昨日は大阪の実家から帰る夫と待ちあわせて、奈良へ行きました。名張まで特急、そこから急行に乗り換えて桜井まで行きました。いつも特急でびゅーんと通り越して行く、知らないところをトコトコとそれも一人で乗って行くなんて、旅人みたいで少し新鮮でした。桜井で夫と一緒になって、そこからJRで奈良へ向かいました。奈良の目的地は奈良国立博物館です。
俵が飛んでいる
国宝の信貴山縁起絵巻の全三巻が公開されています。一、「山崎長者巻」(879.8cm)二、「延喜加持巻」(1285.4cm)三、「尼公巻」(1423cm)が会場いっぱいに展示されていて、物語をすべて観ることができます。命蓮上人の不思議な力で米俵を詰めた蔵が鉢に乗って飛んだり(一)、剣をまとう童子が現れたり
(二)、東大寺の大仏様が描かれていたり(三)、有名な場面はやはり印象的でした。
特に、護法童子が剣の鎧をなびかせて、金輪を転がしながら(?)やって来る躍動感と、天皇のもとに着いたときにはヒューンという感じで金輪の上に乗って静止している姿が、静と動の対比になっていていて、すごいなと思いました。この乗り物(?)なんだかとても未来的。
他にも、登場する人々の表情がとても豊かだし、庶民の暮らしも細かく描写されて、観ていて本当に飽きません。「尼公巻」で猫ちゃんも一匹発見しましたよ。この猫は日本最古の「絵に描かれた猫」なんだそうです。尼公が弟の命蓮上人に再会できるようにと、東大寺で一晩中お祈りする場面では、その一つのシーンに尼公のさまざまな姿を描いて、時間の経過を表わしていました。現代の映像でも使われている表現方法ですよね。平安時代にこんな技術があったなんてすばらしいです。
国立博物館のTwitterより
昨日行ったのは博物館だけでしたが、楽しく濃い時間を過ごすことができて良かったです。
奈良公園の鹿さんたち、観光客に鹿せんべいをもらいすぎたのでしょう。小さい子どもが差し出しても見向きもしなくて、もういりません、かまわないでという感じで座っていました。ゴールデンウイークは鹿さんたちも大変ですね。
あ、そうそう、今までお昼は博物館のレストランで食べていましたが、昨日は柿の葉寿司のお店に入ってみました。前をよく通っていましたが、中で食事ができるなんて知らなかった。にゅうめんと柿の葉寿司のセットを頼みました。筍やセリなど春の野菜の天ぷらとアサリのゴマ風味の和え物も付いていて、おいしかったです。柿の葉寿司の葉っぱを「すみませーん、これ取って食べるんですか」と訊いているお客さんがいてビックリ。桜餅みたいに一緒に食べたら、ごわごわでおいしくないでしょう。「こんなこと訊いちゃったね」とあとで笑い話になって、それも旅の思い出になるのでしょうね。すごくおかしかったけど。
俵が飛んでいる
国宝の信貴山縁起絵巻の全三巻が公開されています。一、「山崎長者巻」(879.8cm)二、「延喜加持巻」(1285.4cm)三、「尼公巻」(1423cm)が会場いっぱいに展示されていて、物語をすべて観ることができます。命蓮上人の不思議な力で米俵を詰めた蔵が鉢に乗って飛んだり(一)、剣をまとう童子が現れたり
(二)、東大寺の大仏様が描かれていたり(三)、有名な場面はやはり印象的でした。
特に、護法童子が剣の鎧をなびかせて、金輪を転がしながら(?)やって来る躍動感と、天皇のもとに着いたときにはヒューンという感じで金輪の上に乗って静止している姿が、静と動の対比になっていていて、すごいなと思いました。この乗り物(?)なんだかとても未来的。
他にも、登場する人々の表情がとても豊かだし、庶民の暮らしも細かく描写されて、観ていて本当に飽きません。「尼公巻」で猫ちゃんも一匹発見しましたよ。この猫は日本最古の「絵に描かれた猫」なんだそうです。尼公が弟の命蓮上人に再会できるようにと、東大寺で一晩中お祈りする場面では、その一つのシーンに尼公のさまざまな姿を描いて、時間の経過を表わしていました。現代の映像でも使われている表現方法ですよね。平安時代にこんな技術があったなんてすばらしいです。
国立博物館のTwitterより
昨日行ったのは博物館だけでしたが、楽しく濃い時間を過ごすことができて良かったです。
奈良公園の鹿さんたち、観光客に鹿せんべいをもらいすぎたのでしょう。小さい子どもが差し出しても見向きもしなくて、もういりません、かまわないでという感じで座っていました。ゴールデンウイークは鹿さんたちも大変ですね。
あ、そうそう、今までお昼は博物館のレストランで食べていましたが、昨日は柿の葉寿司のお店に入ってみました。前をよく通っていましたが、中で食事ができるなんて知らなかった。にゅうめんと柿の葉寿司のセットを頼みました。筍やセリなど春の野菜の天ぷらとアサリのゴマ風味の和え物も付いていて、おいしかったです。柿の葉寿司の葉っぱを「すみませーん、これ取って食べるんですか」と訊いているお客さんがいてビックリ。桜餅みたいに一緒に食べたら、ごわごわでおいしくないでしょう。「こんなこと訊いちゃったね」とあとで笑い話になって、それも旅の思い出になるのでしょうね。すごくおかしかったけど。