宝さがし。小石に混じって光るもの。

　　　　　寒波襲来。ゆうべは雪がどれだけ降るかな、と思いながら、何度も目を覚まして
　　破れた障子の隙間から外をうかがいました。朝５時にも雪の気配はなく、満月（99％）
　　がまだ真っ暗な西の空に煌々と輝いていました。
　　　外のメダカ鉢に氷が張って、ビオラは霜でしおしおに。でも今はおひさまが照ってい
　　るので明るい朝です。

　　　昨日は、息子も入れて三人で海辺の温泉までドライブしてきました。息子はめったに
　　一緒に出かけることはないのですが、この温泉にはついてきます。
　　すぐそばに古里海岸という海水浴場があって、海を眺めることができるので、そのせいの
　　ようです。

　　「せんぱいの店」のお弁当を食べて、海岸へ行って、お風呂に入るといういつものパター
　　ン。夫は温泉で、息子に背中をこすってもらうのが嬉しいらしいです。
　
　　　冷たい風がピューピュー吹くのに、大人が三人、海岸へ行って何をするかというと……
　　探すのです。波が打ち寄せる小石の浜を石に足をとられながら、ちょっとした宝物を。

　　　それは、青く光るシーグラス。波に洗われ、角がとれて丸くなった小さなガラスのかけら。
　　この海岸で少し拾っては、メダカの水槽に入れています。
　　一生懸命探すのは、たいてい息子とわたしで、夫は遠くの沖に見える軍艦のような島の写真
　　を撮ったりしています。

　　　息子は一才から小学校一年生まで、きれいな海の近くで、波が小石を巻き上げる音を聞き
　　ながら育ったので、海が気持ちのヨリドコロみたいなところがあり、たまにこうして海を眺
　　め、波の音を聞くと落ち着くようです。

　　　帰りは、大内山ミルクランドへ寄り、ソフトクリームを食べて、我が家の古里温泉ツアーの
　　フルコース制覇となりました。ここのソフトクリームは、ソフトクリーム好きのわたしの一番
　　のおすすめです。

　　　海岸で冷えて、温泉であったまって、ソフトクリームでまた冷えて…。

　　　収かくはこんな感じ。シーグラス少しと、いろんな小石。