を作らなければ。あわてて絵本の「おちゃのじかんにきたとら」のとらを描いてみました。

あわてて版木に写し彫り始めてみましたが、線が細かくて時間がかかりそうです。ちょっとくじけそう。また肩がバリバリになって他の年末にするべきことがおろそかになる予感…。



ウチの庭に日本水仙が咲き始めました。時期になるとちゃんと咲いて、季節がめぐっていることを教えてくれます。


クリスマスローズも今年はつぼみがたくさんつきました（実際はこの写真の五倍ぐらいついています）。お誕生日のお祝いに二年前にお友だちの皆さんからいただいた大事なクリスマスローズなので、とてもうれしい。